シャルロット・ゲンズブールが主演を務めるミカエル・アース監督最新作『The Passengers of the Night(英題)』(『Les Passagers de la Nuit(原題)』)が『午前4時にパリの夜は明ける』の邦題で2023年4月、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほかにて全国公開となることが決定し、ティザービジュアルも解禁された。
解禁されたティザービジュアルには、「80年代パリ――ある家族の7年の物語」というコピーとともに主人公・エリザベートが家族に囲まれ幸せそうに微笑む姿が映し出される。背景に広がるのは、朝焼けに包まれるパリの景色。夫との別れを乗り越え、夜明けの先に彼女は、そして彼らは何を思うのか。タイトルが表す意味とは――?
『なまいきシャルロット』(85)で初主演にしてセザール賞有望若手女優賞を受賞し、『ブッシュ・ド・ノエル』(99)でセザール賞最優秀助演女優賞、『アンチクライスト』(09)でカンヌ国際映画祭の女優賞受賞など映画賞を席巻し続けるシャルロット・ゲンズブールが見せる、夫の裏切りに傷つきながらも逞しく前へ進む等身大の女性の姿に注目が集まる。
今作は公開に先駆け、12月1~4日に行われる〈フランス映画祭2022 横浜〉にて上映が決定している。期間中は前作『アマンダと僕』(18)がヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門受賞、東京国際映画祭でグランプリと最優秀脚本賞W受賞の快挙を成し遂げ、今作がベルリン国際映画祭のコンペティション部門へ正式出品された、フランス映画界の次世代を担うミカエル・アース監督の来日も予定されている。
ストーリー
1981年、パリ。街は選挙の祝賀ムードに包まれ、希望と変革の雰囲気で溢れていた。そんな中、エリザベートの結婚生活は終わりを迎える。ひとりで子供たちを養うことになったエリザベートは、深夜放送のラジオ番組の仕事に就くことに。そこで出会った家出少女のタルラを自宅へ招き入れ、交流を重ねるなかでエリザベートやその子供たちの心に変化が訪れる――。
夫との別れ、芽生えた恋、子供たちの成長、そして下した決断とは…。人生で訪れる様々な変化を乗り越え、1歩ずつ前へと進んでいく彼女の姿は力強く、観る者の心を掴む。些細な、あるいは平凡にさえ見える出来事こそが人生の一大イベントであり、本当の意味でのドラマチックな変化だということに気づかせてくれる。
作品タイトル:『午前4時にパリの夜は明ける』
出演:シャルロット・ゲンズブール、キト・レイヨン=リシュテル、ノエ・アビタ、メーガン・ノーサム、ティボー・ヴァンソン、エマニュエル・ベアール、ロラン・ポワトルノー、ディディエ・サンドル
監督・脚本:ミカエル・アース(『アマンダと僕』『サマーフィーリング』)
共同脚本:モード・アメリーヌ、マリエット・デゼール
プロデューサー:ピエール・ギュイヤール
撮影:セバスティアン・ビュシュマン
編集:マリオン・モニエ
音楽:アントン・サンコー
2022年/フランス/カラー/111分/R15/ビスタ/原題:LES PASSAGERS DE LA NUIT
配給:ビターズ・エンド
コピーライト:(C) 2021 NORD-OUEST FILMS – ARTE FRANCE CINÉMA
2023年4月 シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国公開
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