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ムーミンはここから始まった― 映画『TOVE/トーベ』本編冒頭映像解禁!日本のファンに向け、監督からのメッセージも

「ムーミン」の原作者として知られる、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの半生を描いた映画『TOVE/トーベ』(10月1日(金)公開)の本編冒頭映像と、ザイダ・バリルート監督から日本のムーミンファンに向けたコメント動画が解禁された。

日本を始め世界中で愛されるムーミンの物語。それは画家としてキャリアをスタートさせたアーティスト、トーベ・ヤンソン自身の人生を投影して生み出されたものだった。文学、コミック、舞台劇、アニメーションなど、今日においても色褪せること無く人々を楽しませ続けるムーミンのキャラクターたちは、いかにして育まれていったのか。本作はトーベ自身の人生のあり方とともに、その創作の秘密に肉薄してゆく。

ザイダ・バリルート監督のコメントは、ムーミンゆかりの地でもあるフィンランドから到着。「日本のムーミンファンの皆さん、こんにちは」と、まずは日本のムーミンファンに向けた挨拶を述べ「『TOVE/トーベ』は若く野心的な画家であるトーベ・ヤンソンの物語で1940年から50年代のフィンランドが舞台です。トーベについて出来るだけ親密で誠実な映画を作るよう心がけました」「トーベの若かりし頃を描くことによって彼女に新たな光を当てられたら嬉しいです」とメッセージを届けた。

その後に続くのは、独特のリズムを刻みながら夜の部屋で1人踊るトーベの姿から始まる本作の冒頭映像。第二次世界大戦下のフィンランド・ヘルシンキでミサイルの爆音に怯え、爆撃で廃墟となった街を彷徨いながらも、1945年に刊行される事になる、ムーミンシリーズ第1作目「小さなトロールと大きな洪水」を少しづつ紡ぎ出していく彼女の創作の様子を始め、”ムーミンのイラスト”を芸術として認めようとしない、著名な彫刻家である父親との軋轢、そして「コーヒーはケンカの後にする?」と、張り詰めた空気をやわらげるような母親とのやりとりなど、彼女がまだ、さまざまな葛藤に悩み、アーティストとして満たされない日々を送っていた時代を切り取ったものとなっている。

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