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菊地凛子×熊切和嘉監督『658km、陽子の旅』予告編&写真家・長島有里枝の撮影による本ビジュアル解禁!

658km、陽子の旅

菊地凛子の初となる邦画単独主演作で、熊切和嘉が監督を務める『658km、陽子の旅』(7月28日(金)公開)の本ビジュアルと本予告編、さらに場面写真が一挙解禁となった。

『バベル』(06)で米アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、「TOKYO VICE」(22)等で国際的に活躍する菊地と、『#マンホール』(23)で第73回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待され、国内外で注目を浴びる熊切監督。

そんな2人が、『空の穴』(01)以来22年ぶりにタッグを組んだ本作は、父の訃報を受け東京から青森県弘前市の実家までヒッチハイクをすることになった主人公・陽子が、東京―福島―宮城―岩手―青森をたどる旅の中で出会う人々とのトラブルや温かい交流を通して、後悔を抱え孤立した心を癒していく一夜のロードムービー。

TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM(TCP)2019脚本部門の審査員特別賞を受賞した室井孝介のオリジナル脚本を原案に、熊切監督が菊地を主演に迎え映画化。他人との密な関係を作らず生きることのできる現代、人との関わり方に苦しみ模索する陽子の姿に、観る者の心が痛くなるほどの臨場感で迫る作品が完成した。

熊切監督はこれまで『ノン子36歳(家事手伝い)』(08)や『夏の終り』(13)で個性的なヒロインを描いてきたが、本作でも人生にもがき苦しむ“陽子”というヒロインを繊細に描き出している。また菊地演じる陽子は就職氷河期世代を背景にしており、作品冒頭の引きこもる生活から、厳しい外の現実を歩みはじめる姿を、真摯に演じ切り新境地を開いている。

メインビジュアル写真の撮影を務めたのは、90年代から写真家として活躍し木村伊兵衛写真賞をはじめ多数を受賞、現在はフェミニズムの論客としても知られ、アートジャンルを横断して活動する長島有里枝。早朝の荒れる海を前に呆然と遥か遠くを見つめる菊地凛子演じる“陽子”の諦めとも希望ともつかない姿を見事に切り取り、美しく印象的な本ビジュアルが完成した。

父の出棺まであと12時間―。主人公・陽子は東京から青森まで、20年以上会うことのなかった父との別れのために故郷を目指す。解禁となった予告編では、ヒッチハイクで見ず知らずの人の助けで車に乗せてもらったり、自ら歩いたりと、一夜の出会いと別れを紡ぎながら寒空の東北を歩んでいく姿が様々に映し出される。「自分には何もないんだって。」と、吐露するセリフに、半ば人生を諦めて生きてきた陽子の想いと、孤独がにじみ出す。

また合わせて、”Wilco/A ghost is born”のプロデューサーとしてグラミー賞を受賞する世界的ミュージシャンのジム・オルークとマルチな演奏家として国内外で活躍し、映画『ドライブ・マイ・カー』の音楽を手掛けた石橋英子によるエンディングテーマ「Nothing As」の楽曲も解禁。歩みを進める陽子を、石橋の優しく透き通る歌声が導く幻想的な楽曲となっている。

658km、陽子の旅
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