ディズニー・アニメーション・スタジオがこの冬贈る最新作で、“魔法”に溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描くミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』の公開記念舞台挨拶に、日本版声優を務めた斎藤瑠希、ゆめっち(3時のヒロイン)、平野綾、中尾ミエ、そして、日本版エンドソングを務めたナオト・インティライミが登壇した。
まず登場したのは主人公ミラベルの姉・イサベラ役を務めた平野綾。花を咲かせる魔法のギフトを授かったイサベラは、一見完璧に見えるが、実は心の奥底に葛藤を抱えている役どころだ。そんなイサベラが心を開放していく心情を歌たった楽曲[本当のわたし]を、平野が生歌唱。その伸びやかな歌声に、会場中が大興奮となった。
平野はこの楽曲について、「イサベラはどこをとっても完璧な姉。でも自分自身でも完璧に演じなきゃと思っているところもあったりとかして、自分自身の持っている本当の気持ちであったりとか、実はこういうことしたいんだっていう思いを少しずつこの曲の中で見つけていく。今までの自分を否定するわけじゃなく、今までの自分も大好きだし、本当の自分をもっと好きになれる、勇気をもらえるような歌になっていると思います。」と強いメッセージ性のある曲だと語った。
続いて登場したのが、ミラベルのもう1人の姉・ルイーサ役を務めたゆめっち。力(パワー)の魔法のギフトを授り、周囲から常に頼られる存在のルイーサだが、そんな彼女もまた、”魔法のギフト”があることが悩みの種にもなっていて…。そんな彼女の心情を歌った楽曲[増していくプレッシャー]を、ゆめっちが力強くも繊細に熱唱、会場内は拍手喝采となった。
楽曲について、ゆめっちは「強くてたくましくて町のみんなに頼られているルイーサが、実は本当はプレッシャーに感じているっていう心の内を歌った曲」と説明し、「心の感情や憤りが現れていて難しかったです。今日はお客さんの前で歌うのは初めてでプレッシャーでした(笑)」とルイーサ同様プレッシャーを感じたことを明かした。
そしてついに、新ヒロイン・ミラベル役を務めた斎藤瑠希と、ミラベルの祖母であり、マドリガル家の女家長・アルマおばあちゃん役を務めた中尾ミエが登場。マドリガル家に生まれた中で唯一”魔法のギフト”をプレゼントされなかったミラベルと、”魔法”に溢れる家族の伝統を引き継ぎ守ろうとするアルマおばあちゃん――もともと仲が良かったものの、ミラベルが5歳になり魔法のギフトが与えられなかったことから少し距離が空いてしまったこの2人の関係性が、本作の重要な鍵を握っている。
そんな2人を演じた斎藤と中尾が、ミラベルが大好きな家族とその”魔法のギフト”を軽快なリズムで紹介する一曲[ふしぎなマドリガル家]を仲良くデュエット。圧巻の歌声を会場いっぱいに響き渡らせた。
斎藤は、この曲を「家族のユニークなギフトだったり、どんな家族がいるのかを紹介する明るくてポップな曲」と説明し、「凄く楽しかったです。」と歌の感想を語る。それを聞いた中尾は、「彼女(斎藤)のパートは難しそうで、よく歌えたなって。どこで息しているのかわからないくらいですよね。さすがディズニーだなって。音楽的にも高度」と、難しい楽曲を歌い上げた斎藤を、マドリガル家の家長らしく力強いコメントで称賛した。
その後も、4人の熱のこもったトークで会場は盛り上がりを見せた。先日公開を迎え、既に大きな反響を感じている様子で「私も初日に姉と2人で観に行ったんですけど、序盤の[ふしぎなマドリガル家]のシーンから鼻をすする音が聞こえて、ちらっと横をみたらダーって泣いているっていう。それくらいストーリーに共感して感動してくださっている方がたくさんいて、ありがたいです」(斎藤)、「すごい反響が止まらなくて、毎日現場で”見たよ~!すごいね”っていろんな方に言われますし、エゴサをしても賞賛の嵐が止まらない。今日は気合を入れてネイルをグレードアップしてきました。」(ゆめっち)、「映画館に観に行ったんですけど、観終わった後に、見てた方たちの”楽しかったね~”という感想を直に聴いて嬉しい気持ちでいっぱいになりました。」(平野)と口々に語った。
