名匠アニエス・ヴァルダとアーティストJR の共同監督作で、本年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされている 『Faces Places(英題)』 の邦題が『顔たち、ところどころ』に決定した。
「ヌーヴェル・バーグの祖母」とも呼ばれる女性映画監督の先駆であり、2015年にはカンヌ国際映画祭で史上6人目となるパルム・ドール名誉賞を受賞したアニエス・ヴァルダ。そして、一般の人が自分のポートレートをプロジェクトのホームページに送り、大きなポスターになって返送されてきた写真を好きな場所に貼る、という参加型アートプロジェクト『Inside Out(インサイド・アウト)』で知られるフランス人アーティストJR(ジェイアール)。
『顔たち、ところどころ 』は、そんなふたりがフランスの田舎を旅しながら、村々に住む市井の人々と接し作品を一緒に作り残していくロード・ムービースタイルのハートウォーミングなドキュメンタリー。辛口批評サイトとして知られる「ロッテン・トマト」では2月22日現在、100%という驚異の満足度を記録し、メディアでも「大いに感動させられ、面白く、すべてが素晴らしい!」(INDIEWIRE)、「忘れられない一本」(The New York Times)「完璧!!!」(Rolling Stone)と絶賛評が並んでいる。
第70回カンヌ国際映画祭にて最優秀ドキュメンタリー賞ルイユ・ドール(金の眼賞)、同年のトロント国際映画祭では最高賞にあたるピープルズ・チョイス・アワード(観客賞)のドキュメンタリー部門を受賞。また、2017年9月にはアニエス・ヴァルダが「アカデミー名誉賞」を受賞し、 第90回米国アカデミー賞、 第43回セザール賞にもノミネートされるなど、世界の映画祭を席巻中だ。本年度のアカデミー授賞式は3月4日(アメリカ現地時間)カリフォルニア州ハリウッドのドルビー・シアターで、セザール賞授賞式は3月2日(フランス現地時間)に開催予定である。
大いに感動させられ、面白く、すべてが素晴らしい!―INDIEWIRE
パワフルで、複雑で革命的な作品。忘れられない一本。―The New York Times
完璧。―Rolling Stone
至極の喜びを与えてくれる作品。―The Washington Post
作品タイトル:『顔たち、ところどころ』
出演:アニエス・ヴァルダ、JR
監督・脚本・ナレーション:アニエス・ヴァルダ、JR
(2017 年/フランス/89 分)
音楽:マチュー・シェディッド(-M-)
配給・宣伝:アップリンク
コピーライト:(c)Agnes Varda-JR-Cine-Tamaris, Social Animals 2016
2018 年9 月、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開