大ヒットを記録している『怪盗グルー』シリーズで大人気キャラクター“ミニオン”を生み出し、『ペット』、『SING/シング』もハズれ知らずのイルミネーション・エンターテインメント。そんなイルミネーションが満を持して贈る最新の長編アニメは、偉大な絵本作家ドクター・スースの名作、『グリンチ』。アメリカではサンタクロースに並ぶ“クリスマスの代名詞”ともなっている国民的キャラクターがあのイルミネーション最新作『グリンチ』としてこの冬、12月14日(金)より全国公開となる。
この度、今年一番のクリスマス映画である本作のお披露目となるジャパンプレミアイベントが開催。さらに、14日より実施されている東京ミッドタウン日比谷(大階段)のイルミネーションを、グリンチのいたずらによってクリスマスの間もグリンチカラーに一変するプレミア点灯式イベントが実施された。
映画『グリンチ』ジャパンプレミア概要
日程:11月26日(月)
会場:東京ミッドタウン日比谷 ステップ広場(〒100-0006千代田区有楽町一丁目)
登壇者(敬称略):大泉洋(グリンチ役)、杏(ドナ役)、ロバート秋山竜次(ブリクルバウム役)
横溝菜帆(シンディ・ルー役)、宮野真守(ナレーター役)、
Perfume(日本版イメージソング担当)
11月14日から東京ミッドタウン日比谷で初めてとなるイルミネーションがスタートし、一足早くクリスマスのムード一色に染まっているイベント会場。当日は、たくさんの人々で賑わう日比谷の街に本作の主人公である超ひねくれ者のグリンチがとんでもないいたずらを仕掛けるということで、大勢のマスコミ陣と、日比谷に居合わせた一般人の方々が会場へ集まった。
MCの呼び込みによって、主人公グリンチの声を担当した大泉洋さん、シンディ・ルーのママであるドナの声を担当した杏さん、クリスマスが大好きなグリンチの隣人ブリクルバウムの声を担当したロバートの秋山竜次さん、クリスマスを心待ちにしているシンディ・ルーの声を担当した横溝菜帆さん、ナレーターを担当した宮野真守さんが登場。ステージは瞬く間にフラッシュの嵐となり、キャスト陣も笑顔で応えた。
先日、NYで開催された本作のワールドプレミアイベントに参加し、本国版のグリンチの声を担当したオスカー俳優のベネディクト・カンバーバッチと、本作のほかに『怪盗グルー』シリーズや、『ペット』、『SING/シング』、ミニオンという人気キャラクターを生み出したイルミネーション・エンターテインメントのCEOのクリス・メレダンドリと初対面を果たした大泉さんと、横溝さん。MCがプレミアイベントに参加してみての感想を問うと、大泉さんが「NYにグリンチが溢れていて感動しました!でもプレミアイベントはハリウッドスターと一般のお客さんの導線がぐちゃくちゃですごかったですねえ(笑)」と、ひねくれぼやきを炸裂させ、横溝さんは「レッドカーペットがグリンチの色で緑色に染まっていてすごかったです!それとタイムズスクエアが数分に1回、緑色のグリンチ色になっていて驚きました!」とシンディ・ルーらしいキラキラした笑顔で答えた。
そして、プレミアイベントの開催を記念し、本作の日本版イメージソングを担当したPerfumeのみなさんがサプライズで登場。豪華吹替えキャスト陣に、さらなる華やかな面々が加わり、錚々たるメンバーが大集結となった。
すでにNYプレミアのレッドカーペットをグリーンカーペットに塗り替えたり、劇場のポップコーンをグリーンにしてしまったり、USJでクリスマスシーズンに開催されているミニオンのイエロークリスマスのイベントをグリーンクリスマスにジャックしてしまったりと、世界中で様々なものを盗んでいるグリンチ。
そこで大泉さんが、「本日の<プレミア点灯式>ではイルミネーションを盗みます!」と、堂々宣言。大泉さんの「メリー!」に掛け声に合わせて、全員で「グリンチマース!」と合図を出すと、会場の照明が暗転し、一瞬にして、大階段のイルミネーションがグリンチカラー一色に。クリスマスが大嫌いな超ひねくれ者のグリンチが見事、日比谷のイルミネーションを盗みだすことに成功。登壇者からも「おお~!」と歓声が上がり、会場に集まった一般の方々も大盛り上がりとなった。
グリーンのイルミネーションによって、会場がグリンチカラーに染め上がり、本作のプレミアをお祝いするにふさわしいグリンチっぽさに溢れた会場が仕上がったところで、MCがイルミネーションにちなみクリスマスの思い出について問うと、杏さんは「学生の頃は聖歌隊の合唱部にいて、ロウソクをもって讃美歌を歌うのが恒例だったので、今もクリスマスになると歌いたくなりますね」と正統派なクリスマスエピソードを披露し、秋山さんは「父ちゃんがイルミネーションで装飾するのが大好きで、裏の山ひとつをイルミネーションだらけにして、”あの家ヤバイ”って言われていました(笑)本当ブリクルバウムそのまんまなんですよ!」と役どころにぴったりの思い出を振り返り、横溝さんは「おじいちゃんの誕生日が12月24日なので、毎年クリスマスはそのふたりを家族でお祝いしています!」とぬくもりに溢れた家族の恒例行事について明かし、宮野さんは「ゲームセンターの前に踊るサンタクロースの人形がよくあるじゃないですか、出会うといつもセッションしています(笑)」とアーティストとしても活躍する宮野さんならではのエピソードを明かし、Perfumeの皆さんは「クリスマスの時期はよくイベントガールをやっていて、サンタさん風デザインのへそ出し水着で、パラパラを踊っていました!」とそれぞれ個性に溢れたエピソードを語った。
