【重要】アネモ会員システム全面リニューアルのお知らせ

『高野豆腐店の春』親子喧嘩勃発!娘役・麻生久美子のストライキに父役・藤竜也が完敗!本編映像解禁

高野豆腐店の春

藤竜也主演、麻生久美子共演の映画『高野豆腐店の春』(8月18日(金)全国公開)の本編映像と新場面写真が解禁された。

尾道を舞台とした昔ながらの小さな豆腐店で、すれ違う父と娘の心温まる愛情を描く本作。スクリーンデビューから60周年を迎えた藤竜也が演じるのは、長きにわたり豆腐店を営み、街の仲間達から愛される主人公・高野辰雄。脚本も手掛けた三原光尋監督とは、『村の写真集』(2004)、『しあわせのかおり』(2008)に続き、本作が3度目のタッグとなる。

そして、辰雄の娘・春役を演じる麻生久美子は、デビューから間もない1997年に藤の主演作『猫の息子』に出演しており、26年ぶりの共演となる本作で、すれ違いながらも互いを思いやる親子役を演じる。

また、偶然の出会いから親しくなる独り身の老婦人・中野ふみえ役を中村久美が演じ、頑固な辰雄が心惹かれてゆく淡い恋模様も描かれる。

毎日陽が昇る前から、そっと厨房に明かりを灯し、地道にコツコツとこだわりの豆腐作りに励む二人は、少しすれ違うこともありながらも和やかな日常を過ごす。だが、辰雄には、自分がいなくなるとひとりぼっちになってしまう娘の心配事もあり…。そんな変わらない日々の中、二人には新しい出会いが訪れ、かけがえのない幸せな時間が尾道を舞台に描かれる。

今回解禁された映像では、春が恋人を辰雄に紹介しようとするのだが、大人げなく逃げ回る辰雄に遂にキレた春。毎日二人っきりで仕事をして食事をして共に生活をしていた二人。キレた春の空気を辰雄はもちろん瞬時に感じ取り、春のご機嫌を取ろうと必死。厚揚げを揚げている春のもとに「おぉ、いい塩梅に揚がっとるの~」と普段は褒めたりなどしないのに、わざとらしく胡麻をする辰雄。返事もせず、不機嫌そうにどこかへ行く春。

毎朝の儀式、豆腐作成後にしぼりたての豆乳を飲む二人。「ええ季節じゃ。すぐに熱うなんど」と大き目の声で話す辰雄。「そうじゃね」とかろうじて返事はしてくれたものの、これ以上会話は続けさせないと言わんばかりに立ち上がり、店の外をのぞきに行く春。

そして、二人っきりの食事シーンでは、「春は瀬戸内のタイを楽しめとはよう言うたもんじゃ。いや~好物じゃ~」と盛り上げようとするも、「ごちそうさま」と春はそそくさ食事を終え、すぐに退席してしまう。その後も、商品を陳列している春に辰雄が近づいていくと、春は入れ違いに店の中へ。

いい加減しびれを切らした辰雄は「会うよ!とりあえず会うけ、日取り決めとけ」と告げる。「ほんまに?」と嬉しそうな春。「こんな毎日が続いたら窒息してわしは死ぬわ」と敗北宣言。なんとも微笑ましい心温まる親子喧嘩のシーンとなっている。

高野豆腐店の春
目次