『ビートルジュース ビートルジュース』ティム・バートン監督&キャストがヴェネツィア国際映画祭レッドカーペットに集結

画像1

第81回ヴェネツィア国際映画祭がイタリア・現地時間8月28日より開幕。『ビートルジュース ビートルジュース』がオープニング作品として上映され、ワールドプレミアを迎えた。

映画の公式上映に先立ち実施された『ビートルジュース ビートルジュース』の記者会見。ティム・バートン監督を初め、マイケル・キートンウィノナ・ライダーキャサリン・オハラに加え、本作から新たに参加となったジャスティン・セローモニカ・ベルッチジェナ・オルテガウィレム・デフォーという豪華キャストが水上ボートに乗り、街中からの歓声に手を振り応えて記者会見の会場へ。ボートが到着すると、一同を今か今かと待ち構えていたファンたちと一緒に写真を撮ったりサインをしたりする一幕も。

画像2
画像4

記者会見でティム・バートン監督は「『ビートルジュース』はとても好きな作品ですが、なぜ前作があれほど成功したのか正直よくわかっていません。ただ他の作品とは違う、とても個人的な思い入れがある作品でもあり、こうやってまたマイケルやキャサリン、ウィノナと一緒に作品を作り、ジェナ、モニカ、ウィレム、ジャスティンという新たなメンバーがこの作品に参加してくれて、更に自分にとって特別な作品となりました」と語った。

また、「自分にとって映画作りというものは、心に従ってやりたいことをやるべきであると考えていて、それがこういう作品を作ることなのだと思います。この作品はとてもエネルギッシュで、作っていて非常に楽しかったです。だからこの作品が好きなのです」とコメントした。

画像3

また、前作に続き“ビートルジュース”という伝説的なキャラクターを演じたマイケル・キートンは「この作品は何かにインスパイアされたものではなく、非常にオリジナリティにあふれています。そんな唯一無二の作品に携われることは、私にとって大変光栄なことでした。さらに、この作品に参加しているキャストも本当に素晴らしく、現場では常に笑いが絶えませんでした。創作過程も非常に充実していて、懐かしのメンバーでまたみんなで一つのものを作り上げる喜びを改めて感じました」と振り返った。

画像5
(c)Kazuko Wakayama

また、ウィノナ・ライダーは「私が一番好きなマイケル・キートンの目をまた見ることができました。またみんなと一緒にできて嬉しかったですし、撮影も楽しかったです。夢が叶ったみたいでした。ティムが大好きだし、ものすごく信頼しています。また色々なことを試しましたが、とても守られているように感じましたし、同時にとても自由でした。前作の時のエネルギーにまた包まれることができて嬉しかったです。人生で一番特別な体験の一つになりました」と前作から36年後、再びリディア役を演じることができた喜びを述べた。

画像6

本作から新たに参加となったジェナ・オルテガ。「ウェンズデー」から続いてティム・バートン監督作の出演となり「1作目の大ファンでしたし、尊敬するキャストに囲まれながら本作に出演出来て本当に光栄でした。撮影に入ったばかりの時はこんなに大物の先輩たちの中に入り込んだので、迷惑などかけないよう隅にいるようにしましたが、以前から信頼していたティム監督がとても居心地よくさせてくれました」とスター俳優たちとの共演への喜びと、ティム・バートン監督との信頼関係を明かした。

また、「リディア・ディーツの娘役という事で同じキャラと思われがちだけど、かつてのウィノナの役柄を上書きはせずに、似ている所があるだけ、という見え方になるように演じました。親子揃って自己主張も意固地な所もある、自分自身の事をよく分かっているけれど、怒りは別の場所から来ている。アストリッドの方が少しトラウマや世の中への憤りを感じているキャラクターです」と自身が演じたアストリッドの役柄を解説。

会場の記者から、「本作は痛快で、バートン監督がハッピーなフィーリングを観客に届けたいと思っているのを痛感しました」という意見が出ると、マイケル・キートンは頷きながら拍手をし、ティム・バートン監督も嬉しそうに、「自分にとってこれはとてもパーソナルな作品で、キャラクターたちは他人と思えないし、再び好きな題材に、好きな人たちとともに戻って取り組むのは、とてもエキサイティングだった。それに馴染みの俳優たちも新しく加わった人たちも、みんながいろいろなアイディアを出して貢献してくれたのが、本当に素晴らしかった」とコメント。会場は大きな拍手に包まれた。

