【レポート】『バースデー・ワンダーランド』東京・大阪・福岡で一斉試写会開催!東京では赤ペン瀧川が本作の見方を伝授

“大人が泣けるアニメーションの巨匠”と言われる映画監督・原恵一待望の最新作『バースデー・ワンダーランド』。4月26日(金)公開を前に、特別試写会が全国3都市(東京・大阪・福岡)にて行われた。東京では映画コメンテーターでありながら天才的なスライドトーク職人の顔を持つ赤ペン瀧川さんが登場。これまでも映画の見方を添削してきた彼が、本作についても赤ペン瀧川流の見方を伝授した。

瀧川さんは、挨拶で「汚れた大人が観て心が浄化される映画」と感想を述べたあと、スライドを駆使して作品を紹介。「本作の主人公は自分に自信がない女の子アカネ。アカネは誕生日の前日、大錬金術師ヒポクラテスに突然救世主にされてしまい、ワンダーランドの世界へ連れて行かれることに。そこは幸せな色に満ちたカラフルな世界だったが、色が失われてしまう危機が迫っていた…。そのワンダーランドの世界を救うために、色んな街を巡り人に会い、とんでもない景色や予想もつかない出来事に出会いながら、主人公アカネの純粋さと前向きな気持ちを武器に世界一周レベルの冒険旅行がまっている」と、赤ペン瀧川流の正しい見方を本作を観る前の観客へ伝えた。司会から「失したくなかったけど、失くしてしまった“宝物”」はありますか?の問いに、「この映画を観た後、知らないところに行ったり、見たことのない景色をみるのは物凄く楽しいことなんだな。改めて思ったので、そういう探究心ですね。いまネットとか便利な社会で擦り減っている中で探究心を取り返そうかな?」と急に真面目な回答と突っ込まれ、笑いを誘った。

具体的に本作を見てもらいたい人を聞かれると、「今年のGW10連休。序盤にお金を使いすぎてしまった人は後半息切れするような人たちも多いかと思いますのでそういう方は無理に海外に行ったりしなくても映画館に来れば、旅行した気分になる。地球上にない、ものすごく美しい景色がみれます。映画館に来て世界一周レベルの旅行気分を味わってもらえればと思います。」最後に、「映画の本編を観る前のお客様にネタをやるというのは非常に心苦しいのですが、この映画紹介より100倍、200倍楽しい作品になっておりますのでたっぷりと楽しんで頂きたい。」この後、本作を楽しむ観客へのメッセージで締めくくった。

また、大阪のナビゲーターには、”お笑い芸人”河邑ミクさんを迎え、”ワンダー”な瞬間が目撃出来る大阪でイベントを実施。本作で声優初主演を果たした松岡茉優さんにそっくりと話題で、R-1ぐらんぷり2年連続決勝進出で注目の河邑ミクさん。本日も松岡さんにそっくりのスタイルで登場。お客様が松岡さんが登場したのかと、会場が少しざわついたところで、河邑さんから「どーもー!ほぼ松岡茉優の河邑ミクです!」と元気に挨拶をすると、MCから「声優を務められている松岡茉優さんではなく!?一瞬まさかと思いましたが・・・」と言われ、「今日はちょっと皆様に薄目で見ていただく努力をしてもらわないといけませんで、よろしくお願い致しますね!」とコメントし会場の笑いを誘った。MCから「今回似ているというところから繋がっていって、スペシャルナビゲーターに就任されたんですよね!」と言われ、「おいしい話ですよ、ほんまに!似ててよかった~!!」と喜びを露わにした。

