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『余命10年』原作者の意思を継いで作品に向き合った小松菜奈&坂口健太郎と藤井道人監督が想いを語る特別映像解禁!

余命10年

小松菜奈&坂口健太郎がW主演を務める映画『余命10年』(3月4日(金)公開)より、特別映像が解禁された。

2017年の発売以来、ただの恋愛小説にとどまらない、切なすぎる小説としてSNS等で反響が広がり続け、現在すでに60万部を突破している「余命10年」(小坂流加著/文芸社文庫NEO刊)。第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」の大賞を受賞するなど、映像化を希望する声が多く上がっていた。

20歳で難病となり、もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉(小松菜奈)と、生きることに迷い、自分の居場所を見失った和人(坂口健太郎)。今回解禁となった映像では、そんな二人が出会い恋をして、かけがえのない日々を過ごす姿と合わせて、主演の2人と藤井道人監督が本作に並々ならぬ覚悟を持って臨んだことが伝わってくる内容となっている。

本作のメガホンを取った藤井監督は“余命もの”の作品に対して、ある種の抵抗があったというが「(小坂さんが)生前に書かれたものと闘病中に加筆された部分というところの生々しさだったりとか、彼女の本当に書きたかったことに対しての執着みたいなもの、それがすごく生きているように感じたんですよ」と、原作者の小坂流加が命を懸けて書き綴った物語を読んで、その強い想いに心を動かされ引き受けたと明かす。

原作者の意思を継ぎ映画を完成させた藤井監督だが、その熱き想いに呼応するかのごとく今回の役を全身全霊で演じた小松菜奈と坂口健太郎のふたり。

ヒロインの“茉莉”を演じた小松は「(監督は)小坂流加さんのご家族に対して敬意だったりとか、ひとつひとつが凄く丁寧でこの作品に特別な想いがあるんだなって。それを超える熱量で挑まなくてはいけない」と役作りについて明かし、約1年間の撮影に挑んだ本作を「この作品が宝物になる」と振り返っている。

“和人”を演じた坂口もまた「生半可な気持ちじゃできないなと、すごく強く思いました」と強い覚悟を持って役を演じたと明かしており、小松が演じた茉莉について「綺麗ごとだけじゃない茉莉の生き様というか生きた証じゃないですけど、それをちゃんとこう丁寧に書いていたから、だからこんなにいろんな人に刺さるんだろうなっていうのはすごく思いました」と完成した作品への自信を覗かせた。

先日行われたプレミアイベントでは、小松が感無量の涙を流しながら、演じ終えた後は抜け殻になるほど燃え尽きたと語り、坂口やそのほかキャスト陣も思わず目を潤ませるほか藤井監督は「命を懸けてつくった」と語るなど、その作品に対するキャスト・スタッフの強い想いにも大きな注目が集まった本作を、ぜひ劇場で。

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