1955年8月28日にアメリカ合衆国ミシシッピ州マネーで実際に起きた「エメット・ティル殺害事件」。アフリカ系アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなったこの事件をもとに、初めて劇映画化された『ティル』が12月15日(金)より公開される。
製作にはウーピー・ゴールドバーグをはじめ、『007』シリーズのスタッフら超一流陣が名を連ねる本作。公開されるやいなや、各国の映画祭で賞賛の嵐が巻き起こり、主要60映画祭21部門受賞86部門ノミネートで賞レースを席巻。なかでも、主人公メイミー・ティルを演じたダニエル・デッドワイラーは、ゴッサム・インディペンデント映画賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー、サテライト賞など数々の映画賞で女優賞を総なめにした。映画批評サイトRotten Tomatoesでは、批評家96%・観客97%の高スコアをたたき出した話題作だ。
この度、本作の公開に先駆け、下記日程においてトークイベント付き特別先行試写会の実施が決定いたしました。話題の本作をいち早くご鑑賞いただける貴重な機会となりますので、お見逃しなく…!皆様のご応募を心よりお待ちしております。
映画『ティル』トークイベント付き特別先行試写会5組10名様ご招待!
【日時】11月30日(木) 開場18:00/開映18:30~(上映時間:130分)
※上映前、ゲストトークあり(20分程度予定)
【場所】ユーロライブ(東京都渋谷区円山町1‐5 KINOHAUS 2F)
※当イベント内容やチケットに関してユーロライブへのお問い合わせはご遠慮ください
※応募締切:2023年11月15日(水)
【ご注意事項】
※本イベントはメールにて当選をご案内いたします。
※当選通知のため、必ず連絡がとれるメールアドレスでご応募ください。
※当選者ご本人を含む2名様のご招待となります。
※都合により、ゲストトークは予告なく変更、イベントが中止、日程変更となる場合があります。予めご了承ください。
※当日はメディアの取材が入る可能性がございます。お客様が取材等で映り込む場合がありますので、予めご了承ください。
※開映後および満席の際はご入場をお断りする場合がございます。
※ご入場者数によっては補助席でのご鑑賞になる場合がございます。
※場内での撮影、録音装置の使用は禁止致します。
※場内での飲食について、飲料以外の持ち込みは禁止となります。
※会場までの交通費、宿泊費などは、当選者様ご自身のご負担となります。
※当選の途中経過や当選結果に関するお問い合わせは承ることができません。
※都合により、締切日よりも早く応募を締め切る場合がございます。予めご了承ください。
【感染症予防対策に関するご案内】
※ご体調の優れない方、発熱等の症状のある方はご来場をお控え頂きますようお願い致します。
※試写室利用時のマスクの着脱については、個人の主体的な判断を尊重いたします。
※手洗いや備え付けの消毒液のご使用、咳エチケットのご協力をお願いいたします。
※政府や関係省庁、自治体などからの新たな情報発表、感染拡大の動向や専門家の知見等を踏まえ、必要に応じて対策の追加及び変更を行う場合がございます。
「エメット・ティル殺害事件」、初の劇映画化
これは、世界を動かした愛の物語
1955年、イリノイ州シカゴ。夫が戦死して以来、空軍で唯一の黒人女性職員として働くメイミー・ティル(ダニエル・デッドワイラー)は、一人息子で14歳のエメット:愛称ボボ(ジェイリン・ホール)と平穏な日々を送っていた。しかし、エメットが初めて生まれ故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れた際に悲劇は起こる。エメットが飲食雑貨店で白人女性キャロリン(ヘイリー・ベネット)に向けて「口笛を吹いた」ことが白人の怒りを買い、1955年8月28日、彼は白人集団にさらわれ、壮絶なリンチを受けた末に殺されて川に投げ捨てられた。我が息子の変わり果てた姿と対面したメイミーは、この陰惨な事件を世に知らしめるため、常識では考えられないある大胆な行動を起こす。そんな彼女の姿は多くの黒人たちに勇気を与え、一大センセーションとなって社会を動かす原動力となっていく――。
14歳の黒人少年エメット・ティルの犠牲と母メイミーの存在は、60年以上の時をかけてアメリカ社会に変革をもたらした。これは、息子を愛する一人の母親の愛と正義の物語であり、同時に、自由と人権を求めて世界を変えた一人の人間の魂の実話である。
解説:エメット・ティル殺害事件が及ぼした現代社会への影響
1955年8月28日にアメリカ合衆国ミシシッピ州マネーで実際に起きた「エメット・ティル殺害事件」は、アフリカ系アメリカ人による公民権運動(※1)を大きく前進させるきっかけとなったことで知られている。14歳黒人少年エメットが白人女性に対して「口笛を吹いた」という理由で拉致され、激しいリンチを受けて殺されたあげく、遺体は川に投げ捨てられた。愛息を失った底知れぬ絶望を胸に、多くの黒人の生活を脅かすアメリカ社会にたった一人で立ち向かった母メイミーの大胆な行動力は人々に勇気を与え、キング牧師らが率いた公民権運動を一気に加速させる原動力となったのである。
そして21世紀に入り、2020年「ジョージ・フロイド殺害事件」(※2)を契機に、BLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動(※3)がアメリカ国内のみならず、SNSを通じて日本を含む全世界に拡大したことは記憶に新しい。黒人をはじめ著名人、セレブ、Z世代にいたるまで実に多くの人々が声を上げた大規模なこの抗議運動のうねりは、2022年3月、人種差別に基づくリンチを連邦法の憎悪犯罪(ヘイトクライム)とする「エメット・ティル反リンチ法」成立へと繋がっていくのである。
※1:1950年代~1960年代に活発となったアメリカの黒人の基本的人権を要求する運動
※2:2020年5月25日、ミネソタ州ミネアポリスで白人警官が、路上で黒人男性フロイドさんの首を9分29秒間、膝で押さえつけ死亡させた。
※3:2013年にアフリカ系アメリカ人コミュニティから始まった構造的な人種差別や黒人への暴力、特に警察による黒人への暴力と戦う国際的な社会運動
作品タイトル:『ティル』
出演:ダニエル・デッドワイラー、ウーピー・ゴールドバーグ、ジェイリン・ホール、ショーン・パトリック・トーマス、ジョン・ダグラス・トンプソン、ヘイリー・ベネット
製作:ウーピー・ゴールドバーグ(『天使にラブ・ソングを…』)、バーバラ・ブロッコリ(『007』シリーズ)
監督・脚本:シノニエ・チュクウ
2022年/アメリカ/シネマスコープ/130分/カラー/英語/5.1ch/原題『TILL』/字幕翻訳:風間綾平/PG-12
配給:パルコ ユニバーサル映画
公式サイト:https://www.universalpictures.jp/micro/till
公式X:@TILL_MOVIE1215
コピーライト:(C)2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
12/15(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!
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