また、本作の注目ポイントについて問われた4人は、「ミラベルだけじゃなくて他のキャラクターにも共感できますし、本編の中でクスッと笑えるところにも注目してほしいです」(斎藤)、「クスッと笑ってもらえるところもあるんですけど歌を歌うシーンで、毎回泣いちゃうんですよ。全員のキャラクターの中を自分と重ねてしまって泣いちゃうっていうシーンがいっぱいある。ハンカチを持っていった方がいいです」(ゆめっち)、「ディズニー・ミュージカルって言うだけあって、本当に待ってましたっていうミュージカルがこの作品の中にいっぱい詰まっていて、私個人的には、特に[秘密のブルーノ]が大好きです。」(平野)、「この映画は大人が共感できる作品なので、ぜひ大人に観て欲しいですね。」(中尾)と、本作の共感できるキャラクター・ストーリーがどの世代にも刺さるものだと熱弁した。
そしてここで、スペシャルゲストとして、本作の日本版エンドソング[マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~]を担当したナオト・インティライミが登壇した。
本編を鑑賞し、「コロナ渦における人と人との距離が無理やり話されてしまう状況の中で、あらためて人と共生していくことの大切さを感じる作品でした。」と感銘を受けたと話すナオト。そんな彼が今回、自身が敬愛するコロンビアの人気アーティストのセバスチャン・ヤトラがオリジナル版を担当した一曲の日本版の歌唱、日本語詞を担当した。ナオトは、「どこかにカメラが仕込まれていてどっきりなんじゃないかって。そこからいろいろ10分くらいマネージャーに質問して、やっと”まじか~”ってガッツポーズをしましたね。」と決定時を感慨深げに振り返る。
また、「ミラベルは魔法が使えないけど、とっても明るい。そんなはずはないなと思って。もっと奥の部分も感じようとして、そしたら勝手にミラベルにお手紙を書いていたんですね。それが歌詞になった感じです。」と訳詞の舞台裏も明かし、「僕にとってコロンビアはゆかりのある場所。だから、この物語は地球の裏側の話ではなくて、自分の近所におこっているような気持になる。自分の人生の経験をすべて注ぎ込んだような曲になっています」と溢れんばかりの想いが込めた一曲をアピール。
そしてここで、ナオトが並々ならぬ熱を込めた日本版エンドソング[マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~]をしっとりと歌い上げた。大切な人への愛に満ちたこの珠玉のバラードに、斎藤は「本当に優しい歌声と、語るような歌い方、本当にあったかくてじんわりした気持ちになりました。製作の経緯をお聞きしたので、さらにジーンと来てしまいました。」と心に響いた様子。希望溢れる歌詞が切なくも心にしみるエンドソングにも注目だ。
最後に斎藤は、改めて「家族の物語なので、いろんな世代の方に観ていただいても共感できる素晴らしい作品になっています。ミラベルが抱える問題だったりっていうのは、たくさんの人に共感してもらえることだと思うので、“私にしかできないこともある、私じゃなきゃできないことがある”と明日を生きる活力にしていただけたらと思います」と力強く作品をアピール。温かな空気に包まれる中、イベントは幕を閉じた。
『ミラベルと魔法だらけの家』楽曲クリップ
▼吹替クリップ「ふしぎなマドリガル家」
▼「奇跡を夢みて」MV60秒
▼日本版エンドソング「マリーポーサ~羽ばたく未来へ~」Performed by ナオト・インティライミ
▼「秘密のブルーノ」MV
イントロダクション
ディズニー・アニメーション・スタジオでは『モアナと伝説の海』(2017)以来4年振りとなる新作オリジナル・ミュージカルであり、ディズニー長編アニメーション60作目を飾る記念すべき一作として、先日26日から公開されたばかりの本作。公開直後から、SNS上ではリン=マニュエル・ミランダによる数々の楽曲と日本版キャスト達の歌声への絶賛コメントで溢れているほか、アメリカのレビューサイト「Rotten Tomato」でも批評家のスコアが92%、一般レビューの93%(12/1現在)と非常に高いスコアを記録している。
ストーリー
「ズートピア」「モアナと伝説の海」のディズニーが贈る、待望のミュージカル・ファンタジー。魔法の力に包まれた、不思議な家に暮らすマドリガル家。家族全員が家から与えられた“魔法のギフト(才能)”を持つ中で、少女ミラベルだけ何の魔法も使えなかった。ある日、彼女は家に大きな”亀裂”があることに気づく──それは世界から魔法の力が失われていく前兆だった。残された希望は、魔法のギフトを持たないミラベルただひとり。なぜ、彼女だけ魔法が使えないのか? そして、魔法だらけの家に隠された驚くべき秘密とは…?
