演劇界の金字塔作品の映画化『焼肉ドラゴン』が韓国・全州国際映画祭のオープニング作品に決定!6月22日(金)全国公開

焼肉ドラゴン

日本の演劇賞を総なめにした演劇界の金字塔作品の映画化である『焼肉ドラゴン』が6月22日より全国公開される。舞台劇「焼肉ドラゴン」は朝日舞台芸術賞グランプリ、読売演劇大賞および最優秀作品賞など数々の演劇賞を受賞し、熱狂的な指示を受け2011年・2016年と再演、多くのファンを魅了した伝説の舞台。監督を務めるのは、演劇界では一流の演出家であり、映画界では『月はどっちに出ている』、『血と骨』などで脚本家としも名高い鄭義信が、本作では自ら初監督に挑戦、注目が集まる。

そんな日本の公開が控える中、本作が5月3日~12日に開催される、第19回全州国際映画祭のオープニング上映作品に決定した。韓国・全州市にて2000年に開始されてから今回で19回目を迎える全州国際映画祭は、過去、三島有紀子監督作『幼な子われらに生まれ』や市井昌秀監督作『箱入り息子の恋』のワールドプレミア上映が行われるなど、日本映画との繋がりも深い映画祭で、オープニング作品に日本映画が決定したのは万田邦敏監督作『接吻』(2008年)から10年ぶりの快挙となる。
今回の決定は、舞台版「焼肉ドラゴン」が韓国でも上演・再演を重ねたことや、ソウルでの上演時、感極まった観客の一人が感動のあまり過呼吸になり、救急車で運ばれるという事態になったほど、韓国国内での喝采を集めた舞台の映画化ともあり注目が集まっており、全州国際映画祭のヘッド・プログラマーのキム・ヨンジン氏から「韓国では簡単に出会うことのできないタイプの映画で、だからこそ今まで感じたこともない活力を垣間見ることができる。大衆性と映画としての品質が同居しており、観客の賛同を得て、観る人を感動をさせてくれる」と、オープニング上映に向けて自信満々のコメントが届いている。
また、今回のオープニング上映について、鄭義信監督からは「沢山の方がまた「焼肉ドラゴン」に会えるのを待ち望んでいる中、 全州国際映画祭がこの作品をオープニング作品に選んでいただいたことをとても幸せに感じています。国籍は関係なく、誰もが心を打つ映画になっているので、韓国の「焼肉ドラゴン」ファンのみなさんはもちろん、初めての方もぜひ映画祭に足を運んでもらえたら嬉しいです。」と感謝とともに自身の戯曲に込めた思いを寄せている。
当日のオープニング上映には、鄭義信監督と本作出演の韓国勢俳優たち(キム・サンホ、イ・ジョンウン、ハン・ ドンギュ、イム・ヒチョル)が一同に会し舞台挨拶を行う予定になっており、日本での公開に向けてさらなる注目が高まることは間違いない。

映画『焼肉ドラゴン』鄭義信監督 コメント
「韓国でも舞台「焼肉ドラゴン」は好評をいただき、初演、再演と上演してきましたが、再々演はできませんでした。沢山の方がまた「焼肉ドラゴン」に会えるのを待ち望んでいる中、全州国際映画祭がこの作品をオープニング作品に選んでいただいたことをとても幸せに感じています。韓国からはキム・サンホさん、イ・ジョンウンさん、ハン・ ドンギュさん、イム・ヒチョルさんが参加してくれています。4人とも素晴らしい俳優さんで、日本人キャストとのコラボレーションがとても上手くいきました。まるで本当の家族のように見えるのです。国籍は関係なく、誰もが心を打つ映画になっているので、韓国の「焼肉ドラゴン」ファンのみなさんはもちろん、初めての方もぜひ映画祭に足を運んでもらえたら嬉しいです。」

全州国際映画祭 ヘッド・プログラマー キム・ヨンジン氏 コメント
「第19回全州国際映画祭でワールドプレミアとして紹介される「焼肉ドラゴン」は日本に住む韓国人の家族の物語です。この映画は韓国では簡単に出会うことのできないタイプの映画ですが、だからこそ今まで感じたこともない活力を垣間見ることができると思います。「焼肉ドラゴン」には大衆性と映画としての品質が同居しており、観客の賛同を得て、観る人を感動をさせてくれることと思います。」

ストーリー
万国博覧会が催された1970(昭和45)年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花(真木よう子)、梨花(井上真央)、美花(桜庭ななみ)の三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。失くした故郷、戦争で奪われた左腕・・・。つらい過去は決して消えないけれど、“たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる―”それが龍吉のいつもの口癖だ。そして店の中は、静花の幼馴染・哲男(大泉洋)など騒がしい常連客たちでいつも賑わい、ささいなことで泣いたり、笑ったりー。そんな何が起きても強い絆で結ばれた「焼肉ドラゴン」にも、次第に時代の波が押し寄せてくるのだった。

作品タイトル:『焼肉ドラゴン』
出演:真木よう子 井上真央 大泉 洋
桜庭ななみ 大谷亮平 ハン・ドンギュ イム・ヒチョル 大江晋平 宇野祥平 根岸季衣 ほか
原作:戯曲「焼肉ドラゴン」(作:鄭 義信)
脚本・監督:鄭 義信
配給:KADOKAWA ファントム・フィルム
製作:「焼肉ドラゴン」製作委員会

公式サイト:http://yakinikudragon.com
コピーライト:(c)2018「焼肉ドラゴン」製作委員会

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