現在すでに50万部を突破、第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」大賞を受賞するなど書店員からも映像化を希望する声が多く上がっていた「余命10年」(小坂流加著/文芸社文庫NEO刊)が、『新聞記者』(第43回日本アカデミー賞6部門受賞)『ヤクザと家族 The Family』の藤井道人監督によって映画化され、2022年春公開となる。
脚本は『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『雪の華』など等身大の若者のラブストーリーを描き、多くの感動作を世に送り出してきた岡田惠和、渡邉真子が担当。藤井監督との初タッグにも注目が集まっている。
そんな本作の劇伴音楽を、人気ロックバンド「RADWIMPS」が担当することが決定した。RADWIMPSが映画全編の音楽を手掛けるのは、新海監督作品のアニメ映画『君の名は。』『天気の子』に続き3作目で、実写映画の劇伴音楽を手掛けるのは本作が初挑戦となる。
また、あわせて劇伴音楽入りの超特報映像も解禁された。「あと10年しか生きられないとしたら…」とタイプするシーンから始まるこの映像でスタートするのは、優しい鼓動のようなピアノの音色。徐々に音が重なっていく中で、主人公の茉莉の様々なシーンでの背中が映し出されていき、RADWIMPSの音楽がその背中にそっと寄り添っているかのようだ。
本作の出演者情報はまだ解禁されておらず、今回解禁の超特報映像ではその後ろ姿のみが映し出されている。映画化が発表された際にも、茉莉や和人を演じるのが誰なのか話題となっていたが、この情報は近日解禁となる予定だ。
なお、野田洋次郎(RADWIMPS)、藤井道人監督のコメントは以下の通り。
コメント全文
■ 野田洋次郎(RADWIMPS)
この度、映画『余命10年』の劇伴音楽をつとめさせて頂きました。
はじめて実写映画での劇伴作業は新鮮で挑戦に満ちたものでした。シーンを観ながら、茉莉や和人やその周りでたしかに生きる登場人物たちにどんな音で寄り添うべきなのか、背中を押すべきなのか、幾度もの苦悩もありました。
総合計時間にするとおそらくすでにこの映画を100回近く観ていることになります。ですが、編曲もすべて終わり最終のオーケストラの本番レコーディングでやはり、画面を観ながら涙がポロポロと出てきました。
この映画には、茉莉の人生には、きっとご覧になるあなたが明日からも生きていく意味が詰まっていると思います。
ぜひ、公開を楽しみに待っていてください。
■ 藤井道人監督
『余命10年』の脚本を読んだとき、茉莉と和人のイメージと、そこに寄り添う野田さんの音楽が自然と流れて来ました。
野田さんは、脚本を読んだインスピレーションでクランクイン前に音楽を作ってくれて、その音楽を聴きながら撮影は進んでいきました。まさに、野田さんに導いてもらいながらこの作品は完成しました。至福の時間でした。是非劇場で体感して欲しいです。
ストーリー
数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知った20歳の茉莉(まつり)。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけは決してしないと心に決めていた。しかし地元の同窓会で和人(かずと)と出会い、茉莉の10年は大きく動いていく……。
作品タイトル:『余命10年』
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和 渡邉真子
原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫NEO刊)
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:yomei10-movie.jp
公式Twitter:@yomei10movie #余命10年
コピーライト:(c)2022映画「余命10年」製作委員会
2022年春 ROADSHOW
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