2018年に公開され、観客動員数220万人・興行収入32億円を記録した『カメラを止めるな!』を第84回アカデミー賞(R)作品賞をはじめ全5部門を制した『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督がリメイク。『キャメラを止めるな!』(7月15日(金)公開)が、第75回カンヌ国際映画祭にて、オープニング作品としてプレミア上映された。
プレミア上映に先立ち、レッドカーペットにはロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、ミシェル・アザナヴィシウス監督をはじめ、オリジナル『カメ止め!』に引き続き無茶ぶりプロデューサー役を演じた竹原芳子の姿も。
初のカンヌ国際映画祭のレッドカーペットを前にして、「『カメ止め!』の奇跡がまだ続いているような感覚があります。『カメ止め!』の代表として、私はプロデューサー(役)ということでこちらに来ることができたと思っていますので、とても光栄です。『カメ止め!』を沢山の方が観てくださって、応援してくださったので、そのお陰だと思います。皆さんに御礼を申し上げたいです。そしてこのリメイクされたミシェル・アザナヴィシウス監督の作品に関わらせていただいたことはとても光栄です。心から嬉しく思いますし、とても幸せな気持ちです」とコメント。
オープニング上映の会場である劇場に『キャメラを止めるな!』監督・キャストが入ると、スタンディングオベーションが起きた。上映が始まると、序盤から笑いが起き、セリフ一つ一つに会場全体が沸いた。上映中、終始笑いが絶えることなく、何度も拍手が起こり、上映後は4分に及ぶスタンディングオベーション。竹原芳子にマイクが回ると、会場はひときわ大きく盛り上がった。
オープニング上映後の興奮冷めやらぬ竹原芳子は「素晴らしい体験をさせていただきました。今も夢のようです。レッドカーペットを歩き出す時は、いよいよ始まる。と、ワクワクでした。並ぶ沢山のカメラの前では、思いっきりピースしていました。劇場への階段を上がりながら、喜びいっぱいでした。そして、劇場に入るときには耳に入った音楽に合わせて思わず体が踊り出しました。最高に幸せな瞬間でした」と、感動を語った。
上映後には、「とても楽しかった!『アーティスト』と同じように本格かつギミックのある映画愛が根底にある作品」「大きいスクリーンで観れてよかった!」「絶対沢山のお客さんと一緒に観るべき作品」「竹原さんの登場はリメイクのベストアイディアのひとつ。そのシーンが1番笑いをとった」と絶賛評が集まった。
ストーリー
「山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影が進められていたが、俳優たちの下手な演技にキレた監督が、本物のゾンビを召喚してクルーを襲わせ、超リアルな映像をモノにする!」という日本で大ヒットした映画のリメイクを30分間生放送、カメラ1台でワンカット撮影するよう依頼されたのは、フランスの監督。現場には、監督志望だが純粋すぎて空気の読めない彼の娘と、熱くなると現実とフィクションの区別がつかない妻も加わり大混乱!問題ばかりの製作チームは、全く話のかみ合わない日本人プロデューサーとのバトルを乗り越え、ラストシーンまで完走できるのか?フランスでも映画を愛する者の誓いはひとつ!何があっても、カメラは止めない!
作品タイトル:『キャメラを止めるな!』
出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツ、竹原芳子
監督・脚本:ミシェル・アザナヴィシウス
音楽:アレクサンドル・デスプラ
衣装:ヴィルジニー・モンテル
英題:Final Cut
2022年/フランス/シネスコ/5.1ch デジタル/112分/字幕翻訳:松崎広幸
提供:ギャガ、ENBUゼミナール
配給:ギャガ
公式サイト:gaga.ne.jp/cametome/
公式Twitter:@finalcut2207
コピーライト:(c) 2021 – GETAWAY FILMS – LA CLASSE AMERICAINE – SK GLOBAL ENTERTAINMENT – FRANCE 2 CINÉMA – GAGA CORPORATION
7月15日(金)全国公開