1968年からの三部作、2005年には平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』が令和の新たな時代と共にスケールアップし、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』として2021年全国ロードショーとなる。
今回の主役は、今飛ぶ鳥を落とす勢いの名子役・寺田心。数奇な運命に導かれ世界の存亡をかけた戦いに挑む主人公・渡辺兄(わたなべけい)を演じる。監督は2005年版に引き続き、日本が誇る映画界の鬼才・三池崇史。脚本は『20世紀少年』シリーズ、『GANTZ』シリーズ、『ドラゴンボールZ 神と神』、『MONSTERZ モンスターズ』、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の渡辺雄介。製作総指揮に角川歴彦と荒俣宏が名を連ねる。誰もが知る有名妖怪を始め、映画オリジナルの妖怪、さらに今回は世界中のモンスターも加わり、妖怪ワールドが拡大していく。
昨年には、寺田演じる主人公・兄(けい)をとりまく妖怪キャストに、狐面(きつねめん)の女役に杉咲花、狸の総帥・隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)役に大沢たかおが発表され話題となった本作。この度、新たな妖怪キャストとして、大森南朋、安藤サクラ、大倉孝二、三浦貴大、大島優子の出演が決定した。
20XX年、列島を南北に縦断する断層・大地溝帯=フォッサマグナから現れた「妖怪獣」により、妖怪界と世界に未曽有の危機が到来。妖怪たちは「妖怪獣」に対抗する力として、伝説の武神を復活させる手立てを講じる。しかし、その復活には古代に妖怪ハンターであった渡辺綱の血を継ぐ者の力が必要だった。そこで選ばれた宿命の兄弟が、思いもよらない大冒険に身を投じていく─!
今回解禁となったのは、兄(けい)たちが出会う気の良い妖怪たち。演じるのは、日本映画を代表する豪華実力派キャストの面々だ。もれなく渾身の特殊メイクが施されている。
大森が演じるのは、争いを好まず人間との共生を受け入れる妖怪たちのリーダー・ぬらりひょん。大きな頭が特徴で、妖怪たちのまとめ役ながら、ひょうきんでどこか頼りない面を持つ憎めない存在だ。大森は、自ら“逆オファー”するほど本作への出演を熱望し、毎回約2時間かけてぬらりひょんの特殊メイクを実施。「ぬらりひょんにしては若くないかな?と思ったけど、こんなぬらりひょんがあってもいいんじゃないかな」と語りながら、「いつも三池監督が撮る映画は、台本の枠を超えてくるので刺激的」と、三池組での撮影に手ごたえを感じていたことを明かしている。
安藤が演じるのは、赤ん坊を抱いた女の妖怪・姑獲鳥(うぶめ)。とても愛情深く、冒険の中で出会った兄(けい)の弟の身を誰よりも案じている。安藤は「想いの強さは、状況によって怖い方向にも受け取れると思う」として、大のことを愛おしく感じながらも、周囲にとってはどこか恐ろしさを感じさせるようなバランスを重視したという。キャスト陣については「妖怪の皆さんと過ごしている間がすごく楽しく、良いチームだった」と語り、“ぬらりひょん一派”のチームワークにも期待が高まる。
大倉が演じるのは、真っ赤な顔と毛が目を引く猿の妖怪・猩猩(しょうじょう)。なぜか和歌山弁を操り、ことあるごとにツッコミを入れる妖怪界きってのツッコミ役だ。特殊メイク姿については、「現場でみんなから『大倉君なのがよくわかる』と言われたので、扮装より顔の個性が勝ったと思う」と語るほど、しっくりハマっている様子。
