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韓国映画『連鎖』監督・脚本を務めたキム・ジョンシクの日本へ向けたコメントが到着!―4月8日(金)より劇場公開

4月8日(金)より公開の韓国映画『連鎖』の監督・脚本を務めたキム・ジョンシクの日本へ向けたコメントと、90秒予告が公開された。

知的障がいを持つ青年が、予期せぬ出来事によって翻弄される様を描いた本作。脚本を読み、キム・デミョン、ソン・ユナ、キム・ウィソンが迷わずに選んだ作品として韓国で話題を呼んだ。

キム・デミョンが演じたのは平穏な日常から、一夜にして孤独な世界に追いやられた8歳ほどの知能しかない知的障害の青年。「撮影したシーン全てがはっきりと残っている。全ての記憶、感情が強く残っているぐらい“ソック”が心に残した打撃は大きかった。」と語るキム・デミョンの演技は素晴らしく、彼の演じる“ソック”は観る人の心に残るだろう。

そして、“ソック”が孤独になってしまうある事件の唯一の目撃者、青少年保護施設のキム先生を演じたのは、ソン・ユナ。『ウェディングドレス』以来、10年ぶりにスクリーンに戻ってきたソン・ユナ演じるキム先生は、自分の見たものを信じ、戦う決意をする。「皆さんに信頼と偏見について一度は考えてほしい」と本作に挑み、キム先生を熱演する。

“ソック”の唯一の理解者ともいえる“神父”を演じたのはベテラン俳優のキム・ウィソン。本作で共演したキム・デミョンと過ごした時間を、「俳優としてこの上なく大切な時間だった」と語る。そんなキム・ウィソンが演じる“神父”は、“ソック”を最後まで見捨てずに手を差し伸べるが、ただ純粋に自分自身を信じている“ソック”をみて、自分の信頼は本当に正しいのかと疑念を抱くようになる。ベテラン俳優が“神父”の心境を見事に表している演技にも注目だ。

俳優たちの共感を得た本作の監督・脚本を務めたのは長編初挑戦のキム・ジョンシク
以下に監督からのコメントを紹介する。

連鎖
キム・ジョンシク監督

キム・ジョンシク監督コメント

こんにちは。映画「連鎖」の監督・脚本を務めたキム・ジョンシクです。

私たちの映画「連鎖」が4月に日本で公開されるというニュースを聞いて、遠足の日を指折り数えて待っている子供のように早くも胸がいっぱいになりますね。

小津安二郎、黒澤明、溝口健二、今村昌平、成瀬巳喜男、川島雄三、山田洋次、小林正樹、市川崑、大島渚、伊丹十三、宮崎駿、高畑勲、押井守、黒沢清、北野武、岩井俊二、是枝裕和…
長年彼らの素晴らしい映画に魅了されていた私にとって、彼らの映画が上映された劇場で本作が上映されることはとても慨深いです。

スクリーンを通じて、この作品が日本の皆さんに届くことを嬉しく思います。

映画「連鎖」は人間の「信頼と偏見」について問いかける映画です。

小さな田舎町で起こったセンシティブな事件を通じて、他人に対する私たち各自の「信頼」はどれだけの「真実」の境界に置かれているのか、私の信念と価値観が作り出した「認識の誤り(偏見)」に私たちはどれだけの懐疑と省察で私たちを冷静に振り返っているのか。

最後に、本作を公開するために格別な愛情と関心を持ってくださった日本映画関係者の方々と、本作を観るための貴重な時間を下さる日本の観客の方々に、心より感謝と敬意を表します。

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