ディズニー・アニメーション・スタジオがこの冬贈る最新作で、“魔法”に溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描くミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』(11月26日(金)公開)のワールドプレミアが、現地時間11月3日(水)(日本時間11月4日(木))、アメリカ・ロサンゼルスにあるエル・キャピタン・シアターにて開催された。あわせて、キャラクターポスターも解禁された。
本作は『モアナと伝説の海』(2017)以来4年振りとなる新作オリジナル・ミュージカルで、さらにディズニー長編アニメーション60作目を飾る、記念すべき作品。活気溢れる南米コロンビアの奥地を舞台に、魔法の力を持つ不思議な家に住むマドリガル家に生まれたのが、新たなディズニーヒロインとなる、少女ミラベルだ。このマドリガル家に生まれる子供たちは、1人1人違ったユニークな”魔法のギフト(才能)”を家からプレゼントされるが、なぜかミラベルは唯一”魔法のギフト”をもらえなかった…。ある日ミラベルは家族に危機が迫っていることを予期する大きな亀裂をみつけ、魔法を持たないながらも1人立ち上がることとなる―。
ワールドプレミアの会場には、世界中で大旋風を巻き起こした『ズートピア』(2016)の共同監督・脚本で知られ、本作の監督を務めたジャレド・ブッシュ、共同監督・脚本を務めたシャリース・カストロ・スミス、プロデューサーのクラーク・スペンサーとイヴェット・メリノ、ブロードウェイミュージカル「イン・ザ・ハイツ」(2008)や「ハミルトン」(2015)で数々の賞を受賞し、今やエンターテインメント界には欠かせないリン=マニュエル・ミランダら、豪華制作陣、声優達が集結。さらに、『アナと雪の女王』(2014)の共同監督・脚本で知られるジェニファー・リーなどもお祝いに駆けつけた。
鮮やかなパープルカーペットで彩られた会場では、カラフルに煌めくステージが用意され、まるで魔法に溢れるマドリガル家の住む地をそのまま再現したような世界が披露された。
『モアナと伝説の海』以来4年ぶりの新作ディズニー・ミュージカルということで、熱気に包まれた会場に笑顔で姿を見せたプロデューサーのクラークは、本作で誕生するディズニーの新ヒロイン・ミラベルについて「とても魅力に溢れていて、登場したその瞬間から好きになってしまうような人物だよ。」と自信を見せる。「彼女は聡明だけど、とても不安なところがある。欠点がない人なんていないでしょう。うまくできないことって誰にでもある。欠点があるからこそ、みんなが感情移入できる存在なんだ。」と彼の語る通り、魔法に溢れる家族の中で唯一魔法を持たない存在のミラベルは“普通”の女の子であるからこそ、誰もが共感を寄せることができる”等身大“なところが彼女の魅力。私たちに一歩踏み出す勇気と希望を与えてくれそうな期待の新ヒロインの活躍に注目だ。
また、クラークとともに登場したイヴェットは、もうひとつ必見のポイントとして「アニメーターたちが、映画のあちらこちらに小さなミッキーを隠しているから、ぜひ見つけてほしいわ。」と、この作品に隠された秘密を日本のファンだけに明かしてくれた。
また本作に欠かせないのが、リン=マニュエル・ミランダによる楽曲。監督のシャリースが「彼が新しくオリジナルを8曲も書いてくれて、どの曲もとてもゴージャス。全て異なるスタイルで、キャラクターにぴったりの曲。その歌声に感動してもらえると思うわ。」と絶賛している通り、今回、制作初期の段階から監督たちと共に音楽を作り始めたリンが、この物語にはなくてはならない、楽曲の数々を世に贈り出す。
