ケイト・ブランシェット主演『TAR/ター』が第95回アカデミー賞で作品賞、監督賞(トッド・フィールド)、脚本賞(トッド・フィールド)、主演女優賞(ケイト・ブランシェット)、編集賞、撮影賞など主要6部門にノミネートされた。また、日本公開が5月12日(金)に決定した。
監督と脚本は、これまで手掛けた長編映画『イン・ザ・ベッドルーム』と『リトル・チルドレン』が、2作ともにアカデミー賞脚色賞にノミネートされたトッド・フィールド。16年ぶりとなる待望の最新作となる本作は、フィールド監督がその鋭敏な表現力によって「唯一無二のアーティスト、ケイト・ブランシェットに向けて書いた」と語る、絶対的な権力を振りかざす天才指揮者リディア・ターの物語。
音楽界の頂点に上りつめたターだったが、襲い掛かる重圧と仕掛けられた陰謀によって、少しずつ心の闇が暴かれていく──。崇高なる芸術と、人間の欲望と狂気が、誰も聴いたことのない禁断の交響曲を奏でる驚愕のサイコスリラー。
今回のアカデミー賞ノミネートで、トッド・フィールドは手掛けた長編映画全てがノミネートされたことになり、本作で3度目の正直が期待されている。そしてケイトは今回で8回目のアカデミー賞ノミネート。先日発表されたゴールデングローブ賞をはじめ、ヴェネチア国際映画祭女優賞、全米・NY・LAの批評家協会賞と名立たる賞を独占しており、『ブルー・ジャスミン』『アビエイター』に続く3度目のアカデミー賞受賞に王手をかけた。
ケイト・ブランシェットが自らの記録を塗り替え続けている『TAR/ター』は5月12日(金)公開。なお、アカデミー賞は現地時間3月12日に発表される。
『TAR/ター』
第95回アカデミー賞 ノミネート一覧
■ 作品賞
■ 監督賞:トッド・フィールド
■ 脚本賞:トッド・フィールド
■ 主演女優賞:ケイト・ブランシェット
■ 編集賞:モニカ・ヴィッリ
■ 撮影賞:フロリアン・ホーフマイスター
ストーリー
世界最高峰のオーケストラの一つであるドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター。彼女は天才的な能力とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、自身を輝けるブランドとして作り上げることに成功する。今や作曲家としても、圧倒的な地位を手にしたターだったが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時、かつてターが指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられたターは、追いつめられていく──
作品タイトル:『TAR/ター』
出演:ケイト・ブランシェット『ブルー・ジャスミン』、ニーナ・ホス『あの日のように抱きしめて』、マーク・ストロング『キングスマン』、ジュリアン・グローヴァ―『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』
監督・脚本:トッド・フィールド『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』
音楽:ヒドゥル・グドナドッティル『ジョーカー』(アカデミー賞作曲賞受賞)
原題:TÀR/アメリカ/2022年
配給:ギャガ
公式サイト:https://gaga.ne.jp/TAR/
公式ハッシュタグ:#TAR #タ―
コピーライト:(C) 2022 FOCUS FEATURES LLC.
5月12日(金) TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
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