丸山健志監督『スパゲティコード・ラブ』倉悠貴、八木莉可子、三谷麟太郎のキャラクター別ショート予告映像解禁!

MONDO GROSSO「ラビリンス[Vocal:満島ひかり]」のMVで注目を浴び、数々のトップアーティストのMVや、ナショナルブランドの広告を手がける映像クリエイター・丸山健志の初長編映画『スパゲティコード・ラブ』(11月26日(金)公開)より、3つのショート予告が解禁された。

アーバンでスタイリッシュな映像美を特徴とする丸山健志が、今を生きる私たちを肯定する物語を創り上げた。フードデリバリー配達員、シンガーソングライター、広告クリエイター、カメラマン……東京でもがく13人の若者たちの日常を追った群像劇。「スパゲティコード」(解読困難なほど複雑に絡み合ったプログラミングコードの意)のようにこんがらがった彼らのドラマは複雑に絡み合い、やがて思いもよらぬエンディングへと辿り着く――。

倉悠貴、三浦透子、清水尋也、八木莉可子、ゆりやんレトリィバァ、土村芳らフレッシュで多彩なキャストを通じて映し出されるのは、まるで私たちの鏡像。観る者は、それぞれの苦悩を抱えながら、愛を模索し必死に生きる13人の誰かに感情移入し、物語を体験する。誰かと繋がりたくて、夢を諦められなくて、この街のどこかに居場所を探している――。エモーショナルな映像×リアルな心情が観る者の共感を増幅する最新鋭映画が誕生した。

この度解禁となったのは、13人の登場人物それぞれの印象的なセリフとスタイリッシュな映像で構成された13通りのショート予告より、第一弾として、倉悠貴、八木莉可子、三谷麟太郎が演じる3人を描いた3つのショート予告

大好きなアイドルへの想いを断ち切ろうと配達件数1000回を目指しひた走るフードデリバリー配達員の羽田天(倉悠貴)の映像は、「誰もいない森の奥で、一本の木が倒れたら、音はするか?」というモノローグとともに。忘れようという決意とは裏腹に想いを募らせている―。

天才と称され、プレッシャーと周囲との距離に苦しむ広告クリエイターの黒須凛(八木莉可子)の映像は、まわりに持て囃されている姿と一転し、深夜にひとり仕事をする姿に合わせて「愛も金も安心も、承認されれば手に入る。」というモノローグが流れ、孤独な彼女の本音が吐露される。

毎日コンビニのイートインでひとり時間をつぶす中学生の宍戸一樹(三谷麟太郎)は、3歳年下の異性と結婚したいと青写真を描いているが、自分が108歳まで生きた場合、妻は105歳になるという当たり前の計算で行き詰まったようだ。

誰かと繋がりたくて、夢を諦められなくて、この街のどこかに居場所を探している――。それぞれの苦悩を抱えながらも愛を模索し必死に生きる13人の誰かに感情移入し、物語を体験する。そんな本作について丸山監督は、「映画を観る人に、日常を肯定して欲しいと思っています」と語る。「この映画には悩み、もがきながら苦しんでいる若者たちがたくさん出てきます。そんな彼らを見て、悩みを抱え苦しみながら生活することは誰でもそうだし、何にも間違っていないと感じて欲しいです」と作品に込めた思いを明かす。

本作は第24回上海国際映画祭、第15回ニューヨーク JAPAN CUTS、第40回バンクーバー国際映画祭と、国際映画祭に次々と出品され、10月30日より開催される第34回東京国際映画祭にも出品が決定、国内外の注目を集めている。

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