過去にも、アカデミー賞歌曲賞を受賞した『モアナと伝説の海』の「どこまでも ~How Far I’ll Go~」を制作したことで知られるリン。そんな彼にとっても、本作は大きな挑戦となったという。「この作品で楽しかったこと、大変だったことは、数代にもわたる家族の姿をすべて入れようと頑張ったことかな。これまでに12人も主要な登場人物がいるディズニー映画はないんだ。」と話す通り、これまでのディズニー作品とは全く違う難しさがあったことを明かし、さらに「家族の複雑な関係性をすべて映画の中に入れ込み、ミュージカルに仕立て上げ、その音楽を登場人物や彼らのすばらしいギフトの一部に使う、ということが大変であり、喜びだったよ。」と振り返る。時代を席巻する革命的な楽曲を次々と作り上げてきた彼が、本作では多様なジャンルの音楽を取り入れ、これまでにない全く新しいディズニー・ミュージカルを魅せてくれそうだ。
会場では、そんなリンが手掛けた本作のエンドソング「愛するコロンビア」の生演奏が行われ、これまでグラミー賞ラテン部門に幾度も輝き、南米、アメリカ、スペイン等で絶大な人気を誇るコロンビア出身の世界的シンガーソングライター、カルロス・ビべスが熱唱。会場全体に響き渡る圧巻の生歌唱に観客からは拍手喝采が沸き起こり、記念すべき最新作にふさわしい華やかなワールドプレミアとなった。
あわせて解禁されたキャラクターポスターは、主人公ミラベルをはじめ、マドリガル家の家族をとらえた魔法で色めくカラフルなデザイン。花の魔法を持つミラベルの姉・イサベラの周りには鮮やかな花が咲き乱れ、もう1人の姉でパワーの魔法を持つルイーサは1人でロバを持ち上げたりと、それぞれが持つ多種多様な魔法のギフトが光る様子に心躍る。
注目すべきところは、1人1人の後ろに描かれた大きな“ドア”。マドリガル家には魔法にかけられた空間に繋がるドアがあり、子供たちは5歳になるとどのような魔法のギフトが与えられるのか、このドアが教えてくれる。アントニオのような動物を話すことができる魔法のギフトや、ドロレスが持つ、どんなに小さな小声でも聞こえてしまう、聴力のギフト、頭で思った人に一瞬で変わることができるカミロのギフトや、ぺパの天気のギフト、ミラベルの母親・フリエッタの癒しのギフトなど、それぞれが魔法のギフトを与えられ、マドリガル家の1人として街の人を助けたり、日々を楽しく彩ったりと、”魔法のギフト“はマドリガル家に欠かせないものだった。そんな個性豊かな家族たちの中、1つだけ閉ざされた不穏なドアも…。
魔法に溢れる家族に危機が迫った時、1人魔法の力を持たずととも、常に明るく、先頭に立って家族を守ろうとするミラベル。”魔法“を持たないミラベルが一歩踏み出す、その勇敢で輝かしい姿にぜひご注目を。
ストーリー
『ズートピア』『モアナと伝説の海』のディズニーが贈る、待望のミュージカル・ファンタジー。魔法の力に包まれた、不思議な家に暮らすマドリガル家。家族全員が家から与えられた“魔法のギフト(才能)”を持つ中で、少女ミラベルだけ何の魔法も使えなかった。ある日、彼女は家に大きな”亀裂”があることに気づく──それは世界から魔法の力が失われていく前兆だった。残された希望は、魔法のギフトを持たないミラベルただひとり。なぜ、彼女だけ魔法が使えないのか?そして、魔法だらけの家に隠された驚くべき秘密とは…?
作品タイトル:『ミラベルと魔法だらけの家』
監督:バイロン・ハワード『塔の上のラプンツェル』『ズートピア』、ジャレド・ブッシュ『ズートピア』
音楽:リン=マニュエル・ミランダ『モアナと伝説の海』
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/mirabel.html
公式Twitter:@disneystudiojp
コピーライト:(C) 2021 Disney. All Rights Reserved.
11月26日(金)公開
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