『誰かの花』予告編解禁&カトウシンスケ、吉行和子、高橋長英らのコメント到着!第34回東京国際映画祭正式出品も決定

横浜ジャック&ベティ30周年企画映画『誰かの花』(2021年12月18日(土)~12月24日(金)横浜ジャック&ベティ先行上映、2022年1月29日(土)より横浜ジャック&ベティ、ユーロスペースほか全国順次公開)の予告編カトウシンスケ、吉行和子、高橋長英、横浜ジャック&ベティ支配人によるコメントが到着した。

また、第34回東京国際映画祭「アジアの未来」部門への正式出品も決定した。

予告編では、団地のベランダから落ちた植木鉢と悲痛な事故を巡る登場人物たちの葛藤が色濃く描かれていく。事故の本当の加害者は父(高橋長英)ではないかと疑念を抱く息子(カトウシンスケ)とヘルパー(村上穂乃佳)がとった行動とは。おぼろげな意識の父と寄り添う母(吉行和子)が息子に告げた言葉とは。突然の事故に打ちひしがれる被害者の母・子(和田美沙太田琉星)の憎しみの行く先とは。「誰を憎めば、終わるのか」「誰を赦せば、進むのか」…登場人物たち一人ひとりの想いから目が離せなくなる映像となっている。

なお、到着したコメントは以下の通り。

目次

コメント(敬称略)

■ カトウシンスケ
奥田監督の強い想いと、冷静なシンとした意志が渦巻いた、静かな暴風雨の様な映画でした。断固たる決意で臨むとても辛く楽しい撮影でした。それはこれからも、これまでを背負って生きるぞという僕達の宣言でした。
正義でも悪でもなく、なんならそんな事もよく分からないまま生きるしかない私やあなたもいる。生き残ろうとする私やあなたを、肯定も否定も出来ない僕だけど、ぎゅーっとしてあげたい。
この映画をご覧になる皆様がどのようにこの映画を完成させていってくれるか楽しみです。

誰かの花

■ 吉行和子
厳しさと、優しさが満ちていました。奥田監督の、想いが画面いっぱいに映し出されていました。
撮影はコロナ禍真っ最中でかなり大変でしたが、それが、緊張感につながり、皆んなの心が一つになりました。素敵な作品に参加させて頂き、嬉しかったです。

誰かの花

■ 高橋長英
奥田監督の経験を元にした脚本は、辛さとそれを乗り越えた強く優しい想いが感じられました。
長い人生の中では、自分の頑張りが報われなかったり、思いに反して起こる出来事に巻き込まれる事も多いけど、人はそれを乗り越える力を持っている。
年齢や立場により違った見方の出来る作品だと思います。

誰かの花

■ 梶原俊幸(横浜シネマ・ジャック&ベティ 支配人)
最高に良い意味で、30周年という浮かれ気分を吹き飛ばしてくれる、人に真摯に向き合った作品でした。世の中がより、柔軟さや想像力、あいまいなことへの許容力が欠けてきていることに気づかせてくれる作品です。必ず誰しもに濃厚な余韻を与えるはずです。
横浜シネマ・ジャック&ベティ30周年の節目に、我々は、今後もこういう作品を上映していくべきなんだと、気持ちを新たにしました。

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