『SCRAPPER/スクラッパー』12年ぶりに再会する父娘の不器用で愛おしい姿を捉えた予告編解禁 ―7/5公開

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映画『SCRAPPER/スクラッパー』が、7月5日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開される。

カラフルなビジュアルセンスと優しくもエモーショナルな親子のドラマが評判を呼び、サンダンス映画祭2023ワールドシネマドラマ部門にて審査員大賞を受賞した本作。英国アカデミー賞2024では『関心領域』『哀れなるものたち』『ナポレオン』と共に英国作品賞にノミネートを果たし、米アカデミー賞の前哨戦の一つであるナショナル・ボード・オブ・レビューではインディペンデント映画トップ10にも選出された。

監督は、マイケル・ファスベンダーの制作会社DMCフィルムズに才能を見出され、本作が長編デビューとなるシャーロット・リーガン。10代の頃からMVの監督を務め、これまでに200本以上の作品を手掛けてきた。

主演のジョージー役にはローラ・キャンベル。本作でスクリーンデビューを果たし、たくましさと可憐さが共存した絶妙な演技で多くの映画人の心を奪い、英国インディペンデント映画賞ほか複数の俳優賞にノミネートされた。さらに、一人娘のジョージーと親子関係を構築しようとする不器用な父親ジェイソンに扮するのは、『逆転のトライアングル』『アイアンクロー』のハリス・ディキンソン

またこの度、小川未祐がナレーションを務めた予告映像が解禁。母を亡くし、ひとりぼっちになった12歳の少女ジョージー。ロンドン郊外のアパートで独り暮らしをするジョージーは、親友のアリ(アリ・ウズン)と自転車を盗んでは転売して日銭を稼ぎながらたくましく生きていた。その一方で、母が遺したホームビデオを再生して孤独と哀しみを耐え忍ぶ日々。そんなジョージーのもとに突然、行方知れずだった父親、ジェイソンが現れる。「母親を亡くしたお前に会いに来た」と言うジェイソンだが、「12年間一度も会いに来なかったくせに」と複雑な気持ちのジョージー。お互い別々に過ごした年月を埋めるように、ぎこちないながらも共に時間を紡いでいく、愛おしいふたりの姿が映し出されている。

併せてポスタービジュアルも解禁。フィルムカメラで撮られたようなどこか懐かしい仕上がりで、戸惑うような表情が垣間見える不器用ながらも繋がろうとする二人を捉えた、あたたかくポップなビジュアルが完成した。

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小川未祐(予告編ナレーション)コメント

色彩に満ちたスクリーンのなか、大人と子供の狭間にいるようなふたり。その横顔はいつもどこか儚く、強い瞳の奥には優しさと揺らぎが映る。その姿はあまりに美しく、親子そのものでした。
きっと彼らは最高のパートナーとして、生きていくのでしょう。

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