作品タイトル:『ミラベルと魔法だらけの家』
監督:バイロン・ハワード『塔の上のラプンツェル』『ズートピア』、ジャレド・ブッシュ『ズートピア』
音楽:リン=マニュエル・ミランダ『モアナと伝説の海』
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/mirabel.html
公式Twitter:@disneystudiojp
コピーライト:(C) 2021 Disney. All Rights Reserved.
大ヒット公開中
関連記事:■ 『ミラベルと魔法だらけの家』細部までこだわったダンス制作秘話が公開!ダンサーとアニメーターの意外な共通点とは?
■ 『ミラベルと魔法だらけの家』ナオト・インティライミが歌う日本版エンドソングの特別映像解禁! ―明日11/26(金)公開
■ 【レポート】『ミラベルと魔法だらけの家』公開記念スペシャルイベントに斎藤瑠希、ゆめっち、平野綾が登壇!
■ 『ミラベルと魔法だらけの家』日本版エンドソングアーティストにナオト・インティライミが決定!「夢がひとつ叶った」
■ 【プレゼント】『ミラベルと魔法だらけの家』11月26日(金)公開記念!オリジナルステッカーシートを4名様に☆
■ 『ミラベルと魔法だらけの家』新人女優・斎藤瑠希が歌うメイン楽曲「奇跡を夢みて」特別映像解禁!
■ 映画館で”圧巻の音楽”を!『ミラベルと魔法だらけの家』ほか、この冬公開のミュージカル映画3作品をご紹介
■ もう1つの”家族の物語”― 新作短編映画『ツリーから離れて』が『ミラベルと魔法だらけの家』同時上映決定!
■ 『ミラベルと魔法だらけの家』中尾ミエ、中井和哉、勝矢ら、魔法に溢れるミラベル大家族の日本版声優が一挙解禁!
■ 【レポート】『ミラベルと魔法だらけの家』ワールドプレミア開催&魔法に溢れたマドリガル家のキャラクターポスターも解禁!
■ 平野綾、3時のヒロイン・ゆめっちが『ミラベルと魔法だらけの家』でミラベルの2人の姉の日本版声優に決定!
■ 『ミラベルと魔法だらけの家』ディズニーの新ヒロインは普通の女の子!特別な力を持たないミラベルに今注目すべき理由とは?
■ ディズニー新ヒロインに19歳の新人女優・斎藤瑠希が大抜擢!『ミラベルと魔法だらけの家』特別映像も到着
■ 『ミラベルと魔法だらけの家』「魔法の力がないからこそ、どんなこともできる!」日本版本予告が解禁
■ ディズニー・ミュージカル『ミラベルと魔法だらけの家』マドリガル家の新写真が到着!物語を彩る魔法のギフトを一挙紹介
■ 新作ディズニー・ミュージカル『ミラベルと魔法だらけの家』色鮮やかな世界で3姉妹が躍る、日本版ポスター解禁!
■ 新作ディズニー・ミュージカル『ミラベルと魔法だらけの家』11月26日(金)公開決定&日本版特報到着!
■ 『ミラベルと魔法だらけの家』新場面写真解禁!ディズニーの新ヒロインが魅せる新たな物語とは― この冬公開
■ 新作ディズニー・ミュージカル『ミラベルと魔法だらけの家』この冬公開&邦題決定!ポスタービジュアル2種解禁