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横浜聡子監督が三好銀の代表作を映画化『海辺へ行く道』2025年晩夏に公開

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映画『海辺へ行く道』ロゴ

知る人ぞ知る孤高の漫画家・三好銀の最高傑作と名高い「海辺へ行く道」シリーズが初めて映画化される。監督・脚本は『ジャーマン+雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』『いとみち』の横浜聡子。公開は、2025年晩夏が予定されている。

舞台は、アーティスト移住支援をうたうある海辺の街。何やらあやしげな“アーティスト”たちが行ったり来たりするこの街でのんきに暮らす14歳の美術部員・奏介とその仲間たちは、大好きなモノづくりをしながら、縦横無尽のイマジネーションでどこまでも世界を愉快にする。

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漫画「海辺へ行く道」書影
(C)三好銀/KADOKAWA

今回の発表とあわせて、横浜監督が第37回東京国際映画祭アジアの未来部門の審査委員をつとめることも発表された。

横浜監督と、原作者の息子でアーティストの三好風太氏からのコメントは以下のとおり。

コメント

監督・横浜聡子
2010年に「海辺へ行く道」に出会った時、もし映像化されることがあるとしたら他の誰にも撮られたくない、と思った(と同時に映像化はいかにも困難な作品だと怖れた)。三好銀さんの描く世界では、種々雑多な人や出来事がごく当たり前に、超然とそこにある。それを多様性と呼ぶまでもなく、世界はそもそもが多様なものなんだと気付く。存在して大丈夫なのだと、いつも励まされる。2024年、幸いにしてこの映画を作ることができたが、まだゴールじゃない。とめどない想像力をたずさえて道を行く三好さんの軌跡を、私はずっと追い続けるだろう。

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横浜聡子

アーティスト・三好風太
原作をなぞるわけでも、かといって蔑ろにするわけでもない、横浜監督の不思議な手つきによって、気づいた時には異界へと誘われていました。その手つきは、ときに軽やかでときに不穏な、劇中のアーティストたちの不定形な振る舞いとも、重なっているのかもしれません。父の遺した物語から出発しつつ、全く違った景色へ連れ去ってくれたことを、とても嬉しく思います。

『海辺へ行く道』
原作:三好銀『海辺へ行く道』(シリーズ全3巻)(ビームコミックス/KADOKAWA刊)
監督・脚本:横浜聡子
製作:映画「海辺へ行く道」製作委員会
配給:東京テアトル、ヨアケ
(C)2025映画「海辺へ行く道」製作委員会

公式サイト:umibe-movie.jp

2025年晩夏公開

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