聴覚障害のある少年少女が出会う、映画『ワンダーストラック』バリアフリー字幕つき上映決定!実写洋画では異例の試み

ワンダーストラック

アカデミー賞主要6部門ノミネートに輝いた『キャロル』のトッド・ヘインズ監督最新作、『ワンダーストラック』が4月6日(金)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国公開となる
これまでも人種差別や、同性愛など社会的マイノリティのテーマにしたドラマを描いてきたヘインズ監督。本作では、1977年のミネソタに住む、母親を亡くした少年ベンと、1927年のニュージャージーに住む、聴覚障害の少女ローズという2人の子供たちを主人公に、見失ってしまった大切なものを探しに旅に出るという2つの物語が交互に語られていく。ベンを演じるのは、『ピートと秘密の友達』のオークス・フェグリー。ローズ役には、自身も聴覚障害を持ち、今回映画初出演となるミリセント・シモンズが大抜擢された。この二人をつなぐ重要な人物を演じるのは、ヘインズ監督と4度目のタッグとなるオスカー女優のジュリアン・ムーア。ベンの母親役には、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞助演女優賞ノミネートのミシェル・ウィリアムズが扮している。

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聴覚障害のある少年少女が出会う“ワンダーストラック=驚きと幸せの一撃”を描く本作を実際に同じ障害を持つ人々にも届けられるよう、実写洋画では異例のバリアフリー字幕つき上映を実施。「バリアフリー字幕」とは、高齢者や聴覚に障害のある人のために、セリフや音など耳から得る情報を字幕にして補足するもの。
この度、実際に聴覚障害を持つ観客にも、この映画を通して主人公たちの“ワンダーストラック”な旅を楽しんでもらえるよう、バリアフリー字幕つき上映を全国の劇場で実施することが決まり、全国24館にて上映される予定。これまで、100館以上で公開する邦画は字幕つき上映を実施しているが、100館以下の公開規模の洋画実写作品では異例の試みとなる。過去には、「沈黙-サイレンス-」(2017/01/21公開/TOHO系)、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(2017/09/23公開/松竹系)等で実績がある(KADOKAWA 配給作品において)。

主人公ローズ役を演じた聴覚障害のある女優ミリセント・シモンズは、「私は聾でよかったと思っています。手話は美しくて素晴らしい言語です」と語り、力強いメッセージを残している。

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ハリウッドでは障害を持った俳優が大衆映画に出演するという例があまり無く、障害者の役も健常者が演じることがほとんど。そんな中ヘインズ監督はミリセントだけでなく、サイレントで描く1927年のパートに登場するキャストの多くにろう者の俳優を起用。障害をものとものしない役者たちの演技も見所の一つとなっている。

目次

映画『ワンダーストラック』バリアフリー字幕付上映劇場

角川シネマ有楽町(千代田区有楽町1-11-1 読売会館8F)
4月8日(日)~4月9日(月)


ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷区渋谷1-23-16 ココチビル 7F/8F)
4月13日(金)~月14日(土)


新宿ピカデリー(新宿区新宿3-15-15)
4月20日(金)~4月21日(土)


MOVIX亀有(葛飾区亀有3-49-3 アリオ亀有 アリオモール3F)
4月22日(日)~4月23日(月)


イオンシネマ板橋(板橋区徳丸2-6-1 イオン板橋S.C 5F)
4月22日(日)~4月23日(月)


シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3-51)
4月22日(日)~4月23日(月)


川崎チネチッタ(川崎市川崎区小川町4-1)
4月14日(土)~4月20日(金)


シネ・リーブル梅田(大阪市北区大淀中1-1-88 梅田スカイビルタワーイースト3F)
4月15日(日)~4月16日(月)


なんばパークスシネマ(大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス8F)
4月22日(日)~4月23日(月)


MOVIX京都(京都市中京区新京極三条下ル桜之町400番)
4月22日(日)~4月23日(月)


シネ・リーブル神戸(神戸市中央区浪花町59 神戸朝日ビルディングB1F)
4月15日(日)~4月16日(月)


ミッドランドスクエア シネマ(名古屋市中村区名駅4-7-1 ミッドランドスクエア商業棟5F)
4月22日(日)~4月23日(月)


KBCシネマ1・2(福岡市中央区那の津1-3-21)
4月22日(日)~4月23日(月)


札幌シアターキノ(札幌市中央区南3条西6丁目 南3条グランドビル)
4月22日(日)~4月23日(月)


フォーラム仙台(仙台市青葉区木町通2-1-33 伊澤竹に雀ビル1F)
4月22日(日)~4月23日(月)


千葉劇場(千葉市中央区中央3-8-8)
4月22日(日)~4月23日(月)


MOVIXさいたま(さいたま市大宮区吉敷町4-267-2 コクーン新都心2F)
4月22日(日)~4月23日(月)


MOVIX宇都宮(宇都宮市インターパーク6-1-1 FKDショッピングモール宇都宮インターパーク店)
4月22日(日)~4月23日(月)


静岡シネギャラリー(静岡市葵区御幸町11-14 サールナートホール3F)
4月22日(日)~4月23日(月)


シネマパレット(那覇市久茂地1-1-1-9F)
4月22日(日)~4月23日(月)


ミッドランドシネマ名古屋空港(西春日井郡豊山町豊場林先1-8-501 エアポートウォーク名古屋内)
4月22日(日)~4月23日(月)


ユナイテッド・シネマ豊橋18(豊橋市藤沢町141 ホリディ・スクエア)
4月22日(日)~4月23日(月)


ユナイテッド・シネマ金沢(金沢市高柳町1-70-1)
4月22日(日)~4月23日(月)


シネプレックス小倉(北九州市小倉北区砂津3-1-1 チャチャタウン小倉内)
4月22日(日)~4月23日(月)

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ストーリー
1977年、ミネソタ。母親を交通事故で失った少年ベン。父親とは一度も会ったことがなく、なぜか母は父のことを語ろうとはしなかった。ある嵐の夜、母の遺品の中から父の手掛かりを見つけたベンは、落雷にあって耳が聞こえなくなりながらも、父を探すためひとりニューヨークへと向かう。1927年、ニュージャージー。生まれた時から耳が聞こえない少女ローズは、母親のいない家庭で厳格な父親に育てられる。憧れの女優リリアンの記事を集めることで寂しさを癒していたローズは、リリアンに会うためひとりニューヨークへと旅立つ。新たな一歩を踏み出したふたりは、謎の絆に引き寄せられていく。そして、大停電の夜、何かが起ころうとしていた――。

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作品タイトル:『ワンダーストラック』
出演:オークス・フェグリー、ジュリアン・ムーア、ミシェル・ウィリアムズ、ミリセント・シモンズ
監督:トッド・ヘインズ
脚本・原作:ブライアン・セルズニック
2017/アメリカ/英語/カラー・モノクロ/5.1ch/スコープ/117 分/
字幕翻訳:松浦美奈
PHOTO : Mary Cybulski
配給:KADOKAWA

公式サイト:http://wonderstruck-movie.jp
コピーライト:(c)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC

4月6日(金)、角川シネマ有楽町、
新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

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