【レポート】『BAD LANDS バッド・ランズ』大阪で初披露!安藤サクラ&山田涼介「これ以上できないぐらい頑張った」

映画『BAD LANDS バッド・ランズ』の<大阪凱旋舞台挨拶>が行われ、主演の安藤サクラ、共演の山田涼介、監督の原田眞人と、サリngROCK、田中沙依、山田蟲男、一木美貴子が登壇した。

目次

映画『BAD LANDS バッド・ランズ』大阪凱旋舞台挨拶

■日程:9月23日(土)
■場所:T・ジョイ梅田
■登壇者(敬称略):安藤サクラ、山田涼介、サリngROCK、原田眞人監督、田中沙依、山田蟲男、一木美貴子

上映後のボルテージが上がり切った会場に、安藤、山田、サリngROCK、原田監督が登場すると、客席からは割れんばかりの大きな歓声が。興奮冷めやらぬ観客を前にして、安藤は「昨日大阪でイベントをやったので、ホームだと思ってリラックスしています…!上映後のみなさんと初めてお話しできる機会なので、とっても楽しみです!」、山田は本イベントに応募が殺到していたことに触れて「みなさんすごいですね…!上映後なので、撮影の裏話を共有できたらなと思っています!」、サリngROCKは「初めまして!映画初出演だったので、このような場に呼んでいただけてびっくりしています。すごく緊張していますが、よろしくお願いいたします!」、原田監督は、エンドロール後に劇場外までの拍手が聞こえていたことを聞き「劇場の中にいて、一緒に体験したかったです。昨日も来ていただけた方もいるようで、ありがとうございます!」と作品への反響の喜びと共に挨拶した。

特殊詐欺を生業とする主人公のネリと、その弟ジョーによる予測不可能なクライムサスペンスが描かれる本作。壮絶な過去を背負いながらも、強く優しく生きるネリを演じた安藤は、大阪での撮影について、「西成で撮影した時に、役のビジュアルのせいか“お前許可もろてんのか~”と、実際に地元の方に絡まれたんです(笑)でも悪い感じは全然しなくて、興味を持ってくれたのかなと逆に温かさを感じました!」と裏話を暴露。原田監督も「あの街の空気感に合っている、レトロな感じがしたね!」と当時を振り振り返った。

純粋無垢で無鉄砲なサイコパス・ジョーを演じた山田は、関西では滋賀での撮影のみだったため「安藤さんのスケジュールには大阪撮影が入っていると聞いて、“いいな~”と羨ましかったです(笑)」と残念がった表情を見せた。すると、すかさず安藤が「でもさっきお好み焼き食べたもんね?」とフォロー。姉弟のような見事な掛け合いを見せた。

裏賭場の帳付で裏社会での黒い仕事を仲介する謎多き女・林田役のサリngROCKは、今回のオファーに関して「“え、なんで私?”と思いました…!」と、大抜擢に信じられなかったよう。すると原田監督から、「最初、映像に興味がないからって断られたんですよ!」とリークが。それに被せて山田も「サリngさんのお芝居を見て、監督、涙流しながら笑ってましたよね?」と追加すると、原田監督からサリngROCKに関西を代表する女優・浪花千栄子さんのモノマネをするよう演技のオーダーがあったことが明らかに。無茶ぶりにも応えながらも、サリngROCKは本作で華々しくスクリーンデビューを飾った。

原作『勁草』刊行時(2015年)に、自ら映画化制作を志願したほど作品の世界観に引き込まれたという原田監督は、キャストたちの演技に関して「これ以上のものは望めない、パーフェクトなものだった!この二人(安藤と山田)の演技を見ていると、編集しながら涙ぐんでしまいました」と、満足げな様子。安藤は「私たち、これ以上できないぐらい頑張ったよね!」と山田とサリngROCKと肩を寄せた。

さらに、この日は映画に出演した大阪在住のキャストの田中沙依、山田蟲男、一木美貴子の三名も登壇した。オーディションで原田の手によって選ばれたという田中は、「関西人として、大阪が舞台のかっこいい作品に出られたことが嬉しいです。撮影初日に“ようこそ原田組へ”と声を掛けていただけて、“すごい所に来たんだな…”と震えました」と話した。

