『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』のビー・ガン監督や『象は静かに座っている』の故フー・ボー監督など今、世界が注目している中国新世代の才能の1人であるグー・シャオガン監督の長編デビュー作にして、昨年のカンヌ国際映画祭批評家週間クロージング作品に選ばれた『春江水暖~しゅんこうすいだん』が、2021年2月11日(木・祝)よりBunkamuraル・シネマを皮切りに全国順次公開となる。
この度、本作のポスタービジュアル・予告編が解禁された。
シャオガン監督が山水画の傑作「富春山居図」にインスピレーションを得た、絵巻を広げていくような横移動スクロールの超ロングテイクや壮大なロングショットなど大胆な映像で、激動の中国を生きる市井の家族の営みを描いた傑作だ。
このたび解禁されたポスタービジュアル・予告編では、監督の故郷であり、はるか昔から中国文人に愛された江南の水郷地帯、浙江省・杭州の大河・富春江が流れる富陽の風景、老いた母の誕生日を祝う祝宴や4人の息子たちと孫娘の恋、中国ロック界のカリスマ、ドウ・ウェイの音楽など、映画の豊かな魅力の一端を垣間見ることができる。
予告編ナレーションを担当したのは、「こういうタイプの作品が好き」と語る大の映画ファンで、「あんさんぶるスターズ!」の鬼龍紅郎役や「ヒプノシスマイク」毒島メイソン理鶯役など数々の人気作品のCVや、NHK「世界はほしいモノにあふれてる」のナレーションで知られる人気声優・俳優の神尾晋一郎。映像にぴったり重なる“神声”で予告編を締めくくっている。また、カンヌ国際映画祭批評家週間ディレクター、シャルル・テッソンのコメントも使われている。
古典と革新を融合させ、世界中の映画ファンを驚かせた本作。エドワード・ヤンやホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクーの遺伝子を感じさせるという高い評価を得た新世代の才能に期待が高まる。
ストーリー
大河・富春江が流れる街。老いた母と4人の息子、孫娘の恋。
ある大家族の四季と変わりゆく世界。
杭州市、富陽。大河、富春江が流れる。しかし今、富陽地区は再開発の只中にある。顧(ぐー)家の家長である母の誕生日の祝宴の夜。老いた母のもとに4人の兄弟や親戚たちが集う。その祝宴の最中に、母が脳卒中で倒れてしまう。認知症が進み、介護が必要なった母。「黄金大飯店」という店を経営する長男、漁師を生業としている次男、男手ひとつでダウン症の息子を育てながら、闇社会に足を踏み入れる三男、独身生活を気ままに楽しむ四男。息子たちは思いもがけず、それぞれの人生に直面する。
作品タイトル:『春江水暖~しゅんこうすいだん』
出演:チエン・ヨウファー、ワン・フォンジュエン
監督・脚本:グー・シャオガン
音楽:ドウ・ウェイ
中国映画/2019年/150分
字幕:市山尚三、武井みゆき 字幕監修:新田理恵
配給:ムヴィオラ
公式サイト:http://www.moviola.jp/shunkosuidan/
公式Twitter:@shunkosuidan
コピーライト:(C)2019 Factory Gate Films All Rights Reserved
2021年2月11日(木・祝)Bunkamura ル・シネマほか全国順次公開
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