三浦が演じるのは、真っ白な顔に高い鼻が特長の天狗(てんぐ)。同じ種族の軍団を率いており、一見するとキレ者かと思いきや、実は抜けたところもあるというギャップが魅力的なキャラクターだ。黒く塗られた目元やカラーコンタクトも手伝って、今回解禁されたキャストの中で最も素顔がわかりづらい三浦。強烈な特殊メイクについては、自身も鏡で見て「俺じゃなくても…(笑)」と思うほど完璧な仕上がりだったという。特殊メイクのおかげで、「天狗は素顔が隠れているので、恥ずかしがることが一つもないという面では、新しい気持ちで芝居ができた」と新たな手ごたえがあったことも明かしている。
大島が演じるのは、見ているだけで凍えそうなビジュアルながら、ハートは熱い雪女(ゆきおんな)。常に虚ろな目で雪をまとい何を考えているかわからない彼女だが、雪女だけに“冷たい”男性が大好き。いつもつれない隠神刑部(いぬがみぎょうぶ/大沢たかお)に惚れ込んでいる…という一面も。幼いころから妖怪が好きで、特に雪女に憧れていたという大島は、「妖怪になれたという嬉しさを心に持って、楽しんで演じた」と、待望の役柄を振り返っている。
本作でメガホンを取った三池監督は「この映画に集まってくれた役者たちは皆、間違いなく妖怪です。妖しい魅力で観る人の心を惑わせる、恐ろしい魅力の持ち主たちです。ですから皆さん、特殊メイクが似合います。ていうか、これが、本当の姿なのかも知れません。」とコメント。
さらに、今回解禁したキャスト陣が、劇中で絶対絶命のピンチに追いつめられていく役という点にちなみ、「さぁ、どうする大森南朋!いや、それはまずいだろ、安藤サクラ!いつもと同じ顔じゃないか、大倉孝二!煉獄さんを超えたぞ(見方のよってはね)、三浦貴大。熱く冷たく燃え上がる、大島優子!」と、ユーモラスかつ愛に溢れたコメントを寄せている。
豪華キャスト陣が渾身の特殊メイクで変貌を遂げた、個性豊かな妖怪たちの活躍は、いよいよ今夏公開に向け、さらなる追加キャストも今後発表される予定だ。
コメント一覧(※敬称略)
◆大森南朋/ぬらりひょん役
三池監督での映画化の話を聞いて「出たいなあ」と思い、取り計らっていただきました!こんなに大事な役で出演することになって、メイクも僕が一番大変で、思っていたのとちょっと違うなと思いながら、一生懸命頑張りました(笑)。メイクはみなさんに頑張っていただいて、2時間半ぐらいで仕上げていただいています。僕はぬらりひょんにしては若くないかな?と思ったりもしましたが、こんなぬらりひょんがいてもいいんじゃないかということで、演じております。三池監督が撮る映画は、台本の枠を全然超えてくるので刺激的です。本作では、『殺し屋1』(2001)でお世話になった三池監督と撮影監督の山本英夫さんが揃っているのですが、20年ぶりにお二人とお仕事をさせていただいたことも感慨深かったですね。
◆安藤サクラ/姑獲鳥(うぶめ)役
三池監督の映画は、脚本を読んだ印象と現場で出来上がる世界がまったく違うので、今回もワクワクしながら挑みました。同じ監督の現場に帰ってくることができるのはすごく嬉しくて、だからこそとても緊張しました。十数年ぶりにご一緒できたスタッフの方もいらっしゃって、それがめちゃくちゃ幸せで、楽しいけど背筋が伸びるというか、ずっと緊張感のある現場だったと思います。姑獲鳥は愛情深いキャラクターですが、想いの強さというのは、怖い方向にも受け取れると思うんです。だから、姑獲鳥としては兄(けい)の弟を「可愛い」と思っているけど、はたから見たら「怖い」と感じられるような、その丁度中間を漂うように演じました。撮影現場は、妖怪の皆さんと過ごしている間がすごく楽しくて。いろんな先輩方も同世代の方々もいて、とても素敵なチームでした。
◆大倉孝二/猩猩(しょうじょう)役
特殊メイクについては、みんなから「大倉君なのがよくわかる」と言われたので、扮装より顔の個性が勝ったなと思います!三池監督はスーパー映画監督って感じで、本当にエネルギッシュです。脚本も現場で変わっていくので、それに対してはいつでも対応できるように、緊張感を持って準備しつつやっていました。猩猩のセリフは、和歌山弁なんですよ。セリフは8割9割ツッコミですね。思い切りやらせていただいています。こんな妖怪らしい姿ですが、人間的なツッコミばっかりしています(笑)。
