吉田修一の小説を大森立嗣監督・脚本にて映画化した『湖の女たち』(5月17日(金)公開)より、W主演を務めた福士蒼汰と松本まりかのメイキング&クランクアップシーンを収めた特別映像が解禁された。
本作は、観る者の理性と感性を激しく揺さぶるヒューマン・ミステリー。介護施設での殺害事件を発端に、刑事と容疑者の衝撃的な関係の行方と、事件に隠された真実が暴かれ、重層的な構造と壮大なスケール感で観る者を圧倒する。
事件が混迷を極めるなかで、身も心もさらけ出す難役に挑んだのは、刑事・濱中圭介役を演じた福士蒼汰と、事件が起きた施設の介護士・豊田佳代役を演じた松本まりか。圭介と佳代の歪んだ関係は、闇夜の湖畔で艶めかしい“生”の輝きを放つ。
クランクアップ日にサプライズで駆けつけた福士と笑顔でハグをかわし、スタッフへ挨拶をした松本はこれまでの過酷な撮影を振り返り、「初めて『あ、私女優辞めたほうがいいな』って思ったんです」と涙ながらに吐露。撮影を続けるうちに朝日の中で撮影しているスタッフたちを見て「私ここにいたい。映画の世界にいたいなって22年やってきて初めて心から思いました」と思いを新たにしたと語り、この作品に携われたことへの感謝を伝えた。
別のシーンでクランクアップを迎えた福士は、挑戦的な作品に対し不安もあったと話すが「大森監督が導いてくれて、自分の役者人生の糧となるような作品になったと思います」と感謝の思いを伝えつつ、撮影を無事に終えたことに安堵の表情で満面の笑みを見せた。
それぞれのクランクアップコメントとともに挿し込まれたメイキング映像では、手首を縛られたまま水中撮影に挑む松本を捉えた様子や、琵琶湖で釣りをするシーンの福士、撮影中に大森監督と真剣に話し合いをする一幕など、過酷な撮影の中でも時に笑顔を見せながら臨んでいた現場の様子が映し出されている。
大森監督によって見たことのない“悪”の面を剥き出しにした福士、そして女優を辞めようと思うほど苦しみながら難役を演じきった松本。ほかにも圭介にパワハラじみた圧力をかける先輩刑事・伊佐美役に浅野忠信、事件を追う若手週刊誌の記者・池田役に福地桃子、事件の容疑者として圭介と伊佐美に苛烈に追い詰められる介護士の松本役に財前直見、事件の発端となる亡くなった老人の妻・松江役に三田佳子など、実力派俳優たちが集結した。
ストーリー
湖畔の介護施設で百歳の老人が殺された。誰が、何のために…?
事件の捜査にあたった西湖署の若手刑事・圭介とベテランの伊佐美は、施設の中から容疑者を挙げ、執拗な取り調べを行なっていく。その陰で、圭介は取り調べで出会った介護士・佳代への歪んだ支配欲を抱いていく。
一方、事件を追う週刊誌記者・池田は、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていくが、捜査の先に浮かび上がったのは過去から隠蔽されてきた恐るべき真実・・・。それは、我々の想像を超えた過去の闇を引き摺り出す―。そして、後戻りできない欲望に目覚めてしまった、刑事の男と容疑者の女の行方とは―。
『湖の女たち』
出演:福士蒼汰 松本まりか
福地桃子 近藤芳正 平田満 根岸季衣 菅原大吉
土屋希乃 北香那 大後寿々花 川面千晶 呉城久美 穂志もえか 奥野瑛太
吉岡睦雄 信太昌之 鈴木晋介 長尾卓磨 伊藤佳範 岡本智礼 泉拓磨 荒巻全紀
財前直見/三田佳子
浅野忠信
原作:吉田修一『湖の女たち』(新潮文庫刊)
監督・脚本:大森立嗣
製作幹事:東京テアトル、ヨアケ
制作プロダクション:ヨアケ
共同配給:東京テアトル、ヨアケ
(C)2024 映画「湖の女たち」製作委員会
公式サイト:thewomeninthelakes.jp
公式X:@thewomeninthelakes
5月17日(金)全国公開
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