『そして僕は途方に暮れる』「おかしくないか人として!」親友・中尾明慶が藤ヶ谷太輔に “ブチギレ”の本編映像が解禁

脚本・監督・三浦大輔、主演・藤ヶ谷太輔の映画『そして僕は途方に暮れる』(公開中)より、本編映像が解禁された。

本作は、平凡な1人のフリーターが、ほんの些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇。逃げて、逃げて、逃げ続けたその先で、彼を待ち受けていたものとは――。

脚本・監督を務めるのは、『愛の渦』『娼年』など、毎回賛否が渦巻く衝撃作を世に送り出し、各界から注目を集め続けている三浦大輔。主人公・菅原裕一を演じたのは、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔。ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現。これまでのイメージを大胆に覆し、俳優として新たな魅力を放つ。
さらには、前田敦子中尾明慶豊川悦司原田美枝子香里奈毎熊克哉野村周平ら、それぞれ個性的で魅力溢れるキャスト陣が集結。映画のエンディングでは、1984年に大ヒットを記録した大澤誉志幸の伝説の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を大澤本人が本作のための新アレンジで歌唱、この物語の余韻を心に刻む。

解禁となったのは、ささいなことから恋人のもとを逃げ出した裕一(藤ヶ谷)が、親友・今井伸二(中尾)の家に転がり込むも、居候の身でありながら身勝手な生活を送ることで親友に激怒される本編映像。
裕一は、同棲して5年の恋人・鈴木里美(前田)に甘えて気ままな生活を送っていたものの、些細なことをきっかけに今後のことを話し合おうと迫られるはめに。ばつが悪くなり、とんでもない言い訳をしながら家を飛び出した裕一が訪れたのは、幼いころからの親友・今井伸二の部屋だった。

それから1週間…仕事で疲れて帰宅した伸二の目には変わり果てた部屋の姿が。部屋の中には裕一が食べた弁当のゴミが散乱、伸二にお構いなしに寝転んでテレビを見ながらゲラゲラ笑い、我が家のようにくつろぐ裕一。居候の身でありながら遠慮のかけらもない。挙句の果てには、「起きちゃうから朝会社行くときあんまうるさくしないでもらっていい?」「ティッシュペーパーきれそう、会社帰りにでも買っといてよ」「俺の布団敷いといて」と、注文までつけだす横暴っぷり。さらに家事や買い物もすべて人任せのくせに、伸二のことはお構いなしとばかりに遅くまでテレビを見て声を出して笑う始末。そんな裕一の背中を眺めながら、割と温厚な伸二がついにキレる!

「お前の洗濯物全部俺が畳んでんのね!!」「最低限なにか思わないとおかしくないか!?人として!!」伸二のブチギレに対して動揺を見せる裕一だったが、関係がこじれるのが面倒なため、またも荷物をまとめて逃げ出してしまう。自堕落な裕一のクズっぷり、さらに同郷の親友からも逃げ出した理由が垣間見える、本作において重要なワンシーンとなっている。

この後裕一は、大学時代の先輩・後輩、家族のもとを訪ねては逃げての逃避劇を繰り返し、物語は急展開を迎えていく。逃げ続けた先に待っているものは天国なのか地獄なのか。裕一の“人生を賭けた逃避劇”をスクリーンで見届けていただきたい。

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