『スパイナル・タップ』に登場するギター“Mr.Horsepower”の一般公開決定!5/26(火)より新宿武蔵野館にて展示される

スパイナル・タップ

架空のロックバンド「スパイナル・タップ」の全米ツアーに密着し、当時隆盛を極めていたハード・ロック/ヘヴィ・メタル文化や音楽を風刺した、カルト的人気を誇るロック・モキュメンタリー『スパイナル・タップ』が、6月16日(土)より新宿武蔵野館 他 全国順次公開となる。このたび、スパイナル・タップのギタリスト、ナイジェル・タフネルのシグネイチャー・モデルとして誕生したギターが5月26日より新宿武蔵野館にて一般公開されることが決定した

画像01そのギターとは、アーニーボール/ミュージックマンの”Mr. Horsepower”。1992年のスパイナル・タップのツアーの際にナイジェル・タフネルがアーニーボール/ミュージックマンに依頼したことによって生まれた。クローム・メッキのマフラー、ピックアップを4つ搭載した8コイル・ピックアップ配列、演奏中のアタック感を表示するタコメーター、そしてフロイドローズ・トレモロ・アームには、車のギアシフトをモチーフにした形状に、ブラック・エイト・ボールの“シフトノブ”が装着されており、まるでドロドロのV8サウンドが轟くアメ車とギターが合体したかのようなスペシャル・ギター。しかもすべてギターとして完全に機能する。ジェフ・ベックやライ・クーダーも試奏でうなったというこのギターを、同年のフレディ・マーキュリーの追悼コンサートでかき鳴らし、新曲「The Majesty of Rock」を熱唱するナイジェルの姿は映像にも残っておりとても有名だ。

この限定25本のこのギターは2001年に世界最大規模の楽器ショーであるNAMMショーのオークションに賭けられ、そのうちの1本が日本に渡った。オークションの収益金は、当時のアーニーボール/ミュージックマン社長であるスターリング・ボール氏が代表を務めるUCLAケーシー・リー・ボール・ファンデーションの小児腎臓病の研究費として全て寄付された。
「カルト・ムービー・トップ50」(エンターテインメント・ウィークリー誌03年発表)、「歴代ロック映画トップ10」(Mojo誌05年発表)、「ロックンロール映画オールタイムベスト100」(BLENDER誌05年発表)で第1位を飾りながらも、日本ではなぜか今まで劇場未公開だった本作。もともと16ミリフィルムで撮影されており、ビデオやDVDで楽しんでいたファンが多いはずだが、この度の上映では字幕を改正したリマスター版での上映。新たに生まれ変わり、再起をかけた『スパイナル・タップ』の変化に期待して欲しい。

ストーリー
「スパイナル・タップ」は60年代にデビューし、かつて一世を風靡したイギリスの人気ロックバンド。ビートルズ・スタイル、フラワーチルドレン、…時代とともに音楽性も変化させてきた彼ら。そして時は80年代、最先端であるハードロック・スタイルを武器に現在に至っている。そんななか、アルバム「Smell the Glove」のリリースが決定、大々的な全米ツアーを行うことになった!彼らの大ファンである映画監督マーティ・ディ・ベルギーは、ツアーに密着を決意。映し出されるのは、結成秘話からメンバーたちの苦悩、歴代ドラマーの怪死、トラブルから感動のステージまで、次々と明かされるファン必見のエピソードの数々。伝説のロック・ドキュメンタリー『スパイナル・タップ』がここに誕生する――!!

作品タイトル:『スパイナル・タップ』
出演:ロブ・ライナー、マイケル・マッキーン、クリストファー・ゲスト
監督:ロブ・ライナー
製作:カレン・マーフィ
1984年/アメリカ/83分/ビスタ/
原題:THIS IS SPINAL TAP
提供:キングレコード
配給:アンプラグド

公式サイト:spinaltap.jp
コピーライト:(c)1984 STUDIOCANAL All Rights Reserved.

6月16日(土)より新宿武蔵野館他全国ロードショー

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