『ミニオンズ』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』などの大ヒットアニメーション作品を世に送り出しているイルミネーション待望の最新作『FLY!/フライ!』(3月15日(金)公開)の日本語吹替版キャスト報告会に、堺雅人、麻生久美子、ヒコロヒー、池村碧彩、羽佐間道夫、関智一が登壇した。
映画『FLY!/フライ!』日本語吹替版キャスト報告会 詳細
日時:2月5日(月)
登壇者(※敬称略):堺雅人、麻生久美子、ヒコロヒー、池村碧彩、羽佐間道夫、関智一
会場:ザ・ペニンシュラ東京3F ザ・グランドボールルーム
はじめに、神経質だけどピュアで家族思いな父ガモのマック役を務めた堺雅人が「なかなか経験することないカモ役ということで、とても楽しく収録することが出来ました。ぜひ皆さんにも楽しんでいただきたいなと思います。今日はよろしくお願いします」と挨拶。
続いて、明るく頼れる家族の要、母ガモのパム役を務めた麻生久美子が「今日は雪が降りそうなお天気の中、お集まりいただきありがとうございます。家族で大好きなイルミネーションの作品にまさか自分が声で参加させていただけるなんて夢にも思わず、とても貴重な経験をさせていただきました」と語った。
また、一家が旅の道中で出会うニューヨークのハト集団のリーダー、チャンプ役を務めたヒコロヒーが「ニューヨークのハト集団のリーダーという自己紹介を人生ですることがあると思っておらず(笑)大変光栄な気持ちでいっぱいです」、いつも元気いっぱいお転婆でキュートな妹ガモ、グウェン役を務めた池村碧彩は「性格もお顔もグウェンに似ていると思うので、グウェンになれてとっても嬉しいです!今日はよろしくお願いします」、トラブルメーカーとして悪気なく一家を振り回してしまうものの、どこか憎めないダンおじさん役を務めた羽佐間道夫は「こんにちは、羽佐間道夫です。なんと池村さんと83歳も違います(笑)今日はよろしくお願いします」、故郷のジャマイカを恋しく想う陽気なオウムのデルロイ役を務めた関智一は「陽気で元気なデルロイの役ということで、アフレコも凄くパワーを使って大変でしたが、楽しみながら演じさせていただきました。今日はよろしくお願いします」とそれぞれに挨拶した。
これまで様々な映画やドラマに出演している堺だが、本作でまさかのカモ役ということで、受けようと思った理由について聞かれると「それはもうカモ役だからですよ!カモ役なんてなかなか出来ないですからね。カモ役やってみたかったからです!なるべくカモを食べないようにと思っていたのですが、意識すればするほど目に入ってしまい収録中に4回ぐらいカモ料理を食べてしまいました!」と力いっぱいに回答。
初めての旅を通して、カモ一家それぞれが自分の新たな一面を発見して成長してくストーリーも本作の見どころだが、自身が俳優として大きく成長出来たと感じたタイミングについて聞かれると「それぞれの作品で新しい経験をさせてもらっていて、それがなかったらなるべく挑戦せず平穏無事に現状維持でやっていくタイプなので、作品を通して色々なところに連れて行っていただけるおかげで成長させていただいているなと感じます」と回答。
続いて、私生活でも母親の顔を持つ麻生が、子供の成長を実感する時について聞かれると「最近背も伸びて、一緒に寝ていても身体が大きくなったなという見た目の部分も感じますが、下の子が小学生になって、それまでは親が付き添っていたのに、一人で電車に乗ったり色々な行動が出来るようになって、いつの間にかしっかりしてきたなと感じています」と想いを明かした。
また、小さいながらもお兄ちゃんのダックスを勇気づけたり、家族の原動力でもある一家の最年少で好奇心旺盛なグウェンの吹替に初挑戦した池村が、演じた感想について「初めて声優さんに挑戦してみて、最初は上手に合わせられるかなってドキドキしてたけど、実際に始まってグウェンになりきったらすっごく楽しくてあっという間に終わってしまいました」と答えると、あまりのキュートさに会場もメロメロ。その姿に羽佐間も思わず「まいったな、恋をしたよ。こんな可愛い子が世の中にいるのかと思いました(笑)」と語るなど、ほっこりするやり取りが繰り広げられた。
レジェンドからの誉め言葉に喜びつつ、池村が「羽佐間さんは色々な作品に出演していて、毎回違う世界に入るためにどうしてますか?」と大人も顔負けのプロ目線な質問をすると、その秘訣は<百面相>だというアンサーが。しかし、思いもよらぬ難しい回答に「百面相ってどういう意味?」と純粋な疑問を投げかけた池村に、堺が丁寧に優しく説明する一幕も見られた。
