『ソウルの春』メイキング映像解禁 ファン・ジョンミンやチョン・ウソン、チョン・ヘインらの撮影の舞台裏

ソウルの春
チョン・ヘイン、キム・ソンス監督

公開中の映画『ソウルの春』より、撮影の舞台裏をとらえたメイキング映像が解禁された。

今日「粛軍クーデター」「12.12軍事反乱」などとも言われる韓国民主主義の存亡を揺るがした実際の事件を基に、一部フィクションを交えながら描かれる本作は、韓国で2023年の年間観客動員数第1位を記録。監督は、『アシュラ』などで知られるキム・ソンス。同作でもタッグを組んだファン・ジョンミンとチョン・ウソンを再び主演に迎え、第60回百想芸術大賞にて、映画部門の大賞(キム・ソンス監督)、作品賞、男性最優秀演技賞(ファン・ジョンミン)の3冠を獲得した。

キム・ソンス監督のこだわりで、本作は台詞のある役柄だけでもおよそ60人。その人物は反乱軍か、あるいは鎮圧軍か。またクーデター当日における彼らの動きと役割とは何だったのか。大勢の登場人物たちが、それぞれの選択で動く激動の9時間をダイナミックかつ鮮明に映し出すため、監督やイ・モゲ撮影監督らスタッフは、現場において各シーンのリハーサルを入念に行った。

今回解禁された映像には、俳優たちも反乱軍、鎮圧軍それぞれの役割で軍服をまとい撮影に臨む中、撮影の合間には笑顔で言葉を交わしたり、自分の兵役時の話をする姿が。

またキム・ソンス監督や助監督が、チョン・ヘインに対し「(チョン・ヘインが出演したドラマ)『D.P.(D.P. -脱走兵追跡官-)』のファンだ」とアピールし合う一幕も収められている。

また劇中、数々の戦闘を余儀なくされる鎮圧軍側の軍人たちの撮影風景を紹介し、拉致される場面で身体を張るイ・ソンミンや、キム・ソンス監督自ら銃の動作を演出する様子、2日にわたって撮影されたクライマックスシーンなど大規模撮影の舞台裏なども映し出される。

反乱軍側は、ファン・ジョンミンやアン・ネサンらベテラン俳優たちが現場を盛り上げ、また随所でキム・ソンス監督が現場のエキストラを含め、全てのキャストたちに気遣う場面もあり、スタッフ・キャストが一丸となって、本作の撮影に挑んだ様子が垣間見える映像となっている。

キム・ソンス監督、ファン・ジョンミン

ストーリー
1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。

『ソウルの春』
出演:ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン、パク・ヘジュン、キム・ソンギュン、チョン・マンシク、チョン・ヘイン、イ・ジュニョク
監督:キム・ソンス
脚本:ホン・ウォンチャン、イ・ヨンジュン、キム・ソンス
2023年/韓国/韓国語/142分/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:福留友子/字幕監修:秋月望
原題:서울의 봄(英題:12.12:THE DAY)/G
配給:クロックワークス
(C) 2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.

公式サイト:https://klockworx-asia.com/seoul/
公式X:@19791212theday

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