カナダで最も有名な画家モード・ルイスと夫エベレットの夫婦の絆を描き、世界の映画祭で観客賞を受賞した感動作「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」(3月3日(土)公開)より、モード・ルイスの絵がついに世に認められる瞬間、テレビ取材をされるモードとエベレットの本編映像が解禁された。
孤独だった2人が運命的な出会いを経て、夫婦の絆を深めながら慎ましく過ごす中、彼女の絵がすこしずつ有名になり、ついにモードの家にテレビ取材がやってくる。素朴ながら愛らしい絵が世の中に認められ、彼女が有名になっていくにつれ、夫婦の関係も少しずつ変わり始める。孤独な二人にとって有名になることは喜ばしいことなのか、それとも…。
アシュリング・ウォルシュ監督 コメント
モードは成功してもライフスタイルを変えなかった。
「実際のモードは、中流階級の良い家庭の出身だったんです。でも、エベレットに会うまで彼女の人生は大変でした。学校ではいじめられ、通りではやじられ、母親が勉強を教えていました。なので、エベレットとの孤立した生活は、絵が描けるのであれば、彼女にはなんの問題ではなかったんでしょう。もちろん冬は凍えただろし、あの家に住み続けるのは大変だったと思う。でも、彼女はトライし続けたのよ。それが人を惹きつけたの。モードはテレビで取材をされ、絵が売れてもライフスタイルを変えなかったわ。人生で幸せになったり、何かを達成したりするには、多くは必要ではないということ。」
「絵筆を手にしながら、あなたと暮すのが私の幸せ」
カナダで最も有名な画家モード・ルイスが教えてくれる、人生で大切な喜びとは――
小さな港町で、カナダの美しい四季と動物を色鮮やかに素朴で愛らしい絵を描き続けた画家のモード・ルイスと、不器用ながらもモードを献身的にサポートした夫のエベレット。はじめは孤独だった2人が運命的な出会いを経て、夫婦の絆と慎ましくも確かな美しい色にあふれた幸せな日々を手に入れた、感動の実話がついに映画化。
ストーリー
カナダ東部の小さな町で叔母と暮らすモード(サリー・ホーキンス)は、絵を描くことと自由を愛していた。ある日、町の商店で買い物中のモードは、家政婦募集の広告を貼り出した男に興味を持つ。男は町はずれで暮らし、魚の行商を営むエベレット(イーサン・ホーク)。モードは束縛の厳しい叔母から逃げるため、住み込みの家政婦になろうと決意。彼が1人で暮らす小屋のドアをノックした。
子供の頃から重いリウマチを患い、一族から厄介者扱いされてきたモード。孤児院で育ち、学もなく、生きるのに精一杯だったエベレット。そんなはみ出し者同士の同居生活はトラブル続きだった。しかし、モードがこしらえた熱々のチキンシチューを口にして、エベレットは孤独だった心が温まるのを感じる。やがて2人は互いを認めあい、結婚することに。
そんな時、顧客のサンドラがエベレットに会いに訪れる。ニューヨークから避暑に来ている彼女は、モードが壁に描いたニワトリの絵を見て一目で才能を見抜き、絵の制作を依頼する。サンドラの期待に応えようと、モードは夢中で筆を動かし始めた。壁に、板に、請求書の裏に。そんな彼女を不器用に応援するエベレット。やがてモードの絵は評判を呼び、アメリカのニクソン大統領からも依頼が来るが……。
作品タイトル:『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』
出演:サリー・ホーキンス、イーサン・ホーク
監督:アシュリング・ウォルシュ
原題:MAUDIE 2016年/カナダ・アイルランド/英語/116分/DCP/カラー
日本語字幕:牧野琴子
後援:カナダ大使館 アイルランド大使館
配給:松竹
公式サイト:shiawase-enogu.jp
コピーライト:(c)2016 Small Shack Productions Inc./ Painted House Films Inc./Parallel Films (Maudie) Ltd.
3月3日(土)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、東劇他
全国ロードショー!