「突劇金魚」としてサリngROCKと共に活動している山田(蟲)は、「初めての映画出演だったので緊張しましたが、サリngROCKもいたので和やかにやらせていただきました」と言い、劇中でも二人で存在感を放った。また、W山田(涼介と蟲男)による共演シーンがあったものの、一言も会話していないという事実が発覚――。現場の緊張感が垣間見えた一コマだった。

一木は、冒頭の重要なシーンに登場する役を担っており、「“ちょっとだけ”安藤さんの方言指導をさせていただきました」とユニークに挨拶。登壇者全員から「ちょっとだけじゃない!」と総ツッコミを受けたが、安藤からの信頼が厚く「耳なじみが良くて楽しかったです!」とのコメントも。三者三様の関わり方で、それぞれのキャラクターを見事に演じ切った。

最後に、原田監督は「また大阪に戻ってくるので、盛り上げてください!みんなで一緒に頑張りましょう!」、山田は「かっこいい日本映画になりました。ここからはみなさんの手で育てていただければ嬉しいです!」、そして安藤は「みなさんも“共犯者”ですので、身近なお父さん世代にもお声がけいただけたら嬉しいです!」と、改めて作品をアピールし、大阪での凱旋イベントは幕を下ろした。

ストーリー
<持たざる者>が<持つ者>から生きる糧を掠め取り生き延びてきたこの地で、特殊詐欺に加担するネリと弟・ジョー。
二人はある夜、思いがけず“億を超える大金”を手にしてしまう。
金を引き出す…ただそれだけだったはずの2人に迫る様々な巨悪。
果たして、ネリとジョーはこの<危険な地>から逃れられるのか。

作品タイトル:『BAD LANDS バッド・ランズ』
出演:安藤サクラ 山田涼介
生瀬勝久 吉原光夫 大場泰正 淵上泰史 縄田カノン 前田航基
鴨鈴女 山村憲之介 田原靖子 山田蟲男 伊藤公一 福重友 齋賀正和 杉林健生 永島知洋
サリngROCK 天童よしみ / 江口のりこ / 宇崎竜童
監督・脚本・プロデュース:原田眞人
原作:黒川博行『勁草』(徳間文庫刊)
製作:村松秀信 ウィリアム・アイアトン 勝股英夫 藤島ジュリーK.
エグゼクティブ・プロデューサー:柳迫成彦 上木則安 企画・プロデュース:鍋島寿夫 プロデューサー:小杉宝 小笠原宏之 原田遊人 プロダクション統括:吉田尚剛 秋本つばさ
音楽:土屋玲子 ラインプロデューサー:大日方教史 撮影:北信康 照明:柴田雄大 美術:金勝浩一 録音:鶴巻仁 編集:原田遊人 装飾:KEN 衣装:宮本まさ江
ヘアメイクディレクション:酒井啓介 ヘアメイク:塩谷英里 スタントコーディネーター:中村健人 Bカメラ撮影:堂前徹之 VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
整音:矢野正人 音響効果:柴﨑憲治 スクリプター:川野恵美 キャスティング:石垣光代 助監督:土肥拓郎 制作担当:伊藤栄
「BAD LANDS」製作委員会:東映 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント エイベックス・ピクチャーズ ジェイ・ストーム
制作協力:スカイホーク アミューズメントメディア総合学院
制作プロダクション:AMGエンタテインメント つばさプロジェクト
2023年/143分/カラー/シネスコ/5.1ch
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

公式サイト:https://bad-lands-movie.jp/
公式Twitter:@bad_lands_movie
公式Instagram:@bad_lands_movie #映画バッドランズ
コピーライト:(C)2023「BAD LANDS」製作委員会

9月29日(金)全国ロードショー

関連記事:
【レポート】『BAD LANDS バッド・ランズ』原田眞人監督&原田遊人プロデューサーが日本外国特派員協会での会見に登壇
『BAD LANDS バッド・ランズ』ネリ(安藤サクラ)とジョー(山田涼介)姉弟を追い詰める巨悪の数々…場面写真初解禁!
安藤サクラ×山田涼介『BAD LANDS バッド・ランズ』に超豪華キャスト陣が集結!予告映像・本ビジュアルも解禁
安藤サクラと山田涼介が姉弟役『BAD LANDS バッド・ランズ』9月公開決定!特報&キャスト・スタッフコメント到着
目次