2019年5月、フランスで公開されたフランス語映画で初週動員数No.1を記録した(※)『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』(7月9日(金)公開)より、1980年代の大ヒットナンバー「Holding Out for a Hero」ver.予告が解禁された。
(※続編を除く/2019年5月8日~12日 BOX OFFICE MOJO調べ)
同性愛者への心ない発言をした元オリンピック・銀メダリストの水泳選手マチアス(ニコラ・ゴブ)。その罰として彼に課されたのは、パーティー大好きなゲイの水球チーム「シャイニー・シュリンプス」のコーチに就任し、LGBTQ+による世界最大のスポーツと文化の祭典「ゲイゲームズ」を目指すことだった。
口を開けばジョークや下ネタばかり、試合の勝ち負けにこだわらないお調子者ばかりのシャイニー・シュリンプスに、マチアスは呆れるばかり。さらにゲイゲームズ開催の地へ向かう道中も、チームはトラブルを起こし…。どんな時もパワフルに、自由を謳歌するシャイニー・シュリンプスとマチアスたちが引き起こす、ドンチャン騒ぎの意外な結末とは。
今回解禁された予告編を彩るのは、1980年代を象徴する世界的大ヒットナンバーであるボニー・タイラーの「Holding Out For A Hero」。前半では練習もふざけてばかりのチームに「やってられるか!」と投げ出すマチアスの姿が。しかし、自身をチームに招き入れたリーダーのジャン(アルバン・ルノワール)がメンバーに病気を隠してでも、余命わずかな時間を仲間と一緒に楽しみたいと望んでいることを知り、マチアスは彼らにとっての勝利は試合の勝ち負けだけではないということを次第に理解していく。それぞれが悩みを抱えながらも、人生を明るく前向きに生きるシャイニー・シュリンプスたちが楽しく、時に過激に人生を謳歌する姿は、この楽曲同様、観る者に元気を与えてくれそうだ。
「Holding Out For A Hero」といえば、日本でも1984年に放送された学園ドラマの金字塔「スクール☆ウォーズ〜泣き虫先生の7年戦争〜」の主題歌で麻倉未稀がカバーしたことで広く知られている。本作のメガホンをとったマキシム・ゴヴァール監督は、年齢、性別、国籍を問わず多くの人に愛され続けている名曲を使った理由について「“Hero”という単語がたくさん出てくるけど、自分のプライドや誇り、勇気を大切にしているキャラクターがでてくる本作にぴったりだと思った」と語っている。逆境と闘う偉大なヒーローが必要という歌詞があるように、ユーモアでどんな出来事もポジティブに乗り越えていく強さを持つシャイニー・シュリンプスにはうってつけの曲である。
また本作には他にも、サブリナ・サレルノのヒットナンバー「BOYS」といった1980年代の楽曲が使用されている。セドリック・ル・ギャロ監督は「1980年代の楽曲は音楽的にも本当に素晴らしい。そのことに加えて、あの時代は好き嫌いにかかわらず、みんなが同じ曲を聴いていたという時代だった。僕も(共同監督・脚本を担当した)マキシムも子供の頃によく聴いていたしね。1980年代の音楽には、この音楽を聴いたらひとつになれる、みんなを連帯させるような力があると思う」と、その時代性についても触れながら音楽の持つ力について語った。
ユーモア溢れる個性的なメンバーが勢揃い。どんな状況でも人生を自分らしく謳歌するシャイニー・シュリンプスといれば、あなたの明日はきっと少しだけハッピーになるはず!
『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』は、7月9日(金)より全国ロードショー。
ストーリー
50メートル自由形の銀メダリスト・マチアスは、同性愛差別発言によって世界水泳大会への出場資格を失ってしまう。再び資格を得るために出された条件は、3ヶ月後にクロアチアで開催されるゲイゲームズ出場を目指すゲイの水球チームのコーチになること!?
渋々引き受けたマチアスが対峙したのは、一癖も二癖もあるメンバーが揃う弱小チーム「シャイニー・シュリンプス」だった。適当にやりすごそうと考えていたマチアスだったが、悩みを抱えながらも大会を通して自分らしさを表現しようとするメンバーたちに、少しずつ心を開いていく。愛娘ヴィクトワールの後押しもあって真剣に向き合うようになったマチアスに応え、チームは次第にまとまるように。
なんとか予選を通過できたものの、クロアチアに向かう道中、メンバーが仲間割れをしてしまうある事件が起きる。そしてマチアスとシャイニー・シュリンプスのメンバーには、思いもよらない悲しい現実が待ち受けていた―。
作品タイトル:『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』
出演:ニコラ・ゴブ、アルバン・ルノワール、ミカエル・アビブル、デイヴィット・バイオット、ロマン・ランクリー、ローランド・メノウ、ジェフリー・クエット、ロマン・ブロー、フェリックス・マルティネス
監督・脚本:セドリック・ル・ギャロ、マキシム・ゴヴァール
原題:Les Crevettes Pailletees 英題:The Shiny Shrimps
2019/フランス/カラー/ビスタ/DCP/5.1ch/字幕翻訳:高部義之 【PG-12】
配給:ポニーキャニオン、フラッグ 提供:フラッグ、ポニーキャニオン
公式サイト:shinyshrimps.jp
公式Twitter:@shinyshrimps
コピーライト:(c) LES IMPRODUCTIBLES, KALY PRODUCTIONS et CHARADES PRODUCTIONS
7月9日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ ほか全国順次公開!!
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