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アーティスト、ニキ・ド・サンファルのドキュメンタリーが9月公開 監督は写真家・松本路子、ナレーションは小泉今日子

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写真家・松本路子が初めて挑んだ映画『Viva Niki タロット・ガーデンへの道』のポスタービジュアルと場面写真が解禁された。

本作は、ニキ・ド・サンファル(1930-2002)と10年以上にわたり交流してきた松本がこれまでに撮影した写真と、今回の映画の為に新たに追ったニキの作品の映像、関係者へのインタビューで構成されるドキュメンタリー。

20世紀を代表するアーティスト、ニキ・ド・サンファルはフランス貴族の娘として誕生。女性としての様々な困難を怒りと共にアートに反映させてきた時代を経て、開放感に包まれた女性像「ナナ」シリーズを創作。20世紀のヴィーナスとも呼べるカラフルで陽気なナナは徐々に巨大化していく。

さらに遊び心あふれる数々の野外彫刻や建造物を創り、その集大成として生まれたのが「タロット・ガーデン」だ。イタリアはトスカーナのオリーブの森にあるこの彫刻庭園には、大アルカナのタロットカード22枚の寓意画が彫刻や建物として作られている。奇想天外で愉快なマジカルワールドは、だれもがワクワクする空間となっており、現在も多くのファンが訪れている。

一方、松本はオノ・ヨーコをはじめ、世界で活躍する女性アーティストのポートレートなどを撮影し、その作品は国内外の美術館に永久収蔵されている。1981年から10年以上にわたり、ニキの大胆にしてきわめて繊細、何よりも自由な発想と遊び心に魅せられ、写真撮影を通し彼女と交流を続けてきた。そんな松本が「生涯でやり残したことは何か」と考え始めた時、「ニキともう一度向き合ってみたい」と思い至る。そして映画製作のために、ヨーロッパ各地、アメリカ、日本国内の作品を訪ね、そして「タロット・ガーデン」を再訪し本作が誕生した。

なお、ナレーションを努めるのは小泉今日子上田ケンジとのユニット「黒猫同盟」としてオリジナルのエンディング曲も提供するなど本作に全面的に参加している。さらに今回、小泉からはコメントも到着している。

そして解禁されたポスタービジュアルには、自分の作品に寄り添うニキ・ド・サンファルと、生涯をかけて作りあげ、今も人々から愛されている「タロット・ガーデン」がデザインされ、ニキの作品の世界観が堪能できる。また、松本が撮影したニキの自宅での写真と、本作のために新たに撮り下ろした「タロット・ガーデン」、そして建設中の「タロット・ガーデン」でくつろぐニキの写真も解禁された。

『Viva Niki タロット・ガーデンへの道』は9月25日(水)より東京都写真美術館ホール、9月27日(金)よりシネスイッチ銀座他にて全国順次公開。

小泉今日子 コメント(敬称略)

ニキは自分自身ときちんと闘った人。
悲しみや怒りを乗り越えて、
自由で大胆だけど慈愛に満ちた作風に辿り着く。
松本監督が丁寧にタロット・ガーデンを案内してくれる。さあ、一緒にニキの世界を旅しましょう!

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(C)撮影 松本路子
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(C)撮影 松本路子
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(C)撮影 松本路子

ストーリー
20世紀を代表するフランス生まれの造形作家、ニキ・ド・サンファル。彼女は創作活動の集大成として、イタリア、トスカーナに20年の歳月をかけて彫刻庭園「タロット・ガーデン」を創り上げた。ニキと10年以上にわたり交流してきた写真家、松本路子が、その奇跡の庭園を訪れ、これまでに撮影した貴重な写真や新たに撮り下ろしたニキ作品の映像、関係者へのインタビューを通して、ニキの歩んだ道を辿る、日仏二人のアーティストの軌跡が交差した至福のドキュメンタリー。

『Viva Niki タロット・ガーデンへの道』
監督・撮影・脚本:松本路子
ナレーション:小泉今日子
編集:池田剛
音楽監修:青柳いづみこ
オリジナルエンディング曲:黒猫同盟(上田ケンジと小泉今日子)
製作:ニキの映画を創る会
助成:ポーラ美術振興財団、クラウドファンディングPLAN GO、藤田晴子の会、上野千鶴子基金
後援:ニキアート財団 グラフィックデザイン:辛嶋陽子
2024年/日本/日本語/76分/カラー&モノクロ/1.78:1/ステレオ
配給:ミモザフィルムズ
(C)2024 Niki Film Project  All Rights Reserved.

公式サイト:https://nikifilm-project.com/

9月25日(水)より東京都写真美術館ホール、9月27日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開

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