映画『ブルー きみは大丈夫』(6月14日(金)公開)の「もふもふブルー吹替版完成記念イベント」が5月20日(月)に都内で実施され、もふもふの“空想の友達”ブルーの日本語吹替を担当した宮田俊哉(Kis-My-Ft2)と、ブルーを助ける少女ビーを担当した稲垣来泉が登壇した。
子供のとき、おままごとや一人遊びの時に作り出した空想の友達が、もしも大人になった今でも、そばであなたを見守ってくれているとしたら…ハリウッドの新進気鋭クリエイター、ジョン・クラシンスキーが贈る最新作は、そんな独創的な発想から生まれた、孤独な少女と、子供にしか見えない“もふもふ”ブルーの物語。
この日のために用意されたのはブルーと同じパープルブルーのもふもふステージ。MCの呼びかけでステージ中央の大きなスクリーンにブルーが登場すると、「やあ!僕はブルー。僕も会場に行くよ!」の言葉とともにブルーはステージ上の巨大モニターに移動。
続けて、ブルーが「ぼくのパートナーを紹介するよ。少女ビーの声の稲垣来泉さんだよ」と紹介すると、爽やかな青色のブラウスに身を包んだ稲垣来泉がステージ上に登場。緊張気味な稲垣に向かってブルーが「僕もステージに行くから、大丈夫!待っててね!」と優しくフォローすると、稲垣が「ブルー、ステージに来てー!」と大きな声で呼びかける。すると宮田俊哉が満面の笑みで「もふっ、もふもふ」と口にしながら扉からひょっこり顔を出しステージに登場した。
ステージにブルーと宮田、稲垣が揃うと、宮田は圧巻のもふもふステージを見まわし、「触りたくてしょうがないですよね。ブルーの世界観がはまっていて素敵なステージだなと思います」と感心しきりの様子。稲垣は「もふもふして、鮮やかな紫色で、ブルーが実際にいたらこんな感じなのかなと思うと抱きつきたいです!」と大興奮。
宮田と稲垣は本作で初めて吹替声優を務めることになるが、宮田は「吹替のお仕事は挑戦したいと思っていた一つだったので、聞いたときはとても嬉しい気持ちでした。(ブルーは)どんな子なんだろうと思って見たら、想像以上にもふもふしていて。これってどういう声なんだろうと探りながら、ブルーに向き合っていった感じです」、稲垣は「私も吹替のお仕事をしたいと一つの目標に掲げていたので、今回吹替を担当させていただけると聞いたときはとてもうれしくって、“もふもふ”しながらアフレコに挑みました」とオファーを受けたときの素直な思いを語り合った。
2人は本作で初共演を果たすことになるが、宮田は初めて会った稲垣について「少女なんだけど僕より大人っぽいなと思って。僕なんかは『もふっ』とか言ってひとボケしちゃうんだけど、でも来泉ちゃんはしっかりしていたので、凄いなと思いました」と絶賛。稲垣も「すごくお元気な方で、本当に明るくて。宮田さんがアフレコ室に入られたときに一気に場が明るくなって凄いなって」と、宮田の撮影裏でのエピソードを明かして会場は一気に温かい空気に。
本作の夢と感動を描く物語で欠かすことのできないブルーについて話が及ぶと、宮田は「(ブルーは)まんま僕だなって思いますね。基本的に僕もずっと楽しくいたいと思うので、そこが共通点かなと思います」とコメント。稲垣も「宮田さんはおちゃらけているところが(ブルーと)似ているのかなって思います」と共感しながらも、「宮田さんとステージにいてすっごく安心しています」と、宮田に物語で描かれるブルーのような温かな安心感を抱いていることを告白した。
そんな2人にMCから最近心がもふもふした出来事を尋ねられると、稲垣は「お友達のポメラニアンを抱っこさせてもらったときにもふもふしました!」と答え、会場にも愛らしいもふもふが伝線。宮田は本作でビーのパパ役の吹替を担当する、声優の浪川大輔と共演することになるが、「浪川さんには僕が(『劇場版BEM~BECOME HUMAN~』(20)で)声優のお仕事を初めてするときにレッスンしてもらっていたんです。以来、浪川さんと同じ作品に出ることを目標にしていたのですが、この作品で一つ自分の目標が達成されたなって思って。それを浪川さんに『これからも共演できるように頑張ります!』とご連絡したら、浪川さんが『僕もまだまだ頑張るよ』って言ってくれて。そのやり取りが師弟関係みたいで、お互い“まだ頑張ろう”となっていることに心がもふもふしました」と回答。
作品にちなんで大切な存在を聞かれると稲垣は「寝るときにぬいぐるみを枕の周りに置いていて。その中にクマのぬいぐるみがあって、抱いて寝るとすぐ寝つけるので一緒に寝ています」とかわいい秘密を披露。宮田は「僕はメンバーかなって思いますね。約20年一緒にいるんで。僕は基本的に笑っているんですけど、メンバーは僕の笑顔から『あ、今疲れているな』って、些細な違いで色んな感情に気づいてくれて。ここまで僕のことを理解してくれているのはメンバーだけかなって。大切な存在は『キスマイ』ですね」と迷いなく断言した。
完成版をつい最近見たという宮田は「泣きました!ネタバレになっちゃうからあんまり言えないんですけど。可愛いと感動が合わさっている作品です。自分のシーンはもふもふしていてかわいかったです!」と照れながらも仕上がりに自信をのぞかせ、稲垣は「ハンカチは2枚は必須だと思います。1枚だけじゃ足りない」と本作の魅力を熱弁した。
イベントはついに終盤を迎え、最後に公開を楽しみに待つ人々に向けて稲垣は「この作品は『大丈夫だよ』って、挑戦することの大切さや、一人じゃないって前向きになれる作品です。ぜひ皆さんに見ていただきたい作品です」とメッセージを贈り、宮田は「幅広い年齢の方が見てそれぞれ色んな感想を持つと思うんです。みんなで感想を話してほしいなと思うのですが、共通してきっとみんな優しい気持ちになれます。涙を流しながら優しい気持ちになる作品なので、ぜひ皆さんに見ていただきたいです」と、心を込めて挑んだ本作への想いで締めくくり、温かく優しい時間の中で吹替版完成記念イベントは幕を閉じた。
ストーリー
幼い頃に母親を亡くした13歳の少女ビー(ケイリー・フレミング)は、ある日、おばあちゃんの家で、”子供にしか見えない不思議なもふもふ“ブルーと出会う。ブルーが友達だった子供はもう大人になって彼の事を忘れてしまい、居場所が無くなったブルーは、もうすぐ消えてしまう運命に。少女は、大人だけどブルーが見える隣人の男(ライアン・レイノルズ)の力を借り、ブルーの新しいパートナーになってくれる子供を探すのだった。
『ブルー きみは大丈夫』
出演:ライアン・レイノルズ、ケイリー・フレミング、ジョン・クラシンスキー
声の出演:スティーヴ・カレル、マット・デイモン、エミリー・ブラント、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、オークワフィナ、サム・ロックウェル、ルイス・ゴセット・Jr
声の出演(日本語吹替版):宮田俊哉(ブルー)、稲垣来泉(ビー)
監督・脚本:ジョン・クラシンスキー
全米公開:2024年5月17日
原題:IF
配給:東和ピクチャーズ
(C)2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
公式サイト:https://blue-movie.jp
6月14日(金)あなたにも不思議な出会いが訪れる
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