画像7
(c)Kazuko Wakayama

そして映画祭の開幕を告げるレッドカーペットの舞台では、ドレスアップしたティム・バートンとほかキャストたちが集結。大きな喝采を浴びながらレッドカーペットで一際存在感を放ち、一同はそのままオープニングセレモニーが行われる次の会場へ。ティム・バートン監督、マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラ、ジャスティン・セロー、モニカ・ベルッチ、ジェナ・オルテガ、ウィレム・デフォーらが客席から見守るなか、映画祭のオープニング上映作として『ビートルジュース ビートルジュース』がワールドプレミアを迎えた。

上映中の客席からはスクリーンから飛び出す勢いで暴れ回る【人間怖がらせ屋】のビートルジュースに思わず笑い声が溢れる場面も。上映後はダークでファンタジックなティム・バートワールド全開の本作にすっかり魅了された観客たちからスタンディングオベーションが自然と湧き起こり、ティム・バートン監督、マイケル・キートン、ウィノナ・ライダーはじめ、キャスト陣が皆が立ち上がり、まだ興奮冷めやらぬ会場からの熱烈な拍手と歓声に応えた。スタンディングオベーションが3分にも及ぶと、会場の照明が落とされ一同が退場。それでも拍手が鳴り止まないなか、『ビートルジュース ビートルジュース』のワールドプレミアが終了となった。

画像8
画像9

なお、ティム・バートン監督は2007年・第64回ヴェネツィア国際映画祭にて、多くの優れた作品を作り続けている監督に贈られる「栄誉金獅子賞」を受賞している。

『ビートルジュース ビートルジュース』は9月27日(金)より全国公開。


ストーリー
死後の世界で “人間怖がらせ屋” を営んでいる推定年齢600歳のお騒がせ者・ビートルジュース(マイケル・キートン)は、かつて結婚を迫るも叶わなかったリディア(ウィノナ・ライダー)のことが今も忘れられないでいる。彼の願いはただひとつ、「人間と結婚」し、死後の世界から人間界へ移り住むことなのだ。一方、リディアは自身の霊能力を活かしTV番組「ゴーストハウス」の司会としてお茶の間の人気を博しているものの、私生活では一人娘・アストリッド(ジェナ・オルテガ)との母娘関係に頭を悩ませている。なぜならアストリッドは幽霊の存在をまったく信じておらず、母親の霊能力をインチキだとさえ思っているからだ。そんななか、死後の世界で事件が起きる。何世紀にもわたり、死後の世界の倉庫に身体をバラバラに封じ込められていたビートルジュースの元妻・ドロレス(モニカ・ベルッチ)が復活してしまう。ドロレスはビートルジュースに復讐したい因縁があるらしく執拗に探し回るが、一年で最も不気味な夜が訪れるハロウィンの日に急展開が。なんとアストリッドが死後の世界に囚われてしまい、なんとか娘を助け出したいリディアは最終手段としてビートルジュースに助けを求めることに。
ビートルジュースへの復讐に燃えるドロレス、今度こそリディアとの結婚を成就させたいビートルジュース、死後の世界に囚われた一人娘を助け出したいリディア、はたしてハロウィンの夜に訪れる結末とは――。

『ビートルジュース ビートルジュース』
出演:マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラ、ジャスティン・セロー、モニカ・ベルッチ、ジェナ・オルテガ、ウィレム・デフォー
監督:ティム・バートン
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

公式サイト:beetlejuicemovie.jp

2024年9月27日(金)全国公開

関連記事
【プレゼント】《登壇ゲストあり》『ビートルジュース ビートルジュース』ジャパンプレミア50組100名様☆
『ビートルジュース ビートルジュース』吹替版キャストが声だけでなく姿形までキャラクターに変身!吹替版予告公開
『ビートルジュース ビートルジュース』ティム・バートン監督誕生日記念!メイキング写真・コメントが公開
『ビートルジュース ビートルジュース』第二弾日本版予告&ポスタービジュアル解禁 ヴェネチア国際映画祭でのオープニング上映も決定
ティム・バートン監督最新作『ビートルジュース ビートルジュース』第一弾日本版予告&ビジュアル解禁

目次