河邑さんは先日のR-1ぐらんぷりで唯一の女性芸人として決勝に進出。MCから「ご出身の大阪をイジるネタでネットでも話題になりました。大阪でも元気印の岸和田のお客様を前に心境はいかがですか」との問いには「岸和田最高!」と叫び、大阪をいじるネタに関しては「ちゃんと大阪に尊敬の意を込めてやりましたから。大阪愛ゆえです!」と語り、会場は和やかな笑いに包まれた。MCが本題の映画のお話へと進め「本日は映画のナビゲーターとしてお越し下さいましたが。」との振りに、「そうなんです!この映画、ホンマに面白くて、もうとにかくみなさんに早くて魅力を伝えたくて!」と改めてご挨拶。そして、MCから作品の説明があり、河邑さんは「幸せ色と言うワードがまさにそのもの!カラフルでキラキラしていて、スクリーンで見る価値めちゃくちゃあります!すごく癒されました。」と語り、続けて「アカネの冒険を通しての成長っぷりに感動して、勇気をもらえました!」と作品の感想を述べた。また作品の魅力はという問いに「原監督の遊び心が至る所に散りばめられていて、画面の隅々まで観てほしい!何回観ても発見があるし、色んな楽しみ方ができます!」と本作の魅力を余すことなくアピールした。またMCから公開が新しい元号に変わる時期に近いという話から、「この映画を観て、新しく何かを初めてみようかなという気にもなれますし、令和にふさわしい新しい一歩を踏み出す勇気をくれる作品だと思います。」と熱く語りました。最後に、映画をご覧になる方にメッセージを求められ「大人から子供まですべての人が楽しめる映画です!GWにご家族、お友達、大切な人と一緒に観て幸せな気分を共有してください!」と映画をPRし、ナビゲーターとして熱すぎる思いが感じられたイベントは幕を閉じた。

そして、福岡ではご当地で有名なコラムニストのトコさんがナビゲーターで登壇。「月に5~6回映画館で映画を見るのですが、先日上映前の予告編でこの「バースデー・ワンダーランド」が流れて、”オトナ帝国”監督の最新作という事と、映像の美しさで『これは見にいきたい。』と思っていました。自分も先月(60才の)誕生日だったので、このイベントのお話を頂いたときに運命的なものを感じました!」と挨拶。本作の注目ポイントには「最初は彼女(アカネ)のお部屋のシーンが始まるんですが、そこで猫と戯れているので、一生懸命見てください。そして部屋の中のインテリアも目を皿のようにして、見てみてください。そうすると、楽しさ倍増です!!また叔母さんが経営する骨董屋のシーンは特に隅から隅まで、見てください!あとで気になって、家に帰って調べてみたら、あの骨董屋さんは監督さんやデザイナーさんの遊び心が詰まっているということが分かったんです!もし見逃した際は、もう一度映画館に足を運んで、見てみてくださいね。」と締めくくった。

本作は、子どもから大人まで幅広い世代に愛され続ける不朽の名作を、原監督がイマジネーションを爆発させて創り上げた”まったく新しい映像世界”として描かれる。ワンダーランドに強引に連れて行かれる主人公アカネの声優には『万引き家族』(2017)など、話題作の出演が続く若手No.1実力派女優、松岡茉優。本作についてジャパンプレミアに登壇した松岡は「この種類の涙っていつから流していないだろうと、感情の壺が溢れ、アフレコをしながら泣けて泣けてしょうがなかった」というエピソードを披露。子どもから大人まで幅広い世代に愛され続ける不朽の名作を、『河童のクゥと夏休み』や『カラフル』などの原恵一監督が一体どんな感動作として作り上げたのか?注目の平成最後のアニメーション映画である。

ストーリー
一生に一度の誕生日、あなたを奇跡の冒険へ!

誕生日の前日、自分に自信がないアカネの目の前に突然現れたのは、謎めいた大錬金術師のヒポクラテスとその弟子のピポ――「私たちの世界を救って欲しいのです!」と必死でアカネに請う2人。そしてアカネが無理やり連れて行かれた世界は――骨董屋の地下室の扉の先から繋がっていた<幸せな色に満ちたワンダーランド>!ふしぎな動物や人が住む世界から、色が消えてしまう!その世界を守る救世主にされたアカネが大冒険の果てに下した、人生を変える決断とは?一生に一度きりの、スペシャルでワンダーな誕生日が始まる—-!

作品タイトル:『バースデー・ワンダーランド』
声の出演:松岡茉優 杏 麻生久美子 東山奈央 藤原啓治 矢島晶子・市村正親
監督:原恵一
原作:柏葉幸子「地下室からのふしぎな旅」(講談社青い鳥文庫)
配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:birthday-wonderland.jp
公式ツイッター:@birthdayw_0426 #バースデー・ワンダーランド
コピーライト:(C)柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会

4月26日(金) 全国ロードショー

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