【レポート】『ブルー・バイユー』公開記念イベントでロンブー田村亮「自分の家族のことをもう一回考え直すきっかけに」

ブルー・バイユー

2021年カンヌ国際映画祭<ある視点部門>に出品され、8分間におよぶスタンディングオベーションで喝采を浴びた、愛と感動の物語『ブルー・バイユー』(2月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー)の公開記念イベントに、ロンドンブーツ1号2号・田村亮が登壇した。

目次

映画『ブルー・バイユー』映画公開記念イベント 実施概要

日時:2月3日(木) イベント開始/19:00~
登壇者(敬称略):ロンドンブーツ1号2号 田村亮
場所:伝承ホール

映画上映前にステージに登壇した田村は、映画を鑑賞して「養子縁組の問題というのも、僕らの身の回りであまり大きく騒がれていなかったので、自分の知らないことを教えてもらったような。ドキュメンタリーを観たような気持ちになりました」とのことで、特に印象に残ったシーンについて「最後のシーンはちょっとずるいくらいに不意打ちで来たので。泣いてしまいました。一番印象に残ってるのはそこですね」とコメント。

本作で描かれている家族の絆について、自身を省みることもあったようで「ぶっちゃけて言うと、前にちょっと謹慎することがあって。その時に家族は何も言わずに見てくれているんだなと。そのことに感謝しているというか、頑張っていかないとな、という気持ちになりましたし、絆も感じましたね」と感想を述べた。

そして、不器用な生き方をしている本作の主人公にちなみ、自身の生き方について質問が及ぶと、田村は「僕はあまり自分のことを不器用だと思っていないんですけど、周りの人にはよくそう言われるんで。今日呼ばれたのもそうだけど、不器用だと思われているんだなというのは感じております」としみじみ。

また相方(田村淳)に助けられている、という思いが強いようで「それこそ淳には助けられた。今では社長ですからね、今は経営者としての部分もありますし、僕はうまく立ち振る舞えないから、めちゃ腹が立ってると思います」とコメント。

そんな田村は今年の1月8日で50歳の誕生日を迎えた。「自分でもビックリするくらい変わらなかったです。今日、改めて自分はあまり器用なことができるタイプじゃないんだろうなというのを気づけたので、素直に謙虚に生きるしかないなと。受け入れる態勢はできました」といい、今後の人生については「家族にもみんなにも、迷惑をかけないように」とあらためて決意を語っていた。

最後に、メッセージを求められた田村は「この映画を見終わった時に、自分の家族のことをもう一回考え直すきっかけになるなと思いました。普通に生活をしているとついつい忘れがちになりますけど、映画を見終わった後に。そういえば息子はこんなのが好きだったな、奥さんはこういうのが好きだったなと。だったらおみやげを買っていこうかなと。考えるきっかけになる映画だと思うので、ぜひ観ていただけたら」と呼びかけた。

そしてイベント終了後に、報道陣からの取材に応じた田村。相方の田村淳が、直ちに政界進出する予定はないものの、政治には興味を持っているという報道がなされたことにちなみ、「淳さんが出馬されたらどうします?」という質問がぶつけられるひと幕も。それには「一票入れますよ」と宣言。「その時は秘書になるのはどう?」とたたみかけられると、「それはないです。無理です」とキッパリ。「僕を秘書にするような人は当選しないです。それこそ皆さんが僕のことを不器用だということで呼んだのに。そんなやつが近くにおったら駄目です」と付け加え、報道陣を笑わせた。

目次