関西ジャニーズJr.内のグループ「Boys be」で活躍中の池川侑希弥を映画初主演に迎えた足立紳監督による最新作『雑魚どもよ、大志を抱け!』(2023年春公開)の主題歌が、インナージャーニーによる書き下ろし新曲「少年」に決定した。
インナージャーニーは、2019年に開催された10代限定フェス【未確認フェスティバル】の出場をきっかけに結成。これまで開催したワンマンライブ、主催イベントは軒並みソールドアウトを記録。9月7日にリリースした1stアルバムが現在ヒット中と、若者を中心に幅広い世代から支持を集める4ピースロックバンド。10月1日には渋谷のduo MUSIC EXCHANGEにてワンマンライブ「インナージャーニーといっしょ vol.3-内旅編-」の開催が決定しており、「少年」を初披露する予定となっている。
本主題歌「少年」は、疾走感溢れるメロディーに乗せて思春期の少年たちを勇気づける、力強い楽曲となっている。ボーカルをつとめるカモシタサラは本作の撮影現場も訪れ、監督やキャストたちとも交流。物語のキーとなるトンネルでの緊迫したシーンを目の当たりにし、楽曲の構想を膨らませた。
また、本作が2022年10月24日(月)~11月2日(水)に行われる、第35回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now部門に選出され、出品されることが決定。ワールドプレミアは10月26日(水)16時より、丸の内ピカデリーにて上映される。
インナージャーニー カモシタサラ コメント
この度『雑魚どもよ、大志を抱け!』の主題歌を担当させていただくことになりました。
お話をいただいたときから、嬉しさとプレッシャーが混ざり合い、ずっとワクワクしています。
映画で描かれている時代は私が生まれるよりも前の話ですが、なぜだか懐かしくなったり、きっと誰もが一度は持ち合わせたことのある苦いような酸っぱいような感情が入り混じっていて、何度も心がぎゅっとなりました。
自分もこういうことあったなあなんて思い出したり。実際に撮影地まで行かせてもらって、それぞれいろいろなものを抱えた子どもたちの心の揺れ動きや、ハッとさせられる演技に引き込まれながら、空気や匂いから感じたことを全部歌に詰め込みました。映画の中の瞬くんたちと、私たちを繋ぐ架け橋のような歌になればいいなと思っています。とても良いシーンで曲が流れるので緊張していますが、最後まで聴いていただけたら嬉しいです。
イントロダクション
『百円の恋』では、引きこもりがちだった30代ニート女性が恋とボクシングに出会い変わっていく姿を…、『アンダードッグ』では、「咬ませ犬」に成り下がった中年ボクサーがどん底から這い上がろうとする姿を…、『喜劇 愛妻物語』では、売れない脚本家と鬼嫁の絶妙なやり取りで爆笑をさらいつつ根底に流れる夫婦愛を…、常に、欠点だらけで、それでいて愛すべき者たちの織り成す人間賛歌を描き、観客の熱い支持を受けて数々の賞を総なめにしてきた映画作家・足立紳。自身が執筆した小説『弱虫日記』(講談社文庫)を原作とし、「プライドを必死に獲得しようともがいている少年たち。その姿を今の世の中に問うてみたい」と意欲を燃やす作品が、この『雑魚どもよ、大志を抱け!』だ。
本作の主役たちは、昭和の終わりごろに、とある地方の町で育つ小学6年生男子たち。主人公・高崎瞬(池川侑希弥)は、癌の手術で片方の乳房を無くしたロうるさい母親・佳子(臼田あさ美)と多くを語らない父親・作郎(浜野謙太)の下で育つ、仲間たちとのバカな遊びやいたずらに夢中なやんちゃな男子。その瞬の親友たちには、犯罪歴のある父(永瀬正敏)を持つ隆造(田代輝)や、いじめを受けながらも映画監督になる夢を持つ西野(岩田奏)など、様々なバックボーンを抱えて苦悩しつつも懸命に明日を夢見る少年たちがいる。子供同士のシビアな権力争いやいじめを前に、友達を守るために、そして大嫌いな自分と訣別するためにも、瞬は勇気を振り絞る…少年時代の“葛藤と前進”、“出会いと旅立ち”を描く感動の物語だ。
この足立紳監督の最新作で、オーディションで抜擢されて映画初主演を務めるのが、Boys be/関西ジャニーズJr.で活躍中の池川侑希弥。子供同士の争いや家族の事情に翻弄されながら育つ、主人公・瞬の揺れる心情を、繊細に演じ切った。映画初主演とは思えない堂々とした存在感と瑞々しい演技は、観る者を惹きつける。
同級生たちには『CUBE 一度入ったら、最後』(21)の田代輝、「二月の勝者-絶対合格の教室-」(NTV、21)の白石葵一ほか、松藤史恩、蒼井旬、坂元愛登、岩田奏ら、オーディションで選ばれた少年たちが揃い、昭和の地方都市に住む、それぞれ複雑な家庭環境で必死に生きる個性豊かな子供たちを熱演。
その他、豪華キャスト陣にも注目。瞬の母親・佳子を臼田あさ美、父親・作朗を浜野謙太、妹・ワコを新津ちせ、その他にも、瞬の親友・隆造の父親・真樹夫を、永瀬正敏、母親・美奈を河井青葉が演じる。
『ションベンライダー』(1983・日)、『スタンドバイ・ミー』(1986・米)、『少年時代』(1990・日)ど、少年期を描いた青春映画の系譜に連なる、新たなマスターピースが誕生した。
作品タイトル:『雑魚どもよ、大志を抱け!』
出演:池川侑希弥(Boys be/関西ジャニーズJr.) 田代輝 白石葵一 松藤史恩 岩田奏 蒼井旬 坂元愛登
臼田あさ美 浜野謙太 新津ちせ 河井青葉 /永瀬正敏
原作:足立紳『弱虫日記』(講談社文庫)
監督:足立紳(『喜劇愛妻物語』『14の夜』)
脚本:松本捻
音楽:海田庄吾(『百円の恋』『喜劇愛妻物語』)
製作幹事:東映ビデオ
制作プロダクション:the ROOM
制作協力:岐阜県飛騨市
配給:東映ビデオ
公式サイト:https://zakodomoyo-movie.jp/
コピーライト:(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会
2023年春、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
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