韓国ノワールの傑作と語り継がれる『新しき世界』のコンビ、ファン・ジョンミン、イ・ジョンジェが7年ぶりに共演した『ただ悪より救いたまえ』(12月24日(金)公開)より、昭和風の任侠コメントチラシが解禁された。
本編の80%以上を日本やタイなど海外で撮影し、韓国ノワールとしてかつてないほどの規模で製作された本作。脚本・監督を『チェイサー』『哀しき獣』などで類まれなるストーリーテリングの腕を知らしめたホン・ウォンチャンが務め、『パラサイト 半地下の家族』『哭声/コクソン』のホン・ギョンピョ撮影監督が主演2人の対決をスクリーンに激しくかつ美しく描き出す。
主人公インナム役は、韓国が誇る名優ファン・ジョンミン。インナムの命を執拗に狙うレイ役は、現在Netflixで配信されている「イカゲーム」で話題沸騰中のイ・ジョンジェが演じる。
公開されたビジュアルは、全体的にインナム(ファン・ジョンミン)とレイ(イ・ジョンジェ)の狂気が燃え滾っているような様子で、本作に出演している豊原功補や白竜の姿も。さらにキーパーソンとなるユイ(パク・ジョンミン)に加え、インナムの元恋人や娘もコラージュされている。上部に入った「二人の狂気の激突は、東京、仁川、バンコクを阿鼻叫喚の戦場と化す!」というキャッチ―や、タイトルロゴのフォントからはどことなく昭和の任侠映画を感じる。こちらの昭和風の任侠コメントチラシは12/1(水)より順次劇場に設置される。
また、公開に先駆け、本作をいち早く鑑賞した日本のアウトローたちから大絶賛のコメントが到着。小沢仁志や山口祥行、大沢樹生など日本を代表する強面俳優や、悪役俳優ユニット“純悪”として人気を集める阿部亮平と山根和馬、女装パフォーマーのブルボンヌなど錚々たる面々。到着したコメントは以下のとおり。
コメント(敬称略)
◆小沢仁志(俳優)
男は死に様でモノを語る 理屈じゃねぇ
とにかく観な! 何の答えか分からんが真実はそこにある
◆本宮泰風(俳優)
”美しき狂気と哀しき暴力”そして”無機質な激情と無慈悲な報復”
その全ての悪が交錯した時、一欠片の愛が救われる。
◆山口祥行(俳優)
ただただ圧巻!オヤジ2人のバチバチのバイオレンスが凄まじい。情に気付いて突っ走るオヤジも、復讐に走るゴリゴリのオヤジも。どっちも好きだなぁ。俺は、この映画にビビらせられた。
◆大沢樹生(俳優・歌手・映画監督)
マジ良い映画だった!先ずはタイトルに惚れた。目を背けたくなるテーマだが背けてはならない映画である。同業として嫉妬する映画だ!! 個人的に大好きなバンコクロケーションは華がある。
◆田口トモロヲ(俳優、ナレーター)
最強の暗殺者 vs 最悪の人殺し。コノ使い古された設定に新たな生命を吹込みアップデートしたネオ韓流ノワールの怪作!出てるぜ白竜さん🖤ナゼ殺し合うのかも忘却して爆走する地獄絵図!!でもアソコで手榴弾はヤバ過ぎでしょ!?
◆阿部亮平(俳優/純悪)
ただ悪より救いたまえ。このタイトルに映画の全てが集約されている気がした。ファン・ジョンミンの哀しみの表情に引き込まれ、イ・ジョンジェの執着心に引き込まれ。目が離せなかった。映画の中の2人の思いが最後にあのような結末になったように思う。きっと何が正解かは見た人がそれぞれに感じる作品。
◆山根和馬(俳優/純悪)
恐怖とは何か…そこに映し出される他人はどうなってもいい「自分が生きる為には」。そんな人間の狂気さと愛の戦いに侠を見た。
◆ブルボンヌ(女装パフォーマー)
悪漢たちが殺し合う血生臭い復讐劇なんて縁のない世界と思いきや。救いの女神の登場で一緒に巻き込まれた気になって、危ない男の色気に汗ばんじゃったわ!
◆深町秋生(ミステリ作家)
「スカーフェイス」のアル・パチーノ、「ブラック・レイン」の松田優作を思い出す。哀しき修羅たちの疾風怒濤の闘いに酔え!
※その他著名人のコメントは公式ホームページ、または昭和風の任侠コメントチラシにて。
ストーリー
腕利きの暗殺者インナム(ファン・ジョンミン)は、引退前の最後のミッションで日本のヤクザ、コレエダ(豊原功補)を殺す。コレエダは冷酷無比な殺し屋レイ(イ・ジョンジェ)の義兄弟だった。レイは復讐のため、どこまでもインナムを追いかけ、関わった人間を次々と手にかけていく。一方、インナムの元恋人はインナムと別れた後ひそかに娘を生み、タイで暮らしていたが、娘が誘拐され元恋人も殺されてしまう。インナムは、初めてその存在を知った娘を救うためタイに向かい、誘拐に関わったもの達を拷問し居場所を探す。レイもまたインナムを追ってタイにやってくる。そして二人の通った後には死体の山が出来上がる…。タイの犯罪組織や警察まで巻き込み壮大な抗争へと発展する。果たして、暴走する暗殺者と狂暴な殺し屋の運命の対決の結末は一体!
作品タイトル:『ただ悪より救いたまえ』
出演:ファン・ジョンミン『ベテラン』、イ・ジョンジェ『新しき世界』、パク・ジョンミン『それだけが、僕の世界』
監督/脚本:ホン・ウォンチャン『チェイサー』『哀しき獣』(脚本)
2020年/韓国/韓国語、英語他/シネコン/カラー/108分
PG-12
提供:ツイン、Hulu
配給:ツイン
公式サイト:tadaaku.com
コピーライト:(C)2020 CJ ENM CORPORATION, HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED
12月24日(金)よりシネマート新宿、グランドシネマサンシャイン 池袋ほか全国ロードショー
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