11月3日(土)より全国公開の『十年 Ten Years Japan』が釜山国際映画祭(10月4日~13日、韓国にて開催)でワールドプレミア上映を行うことになり、早川千絵監督、津野愛監督、木下雄介監督、藤村明世監督ら、上映後のQ&Aに登壇することが決定した。
本作は、香港で社会現象となったオムニバス映画『十年』(2015年製作、日本公開2017年)を基に、日本、タイ、台湾それぞれで、自国の現在・未来への多様な問題意識を出発点に、各国約5名の新鋭映像作家が独自の目線で10年後の社会、人間を描く国際共同プロジェクト「十年 Ten Years International Project 」の日本版。昨年2017年には是枝裕和監督とともに、香港&台湾&タイ版の制作チームとともに制作発表記者会見を行い、日本版は本編の完成を改めて釜山で世界発信することになった。また、公式上映当日は、『いたずら同盟』に主演の國村隼、『PLAN75』に主演の川口覚と同事務所所属の俳優・監督ヤン・イクチュンも来場を予定している。
公式上映概要
日時:2018年10月7日(日)20:00- ※上映後(21:38頃よりQ&A予定:約30分)
場所:LOTTE CINEMA Centum City
登壇者(敬称略):早川千絵監督、津野愛監督、木下雄介監督、藤村明世監督、柳英里紗、國村隼(予定)
作品一覧
『PLAN75』
キャスト:川口覚、山田キヌヲ、牧口元美ほか
監督:早川千絵
75歳以上の高齢者に安楽死を奨励する国の制度『PLAN75』。公務員の伊丹(川口覚)は、貧しい老人達を相手に”死のプラン”の勧誘にあたっていた。
AIにより理想的な道徳を刷り込まれているIT特区の小学校。用務員の重田(國村隼)が世話する老馬に殺処分の判断が下された時、クラスのはみ出し者の亮太(大川星哉)は…。
母の生前のデータが入った「デジタル遺産」を手に入れた舞花(杉咲花)。データをもとに母の実像を結ぶことに喜びを感じていたが、知られざる一面を見つけてしまい…。
『その空気は見えない』
キャスト:池脇千鶴ほか
監督:藤村明世
原発による大気汚染から逃れるために地下の世界に住む少女・ミズキ(三田りりや)。友達のカエデ(田畑志真)から地上の話を聞き、母(池脇千鶴)の意向に反発して地上の世界に憧れを抱くようになり…。
自衛隊徴兵制が導入された日本。告知キャンペーンを担当する広告代理店の渡邊(太賀)は、ベテランデザイナー・天達(木野花)のもとに、ある報告をしに訪れるが…。
作品タイトル:『十年 Ten Years Japan』
『PLAN75』川口覚、山田キヌヲ、牧口元美 ほか 【監督】早川千絵
『いたずら同盟』國村隼ほか 【監督】木下雄介 .
『DATA』杉咲花、田中哲司 ほか 【監督】津野愛
『その空気は見えない』池脇千鶴ほか 【監督】藤村明世
『美しい国』太賀、木野花 ほか 【監督】石川慶
エグゼクティブプロデューサー:是枝裕和
プロデューサー:髙松美由紀 福間美由紀 水野詠子 ジェイソン・グレイ
十年 インターナショナル 統括プロデューサー: 蔡廉明 伍嘉良 馬兆姻 曾憲玟
音楽プロデューサー:齋見泰正
製作:分福 吉本興業 十年電影工作室 朝日新聞社 フリーストーンプロダクションズ
2018/日本/カラー/99分/ビスタ&シネスコサイズ/5.1ch
配給・宣伝:フリーストーン
公式サイト:http://tenyearsjapan.com/
コピーライト:(c)2018 “Ten Years Japan” Film Partners
11月3日(土)より、
テアトル新宿、シネ・リーブル梅田ほか全国順次公開