◆三浦貴大/天狗(てんぐ)役
特殊メイク姿は、鏡で見て「俺じゃなくても…」と思うほどの出来でした。ずっと視界の中にある“鼻先”も気になって…(笑)。天狗は飛べるので、ワイヤーアクションなど体を張ったシーンにも挑戦しています。そこそこ間抜けな天狗ですけど、とにかく必死に状況を何とかしようという気持ちで演じていましたね。演技をする上では、「ここまでやったら恥ずかしい」というせめぎ合いが、役としての人間らしさに見えることがあると思うんです。でも天狗は素顔が隠れているので、恥ずかしがることが一つもないという面では、新しい気持ちで芝居ができたと思います。今回の三池監督は、天狗には「『うぉーっ』て行って『うわぁー』って止める!」みたいな演出だったので、こちらも非常に楽しくやらせていただきました(笑)。
◆大島優子/雪女(ゆきおんな)役
妖怪はすごく好きです!小さい頃から妖怪はいるものだと思っていて、特に雪女に憧れを持っていたので、とても嬉しかったです。撮影中に妖怪の役作りについて悩んでいたら、三池監督が「妖怪はなんでもありだから!」と仰って下さったので、楽しむことが出来ました。隠神刑部に惚れ込んでいる役なので、「他の妖怪はどうでもいい、隠神刑部だけ!」という雪女の想いを貫きました。見た目は寒そうだけど、ハートは熱いです!みんなが妖怪にはなれるわけではないから、妖怪になれたという嬉しさを心に持って、楽しんで演じさせていただきました。
◆三池崇史監督
役者という道を歩む人間たちは…多分、妖怪です。少なくとも、この映画に集まってくれた役者たちは皆、間違いなく妖怪です。妖しい魅力で観る人の心を惑わせる、恐ろしい魅力の持ち主たちです。ですから皆さん、特殊メイクが似合います。ていうか、これが、本当の姿なのかも知れません。さて、映画では豪華な役者たちが絶体絶命のピンチに追いつめられます。さぁ、どうする大森南朋!いや、それはまずいだろ、安藤サクラ!いつもと同じ顔じゃないか、大倉孝二!熱く冷たく燃え上がる、大島優子!煉獄さんを超えたぞ(見方によってはね)、三浦貴大。と…みなさんお見逃しなく!
さらに、今年は夏の映画公開に向け日本はもちろん、世界に向けて”妖怪”を発信していく一大プロジェクト《妖怪大ヤミット》もスタート。《妖怪大ヤミット》は、東京オリンピック・パラリンピックに合わせて開催される、“日本の美”を国内外へ発信する日本博にも断トツのトップ(※「イノベーション型プロジェクト」第二期募集の企画中)で選定されるなど、妖怪はいよいよ世界へとはばたいていく。
《妖怪大ヤミット》概要
“妖怪”をテーマに、イベント、映像企画などが一堂に会するビッグ企画。映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』に登場する、日本の妖怪や世界のモンスターが集まる“ヤミット”(=闇のサミット)になぞらえて命名された。
【映像】TVドラマ「大江戸もののけ物語」
旗本の次男坊・新海一馬と謎の妖怪・天の邪鬼がバディを組み、江戸で起きるさまざまな問題を仲間の妖怪たちと力を合わせて解決する新感覚の妖怪ファンタジー時代劇。NHKBSプレミアムにて20年夏にOA、ひかりTV、dTVチャンネルRにて配信中。出演は岡田健史、本郷奏多ほか。
【イベント】荒俣宏の妖怪伏魔殿2020 -YOKAI PANDEMONIUM
妖怪研究の第一人者・荒俣宏氏監修による展覧会「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」を開催。本展では、日本各地に潜む見える妖怪から誰も見たことがない妖怪まで、妖怪のありようを端的に表した荒俣語録とともに紹介。新進気鋭のイラストレーターが描く妖怪絵図や、妖怪のイメージが具象化されたミイラなど、伏魔殿之門の向こうに広がる異世界空間が堪能できる。11/6~2/28、ところざわサクラタウンの角川武蔵野ミュージアムにて。