また今回、ヒコロヒーが演じるチャンプは、NYのワルなハト集団を束ねるリーダーという役どころ。初挑戦となる吹替について、オファーが来た時の感想について聞かれると「やったことがないことなので、おっかないなと正直思いました」と不安な部分があったことを明かしたが、チャンプと同じくカモ一家の旅を支えるオウム・デルロイを演じた関が「演じてらっしゃるものを拝見してとてもピッタリだなと思いました」と声優の先輩としてヒコロヒーの演技を賞賛した。
ドキドキしたまま旅立った渡り鳥のカモ一家が、旅先で様々な体験をする本作にちなみ、これまで自身が行った旅行先での印象的なエピソードや失敗談などについて聞かれると、堺は「旅はたいていひどい目に遭っていますね。去年モンゴルで撮影した時にトイレは水洗がほとんどなくて驚いたのと、後はハードコンタクトレンズの保存液って日本以外ではほとんど売っていないようで、マネージャーが16時間往復して保存液を調達するという大変な思いをしていました。皆さんも海外旅行に行かれる際はお気をつけください」と驚きのエピソードを披露。
麻生は「若い時に道後温泉に友人と旅行に行ったのですが、夜に畳の部屋でトランプで勝って嬉しくて喜んでいたら、畳のヘリに爪が引っかかって親指の爪が全て剥がれました」という驚きのエピソードを明かし、会場をひんやりとした恐怖に包んだ。
また、ヒコロヒーは「一人でよく海外にいくのですが、初めてNYに行った時に散髪してみようと美容院に行って『髪を明るくしたい』とリクエストしたら、日本人は細かく要望をすることが多いからそんなに端的に伝えるなんてニューヨーカーみたいと言われてちょっとウキウキしました(笑)でも、アメリカの強力なブリーチで髪が真っ白になってちょうどサングラスもかけていたので、鏡を見たら内田裕也さんになっていました」と、貴重な旅のエピソードを語った。
続いて、カモ一家の初めてのチャレンジにちなみ、今年の抱負を聞かれた池村は「私は縄跳びが好きで前跳びを110回跳べるのですが、今年は500回か1000回を目指したいと思います!」と小学生ならではの目標を明かし、羽佐間は「90歳の前後で亡くなる方が多いので、何とか91歳まで生きたいと思います。105歳で床屋さんやっているおばあちゃんも見たので、長生きしたいです」、関は「いつも目標を決めて頑張っていたのですが、高田純次さんがTVで何の意味もなく生きるぞ!と宣言していたのを見てなんだか感銘を受けて。気楽に生きてみるっていうのも素敵だなと思い、今年は何の目標も決めずに生きていこうと思います」とそれぞれに今年の抱負を明かした。
トークセッションの最後に、公開を待つファンへ向け、麻生が「マガモの一家が初めての渡りをするという大冒険のストーリーになっているので、色んな方に楽しんでいただける作品になっているかと思います。旅を通して子供の成長だったり家族の絆、一歩踏み出す勇気を感じていただける作品になっているのかなと思います。ぜひ沢山の方に見ていただきたいです」とメッセージを贈り、堺は「やればやるほど、台本を読めば読むほど参加すればするほど家族の登場人物の一人一人が本当に好きになっていくんです。なんでこんなに惹かれちゃうんだろうと思うぐらい、どんどん好きになっていく物語です。皆さんもぜひご覧になって登場人物たちを好きになってください」と挨拶した。
そしてフォトセッション時には、もうすぐバレンタインデーということで、キャスト陣へサプライズで『FLY!/フライ!』オリジナル“特大”チョコケーキがプレゼントされると、池村から「雅人さんはバレンタインの時に一番多くて何個くらいのチョコをもらったことがありますか?」と質問が。堺は「3個かな。一つ一つを大切に食べました」とバレンタインの思い出を振り返り、終始和やかなムードに包まれたまま、イベントは幕を閉じた。
『FLY!/フライ!』
日本語吹替版キャスト:堺雅人(マック役)、麻生久美子(パム役)、ヒコロヒー(チャンプ役)、黒川想矢(ダックス役)、池村碧彩(グウェン役)、羽佐間道夫(ダンおじさん役)、野沢雅子(エリン役)、関智一(デルロイ役)、鈴村健一(グーグー役)
監督:バンジャマン・レネール
脚本:マイク・ホワイト
製作:クリス・メレダンドリ
配給:東宝東和
(C)2023 UNIVERSAL STUDIOS. ALL Rights Reserved.
公式サイト:https://fly-movie.jp
2024年3月15日(金)より、全国公開
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