お笑い芸人・こがけんと前東京国際映画祭ディレクター・矢田部吉彦が『異端者の家』特別試写会に登壇

映画『異端者の家』の特別試写会が4月2日、東京・秋葉原UDXシアターにて行われ、お笑い芸人のこがけんと、前東京国際映画祭ディレクターの矢田部吉彦がトークイベントに登壇した。

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ヒュー・グラントが主演を務める本作は、A24が『クワイエット・プレイス』脚本コンビを監督、脚本に迎えた“脱出サイコスリラー”。

鑑賞前から本作に大きな期待を寄せていたというこがけん。その後、実際に鑑賞した後の第一印象は「<面白い>っていうのが第一の感想ですが、思っていたのと違う面白さがありましたね!」と告白。

同時に、原題である『Heretic』(異端者)のタイトルの意味を熟考しながら鑑賞し、このタイトルが持つ深い意味にも感銘を受けたといい、今回日本公開にあたって名付けられた邦題『異端者の家』が結果的に本作のテーマを見事に表しているとの見解も語った。

続いて、『ブリジッド・ジョーンズの日記』や『ノッティングヒルの恋人』など、ラブコメ映画の帝王として知られていたヒュー・グラントが、本作ではそのイメージを一気に覆し、こがけん曰く「多分友達いない」<サイコパス>に挑戦していることに言及。「今までラブコメでブイブイ言わしてきた彼の人生までもが伏線だった」と感服し、ヒュー・グラント演じるミスター・リードの「どこか信用できるようで信用できない存在感」について、彼のフレンドリーな態度に騙されそうになるものの「徐々に真の姿が明かされていく展開」に恐怖を覚えたという。

矢田部も、会話劇も重要な要素となっている本作が、劇中主な舞台となる<家>そのものが一つのキャラクターとして機能していると指摘。家の窓の異様な小ささや違和感の残る不思議な構造が観客に閉塞感を与え、物語の緊張感を高める役割を果たしているとも述べ、「2回目の鑑賞で、やっぱり逃していたカットとかショットとかに気づく」と語った。

そして、撮影監督には『オールド・ボーイ』など狭い空間の中でスリリングな映像を作り上げることでも知られる韓国のチョン・ジョンフン氏が起用されていることも説明し、本作でもその手腕が存分に発揮されていると評価した。

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物語冒頭、シスター2人がミスター・リードの<恐怖の家>に入るきっかけとなるミスター・リードの「奥さん」が実在するのかどうかで意見が別れたこがけんと矢田部。<いなかった>と断言するこがけんは、その理由として、ヒュー・グラントの役名である「ミスター・リード(誤解)とミス・リード(誤った導き)のダブルミーニングでは?」と自信を持って考察を披露。しかし、「その場合は(既婚者を表す)ミセス・リードでは?」と矢田部からすぐさま指摘が入り、得意満面の笑みから一気に窮地に陥ったこがけんの姿に、観客からも笑いが起こっていた。

2人のトークを通じて、緻密な脚本や撮影技術、キャスティングの妙などが改めて浮き彫りとなった本イベント。最後にこがけんは「ぜひ皆さんも本作を観て、周囲の人に勧めてください!」と複数回見てこそ楽しめる『異端者の家』の魅力を熱く語り、こがけんお馴染みの名フレーズを交えながら「『異端者の家』―― 一度入ったら、オーマイガー!」と会場を沸かせ、イベントを締めくくった。

ストーリー
シスター・パクストンとシスター・バーンズは、布教のため森に囲まれた一軒家を訪れる。ドアベルを鳴らすと、出てきたのはリードという気さくな男性。妻が在宅中と聞いて安心した2人は家の中で話をすることに。早速説明を始めたところ、天才的な頭脳を持つリードは「どの宗教も真実とは思えない」と持論を展開する。不穏な空気を感じた2人は密かに帰ろうとするが、玄関の鍵は閉ざされており、助けを呼ぼうにも携帯の電波は繋がらない。教会から呼び戻されたと嘘をつく2人に、帰るには家の奥にある2つの扉のどちらかから出るしかないとリードは言う。信仰心を試す扉の先で、彼女たちに待ち受ける悪夢のような「真相」とは――。

『異端者の家』
出演:ヒュー・グラント、ソフィー・サッチャー、クロエ・イースト
監督/脚本:スコット・ベック、ブライアン・ウッズ
原題:Heretic|2024年|アメリカ・カナダ|字幕翻訳:松浦美奈
上映時間:1時間51分
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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公式サイト:https://happinet-phantom.com/heretic/
公式X:@Heretic_jp

4月25日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

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