ガブリエレ・ムッチーノ監督の最新作『離ればなれになっても』(12月30日(金)公開)より、本編特別映像が解禁された。
主人公は、「宝石」という名前の通り美しく輝くジェンマと、彼女の初恋の相手であるパオロ。2人が16歳で出会った1982年からの約40年間、ベルリンの壁の崩壊、9.11テロ事件など激動の時代に翻弄され出会いと別れを繰り返す日々が描かれる。
見つめるだけで息が止まった幼い恋、大人の都合で離ればなれにされた切ない時間、まさかの親友の裏切り、身を引き裂く別れ、涙の再会の思いもしなかった行方──40年の歳月が教えてくれた愛の真実とは―。
監督は『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ。ローマとナポリの絶景を舞台に、愛と人生の謎を解き明かすダイナミックなヒューマンドラマを織りあげた。観る者の懐かしい記憶を呼び覚ます音楽は『ライフ・イズ・ビューティフル』でアカデミー賞を受賞した二コラ・ビオヴァーニ。イタリアの映画評論家がエットーレ・スコラ監督の不朽の名作『あんなに愛しあったのに』へのオマージュと絶賛。愛の奇跡を信じさせてくれる、ラブストーリーの新たな傑作が誕生した。
そんな本作より今回解禁されたのは、80年代の大ヒット青春ナンバーにのせた特別映像。
1982年、ローマで暮らすジュリオとパオロ、新たに加わったリッカルドは、学校でも放課後も何をするでも一緒につるむ親友同士。そんな中、パオロは同級生のジェンマに出会い初めての恋をする。迎えたその年の大晦日、3人が繰り出したダンスパーティでパオロはジェンマと思いがけず一緒になる。アップテンポなダンスチューンから一転、メロウな「愛のファンタジー」が流れると、『お年寄りのダンスを』とジュリオに後押しされながら、はにかみながらもチークダンスで見つめ合う二人。思いを伝えあう前の、ふたりの気持ちが溢れる視線のやりとりが甘酸っぱい。新年を祝い、いまこの瞬間のきらめきがまぶしい映像となっている。
リチャード・サンダーソンによる「愛のファンタジー」は珠玉の青春映画の金字塔となった映画『ラ・ブーム』の挿入歌。当時13歳だったソフィー・マルソーがデビュー作にして主演し、初めての恋を通して人生の喜びと悲しみを知る主人公を演じ、世界中で大ヒットとなった。『離ればなれになっても』の本シーンではオマージュが込められており、当時の記憶と重ね合わせる人も多いのでは。
パオロとジェンマをはじめとした彼らに、これから先どのような人生が待ち受けているのか。激動の時代に翻弄され、出会いと別れを繰り返しながらもそれぞれが歩む旅路の先に見えるものとは何なのか。温かな人生賛歌を見届けたい。
ストーリー
1982年ローマ、16歳のジェンマは同級生のパオロと恋におちる。彼の親友のジュリオとリッカルドと共に、弾けるような青春の時を過ごしていた。ところが突然、母親を亡くしたジェンマは、ナポリの伯母の家に引き取られる。1989年、教師、俳優、弁護士と、社会への一歩を踏み出した3人の男たちは、別人のように変わってしまったジェンマと再会する──。
作品タイトル:『離ればなれになっても』
出演:ピエルフランチェスコ・ファビーノ、ミカエラ・ラマツォッティ、キム・ロッシ・スチュアート、クラウディオ・サンタマリア
監督:ガブリエレ・ムッチーノ『幸せのちから』
音楽:二コラ・ピオヴァーニ『ライフ・イズ・ビューティフル』
原題:Gli anni piu belli/2020/イタリア/カラー/ビスタ/5.1ch デジタル/135分/字幕翻訳:岡本太郎/提供:クラシコム
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館
PG12
配給:ギャガ
公式サイト:gaga.ne.jp/Thebestyears
公式Twitter:@TheBestYears12
コピーライト:(C) 2020 Lotus Production s.r.l. – 3 Marys Entertainment
12月30日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開
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