講談社「月刊デザート」で2011年9月号~2016年7月号まで連載され、累計発行部数130万部(※デジタル売上含む)の人気コミック・那波(ななみ)マオ原作「3D彼女 リアルガール」(全12巻)がついに実写映画化。映画『3D彼女 リアルガール』は9月14日(金)より全国ロードショーとなる。この度、上海国際映画祭で本作のワールドプレミア上映が実施され、監督&キャスト陣が舞台挨拶を行った。
6月16日より開催されている第21回上海国際映画祭。国内外約500にも及ぶ作品の上映が行われるアジア圏最大規模の映画祭で、中国で唯一の国際映画製作者連盟公認映画祭である。この度、本作が日本の最新作&話題作の上映が行われる「上海・日本映画週間」のクロージング作品として招待され、6月25日にワールドプレミア上映が実施された。本作の世界初上映ということで、中条あやみ、佐野勇斗、英勉監督が上海へ渡航し、舞台挨拶を行った。
舞台挨拶前に「しっかり『3D彼女』の魅力を上海のみなさんに届けたいなって思います!」と笑顔を見せる中条さん。佐野さんは「ちょっと緊張しています。やっぱり日本語が通じないのが怖いな」と緊張を垣間見せながらも、「大暴れしたいと思います(笑)みなさんに楽しんでもらえるように、まじめに、楽しく頑張りたいと思います」と目を輝かせていた。上映前に中条さん・佐野さん・英監督が姿を現すと大歓声が沸き起こり、温かく大きな拍手で迎えられた3人はそれぞれ、中国語でご挨拶。3人も観客たちと共に、出来上がったばかりの映画を鑑賞することに。
上映後、会場は「美女とオタク」の大純愛ラブコメディを存分に堪能し、“笑って”“泣いて”と観客たちの大感動で満ち溢れ、再びステージに3人が登壇すると上映前の盛り上がりを超える大歓声が。“中国のお客さんと一緒に本作をご覧になった感想を教えてください”との質問に、「初めてご覧頂いたお客さんなので、どういう反応をして頂けるかと不安だったんですけれど、所々笑って頂いたり、鼻をすすっている音が聞こえたり、最後には拍手も頂いて。すごく嬉しかったです。まずはホッとしました」と中条さん。佐野さんも「こうやってお客さんと一緒に映画を観させてもらうのは初めてだったのですが、僕のふざけているシーンでみなさんが大声で笑ってくださっていて本当に安心しました。自画自賛になってしまいますが、自分で観ていてもめっちゃ面白かったです。今日観て頂いた方には色んな人にこの映画を勧めて頂きたいと思います!」と上映を振り返るとともに、喜びを露わに。英監督は「今日ここで観て頂いたことをすごく嬉しく思っています。愛してます!この後みんなで飲みに行こう!(笑)」とコメント。観客たちの盛り上がりように3人共、安堵した様子で、場内の熱気に感動し喜びを噛みしめていた。
改めて中条さんと佐野さんのキャスティングについて尋ねられると、監督は「でも、(この二人以外に)他に誰が居ますか?」とコメント。すると場内からも共感の声が。オタクと交際する美少女の色葉を演じた中条さんは「この映画は漫画原作なのですが、漫画で描かれている色葉はスタイルも完璧で、表情ひとつひとつが本当にかわいくて。私も、漫画を読みながら色葉に恋しちゃいそうになるぐらい。普段はあまり考えたことがなかったのですが、台詞言いながら可愛く映れているかなとか、どう映っているのかなということをこの作品では特に気にしていました」と役作りを振り返る。佐野さんは「コミカルなシーンに関しては、監督が撮影している時に(面白いと)笑って下さるので、とにかく監督を笑わせようと(笑)監督とのネタ合戦のようになっていました。中条さんとすごく現場で仲良くさせて頂いていたので、後半のシリアスなシーンは、本当にただ悲しかったです。姉弟みたいに仲良くさせて頂いていたので、役作りをしたというよりは素直に気持ちが入りました」と撮影時の心境を明かした。佐野さんの前半のコミカルさ溢れるシーンと後半のシリアスな場面で魅せたふり幅のある名演には注目して頂きたい。
撮影中、とにかく仲が良かったキャストたち。「みんなでキャンプに行って、バーベキューをしたりする場面があるのですが、ミツヤくん(清水尋也)とありさちゃん(恒松祐里)がバギーに乗るシーンがあって。そのバギーにみんな乗りたくて、交代に乗って遊んでいたら、遊びすぎて大人の方々に本当に怒られてしまいました(笑)」と撮影現場の仲の良さが伝わるエピソードを中条さんが披露。佐野さんは「僕が好きなのは、仲間外れにされてしまったミツヤを筒井が呼ぶシーンです。ミツヤが凄く面白くて。学校の中でやんちゃな彼が、野菜を優しく扱うこのシーンは、実は清水くんのアドリブです。本当に楽しかったです」と明かす。撮影時の思い出を振り返り、笑顔溢れる2人の姿を見て監督は「とりあえず、仲が良かったよね」と。「私はちょっと人見知りなのですが、初めて中条さんと会った時に、早く仲良くなりたくて。全員で仲良くしようというテーマでやっていたら、度が過ぎちゃいました(笑)」と加えた。
最後は上海の映画ファンからそれぞれパンダのぬいぐるみを受け取り、「上海でも上映がされたら、何度でも観て頂きたいです」と中条さん。佐野さんは「僕が演じた筒井は、アニメ・2次元に目を向けて生きていて、はじめは何も出来ない男の子だったのですが、色葉たちから魔法をかけられて(影響を受けて)、素敵な男性になれました。この作品は勇気がない時に観たら、一歩歩みだせるような元気が出る作品になっています。中国中に『3D彼女』のマジックがかかればいいなと思っています!」との言葉を感謝と共に述べた。
映画のみならずアニメ・漫画等、日本カルチャーを愛する上海の観客たちと過ごした時間は3人にとって貴重な体験に。舞台挨拶は映画の世界観さながら、本作ならではの笑いと涙からもたらされた、爽やかさと優しさに満ちた穏やかな雰囲気の中行われ、短き時間に惜しむ声も飛び交う中、イベントは幕を下ろした。
ストーリー
書店で万引きの濡れ衣を着せられた学校一の美少女・五十嵐色葉を助けたのは、2次元を愛する超絶オタク・つっつんこと筒井光。リア充の色葉から突然の告白を受けたつっつんは新手のイジメだと疑いながらも、正反対のふたりの交際がスタートして……!?
那波マオ原作の同名コミックを、映画『ヒロイン失格』チームが、中条あやみ主演、佐野勇斗共演で映画化。
『美女と野獣』ならぬ“美女とオタク“のありえない純愛の行方を描く、笑って泣いて爽やかな気持ちになれるマジカルなラブコメディ!
作品タイトル:『3D彼女 リアルガール』
出演:
中条あやみ 佐野勇斗
清水尋也 恒松祐里 上白石萌歌 ゆうたろう
三浦貴大 / 神田沙也加(声の出演)
濱田マリ 竹内 力
原作:那波マオ 『3D彼女 リアルガール』(講談社「KCデザート」刊)
監督:英 勉
脚本:高野水登 英 勉
音楽:横山 克
主題歌:西野カナ「Bedtime Story」(SMEレコーズ)
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:3dkanojomovie.jp
コピーライト: (c)2018 映画「3D彼女 リアルガール」製作委員会 (c)那波マオ/講談社
9月14日(金) 全国ロードショー