『ファーザー』アカデミー賞助演女優賞ノミネート、オリヴィア・コールマンのインタビュー映像&メイキング写真が解禁!

アンソニー・ホプキンス主演『ファーザー』が5月14日(金)より公開される。この度、本作で助演女優賞ノミネートを果たしたオリヴィア・コールマンのインタビュー映像とメイキング写真が到着した。

本作は、世界30カ国以上で上演された傑作舞台の映画化。誰にも訪れる人生の夕暮れと揺れる親子の絆を見つめた感動の物語。自身と同名で生年月日も同じ主人公の父親を、現在83歳の名優アンソニー・ホプキンスが演じ、『女王陛下のお気に入り』のオスカー女優オリヴィア・コールマンが、愛する父の変化に戸惑い悩む娘を繊細に演じる。

監督は原作舞台を手掛けたフロリアン・ゼレール。長編初監督にして、現実と幻想の境界が曖昧になっていく父の視点で描かれる、これまでになく画期的な表現を実現させた。

初のアン役に惹かれた理由について、オリヴィア・コールマンは「アンソニー・ホプキンスと、それから脚本に惚れ込み、難しくて何度か読みました」と笑顔で明かす。このストーリーが好きな理由は、「認知症というテーマを実に美しく描いた作品だからで、アンソニーの目を通して誰もが彼の戸惑いを理解しこんな状態はさぞ大変だろうと思います」と答える。

アンについては「彼女の変化を時系列で説明するのは難しいです。彼女は翻訳者で数年前に夫と離婚して今はポールと住んでいます。少なくとも恋人には恵まれていますね。彼女はいい娘で仕事をしながら父の世話をしています。でも彼女の手に負えないほど父の症状は進んでいきます。」と、父の世話をするべきか、自分の人生を歩むべきか葛藤する難役アンについて語る。

また、親世代の老いについては「自分の親とはまだ役割を交代していませんがそういう友人はたくさんいます。愛されて育った人ほどその愛を親に返したくなるはずです。自分に依存していく親を見るのはつらいでしょうね。仕方ないことですが想像するだけで悲しくなります」と自身のエピソードを交える。

アンソニー・ホプキンスとの共演について問われると、「最高でした、彼はすごく楽しい人なんです。何歳か知りませんが映画の知識が驚くほど豊富で、明るく楽しい人で『来世でまた出会えたら幸せだろうね』なんて言うんです。彼との共演は本当にご褒美のようでした」とレジェンドとの共演に喜びを浮かばせる。

最後に本作について、「すごくシンプルなこと。愛する人が自分を忘れていくことの切なさ、親子の関係と認知症がテーマの美しくて感動的な作品です」とメッセージを添えた。

父と娘のやり取りは、切ないけれどおかしく、いらだたしいのにいとおしい。愛する父に娘であることさえ忘れられていく悲しさ、父は最愛の娘を、そして自分をも完全に失ってしまうのか?二人がたどり着く心震える結末とはー。

アカデミー賞6部門ノミネート映画『ファーザー』は5月14日(金)より全国公開。

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