『正欲』Vaundyの主題歌入り本予告解禁!稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗らキャスト陣の新シーンも

正欲

朝井リョウによる小説を、監督・岸善幸、脚本・港岳彦、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香出演で映画化した『正欲』(11月10日(金)公開)より、Vaundyが歌う主題歌入りの本予告が解禁された。

原作は、2009年「桐島、部活やめるってよ」で第22回小説すばる新人賞を受賞、2013年「何者」では直木賞を受賞した朝井が、作家生活10周年で書き上げた渾身の一作。自身が「小説家としても一人の人間としても、明らかに大きなターニングポイントとなる作品です」と語る、第34回柴田錬三郎賞作。

解禁された映像では、主要キャラクターとなる5人の新たなシーンを含む60秒の予告が展開されている。正義で世界を測る検事の啓喜(稲垣)は、「社会の“バグ”は本当にいるの。悪魔みたいなやつがいるんだよ!」と激昂したかと思えば、かすかな笑みを湛え静かに空を見上げる場面も登場し、どんな役柄なのか期待が高まる。

大学生の八重子(東野)は、自分が落としたプリントを拾ってくれた見知らぬ男性と手が触れ合った瞬間、怯えるようにその手を引っ込める。同じ大学に通う大也(佐藤)は、内に秘めた感情を吐き出すかのような激しいダンスを披露。まるで何かに心をとらわれているかのような、若い彼らの動向にも注目だ。

ある秘密を抱える夏月(新垣)は、なぜか着衣のままプールに浮かび、そんな夏月と秘密を共有する中学時代の同級生・佳道(磯村)は「この世界で生きていくために、手を組みませんか?」と彼女の目を見て語りかける。「それでも私たちが、抱えている欲望はあっていいものだと思いたい」と語り、ぎこちなくも優しく佳道を抱きしめる夏月。そして、映し出されるタイトル『正欲』。その言葉の意図するものとは?交差した彼らの人生はその後どこに向かうのか。

物語が進むにつれ、別の場所でそれぞれの人生を歩んできた彼らの関係は、少しずつ交わっていく。どうしたって降りられないこの世界で、生き延びるために大切なものを、強い衝撃や深い感動とともに提示する。

そんな印象的なシーンの数々が展開される予告映像に流れるのは、Vaundyが歌う主題歌「呼吸のように」。自身初の映画主題歌となった本楽曲は、書き溜めた未発表の曲から、映画の世界観に合うものをVaundyが選び提供した重要な一曲。かけがえのない人とのつながりを表現した「これが愛であって欲しい と言うのが君であって欲しい」という歌詞が、映画に深い余韻を響かせる。

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