【イベント】「みんなの妖怪絵 角川武蔵野妖怪絵コンクールより」
2019年の「角川むさしの妖怪絵コンクール」で所沢市内の小学生を対象に公募された484点の作品群。地元ならではの風土をとらえた妖怪や、日常生活の体験から生まれた妖怪など、ユニークな視点で創造された妖怪は、妖怪研究の第一人者、荒俣宏も大絶賛。荒俣自らすべての作品に目を通し、入賞作品を選定。2020年はこの入賞作品および参加作品を「荒俣宏の伏魔殿」の中で「みんなの妖怪絵 角川武蔵野妖怪絵コンクール2019」として展示。また、「角川武蔵野妖怪絵コンクール2020」を、今年は公募範囲を広げて開催予定。作品は11/6~2/28「荒俣宏の妖怪伏魔殿」の中で鑑賞できる。
【イベント】朗読劇「風の聲~『妖怪大戦争 ガーディアンズ』外伝~」
映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』のスピンオフストーリーを豪華声優陣、スタッフによる朗読劇で贈る。スーパーバイザーは荒俣宏、朗読劇プロデュースは水島裕が務める。2021年、ところざわサクラタウン・ジャパンパビリオン ホールAにて開催予定。
【映像】妖怪前夜祭
妖怪は日本映画の中でどのように描かれてきたか、いかに妖怪が時代を超えて日本映画のクリエイターたちを刺激してきたか、いかに観客がそれを受け入れてきたかを検証する映画祭企画。20年は12/27(日)、妖怪伏魔殿2020開催期間中にところざわサクラタウンジャパンパビリオンにて『妖怪大戦争』(68)、『妖怪大戦争』(05)を上映。ニコニコ生放送でのオンライン妖怪前夜祭も同時開催。さらに、妖怪作品5本を七夜連続でネット上映会を開催。21年には都内劇場にて、「妖怪映画祭2021」を開催予定。
https://blog.nicovideo.jp/niconews/143146.html
【出版】所沢ウォーカー
クチコミ満載!「食べる」「買う」「遊ぶ」所沢市の全部入り本が完成!!
ところざわサクラタウン徹底紹介、地元民のクチコミで集めた!所沢の地元自慢ランキングBEST50、所沢市出身EXILE・NAOTOが巡るデリシャスカレー、コラボ麺も登場!ラーメン激戦区厳選10杯、人気漫画「青春鉄道」と西武鉄道の特別特急列車「ラビュー」の特別描き下ろし漫画を収録、絶品!所沢グルメ、ところざわサクラタウンの非売品手帳、西武鉄道のオリジナルグッズと交換できる引換券付き!(数量限定)。990円(税込)にて発売中。
『妖怪大戦争 ガーディアンズ』限定デザインムビチケ
現在発売中
販売:ところざわサクラタウン 角川武蔵野ミュージアム・ロックミュージアムショップにて販売いたします。
価格:一般 2,100円(税込)、ジュニア 1,400円(税込)
特典:オリジナルマスク 「狐面の女」タイプ、「隠神刑部」タイプ
各一般サイズ、ジュニアサイズから1種類を選べます。
※本商品は数量限定のため、なくなり次第終了となります。
※詳細情報は映画公式サイトをご覧ください。
公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/yokai/
作品タイトル:『妖怪大戦争 ガーディアンズ』
出演:寺田心 杉咲花 大沢たかお
監督:三池崇史
脚本:渡辺雄介
製作総指揮:角川歴彦、荒俣宏
製作プロダクション:OLM
配給:東宝、KADOKAWA
公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/yokai/
公式Twitter:@yokai_movie
コピーライト:(C)2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ
今夏全国ロードショー!
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