続いて、本日遂にお披露目の日を迎える日本語吹替え版の感想について問われた大泉さんは「それぞれのキャラクターが生き生きとしていて完璧で、僕の声はもはやカンバーバッチなのかなと思いましたよ。菜帆ちゃんは本当にアフレコがうまくて、杏さんも素晴らしくて、宮野さんもきれいなナレーションで、ブリクルバウムはずっと笑っていて、最後に流れるPerfumeの歌声も最高で、日本語吹替えチームが一体になったような感じがしましたね」と太鼓判を押した。
Perfumeのあ~ちゃんさんは「グリンチは大泉さんそのままでしたよ!映画の中でグリンチがところどころでぼやいているじゃないですか、大泉さんの状態で自然と耳にはいってきました(笑)」と、熱のこもった役作りで(?)劇中でまるまるグリンチと化した大泉さんの熱演について語った。
今回せっかくイベントへ駆けつけてくださったPerfumeのみなさんが本作のイメージソングになっている「Tiny Baby」振付をプチレクチャーしてくれることに。のっちさんの「この楽曲にはサビの部分に”愛想ってな~に?”と、グリンチらしいひねくれた歌詞が入っているその部分をレクチャーします!」という言葉からPerfumeの皆さんがキャスト陣に振付を説明。Perfumeさんの素早い振付に、大泉さんはまたもやボヤキながらもついていき、会場からは笑いが起きていた。
そして、“フーの村”のクリスマスが例年より3倍に盛り上がることになったのをキッカケにグリンチがクリスマスを盗むと決意する本作の物語にちなみ、今年のクリスマスを盛り上げるためになにか企画していること、”こんなクリスマスにしたい”と思っていることについて問われると、大泉さんは「北海道出身なので、今年は家族とスキーにいってゲレンデでホワイトクリスマスをお祝いできたらいいなと思っています!」と明かし、杏さんは「毎年七面鳥を焼くので、今年も七面鳥とケーキを焼いて、家族で過ごそうかなと思っています!」、横溝さんは「大きなツリーがおうちにあるみたいなんですけど、わたしはまだ見たことないので、今年こそそのツリーを飾ってみんなでお祝いしようと思っています!」と明かした。
続いて開催された舞台挨拶イベントにも、大泉洋さん、杏さん、ロバートの秋山竜次さん、横溝菜帆さん、宮野真守さん、Perfumeの皆さんが登場。先ほどのプレミア点灯式をスクリーンで生中継を鑑賞していた観客のみなさんは、グリンチ特製デザインのマフラータオルを身に着け、準備万端。目の前に豪華面々が実際に登場すると会場からは大きな歓声と拍手が巻き起こった。
これから映画を観る観客の方々へ映画の見どころについて問われると、大泉さんは「みっちり時間をかけて吹き替えた声でございます。グリンチの口が映っていないシーンのセリフも僕がちゃんと吹き替えています。もうカンバーバッチの声のままでいいんじゃないか?って思っていましたが(笑)そんな映像に映っていない細かい演技までしっかりと見てもらえると嬉しいです!」と明かし、杏さんは「この映画はフーの村が舞台なのですが、村人たちの住んでいる街がクリスマスを1か月後に控えて盛り上がっている様子が細かいディティールまでこだわって描かれていて、本当に心がワクワクするような仕上がりなので、そんなところも楽しんでほしいです!」、秋山さんは「僕が演じるブリクルバウムがこんな感じの格好なので、登場したらここにいる誰よりも一番わかりやすいと思います(笑)」と、ブリクルバウムそのままのデザインが施された自身の衣装を指しながら会場を沸かせ、「セリフのあらゆる隙間に笑いを入れるという、本当によく笑うおじさんで、笑うことにこだわっていたので、果たしてこれは本当に吹替えなのか?とおもっています(笑)ぜひ映画の中で最高の“ハハハ!”を見つけてください。」、横溝さんは「サンタさんにお願い事をしたくてクリスマスを楽しみにしているシンディ・ルーがひねくれているグリンチの心をどう開いていくかが見所です」、宮野さんは「グリンチでのナレーションはいわゆる物語を説明するような堅苦しい感じではなく、グリンチの気持ちに寄り添ったような語り口になっています。原作でのリズム感のいいナレーションに合わせて、日本語吹替え版でも韻を踏んだようなナレーションとなっているので、心地よく聞いてもらえると思います」、Perfumeののっちさんは「わたしたちは日本版イメージソングとして参加したので、ただのファンとして観てしまいました!」、そしてかしゆかさんが「映画の中はイルミネーション・エンターテイメントならではの面白いシーンが沢山ちりばめられています!主人公だけじゃなくて、町の人々だったり、動物たちだったり、一度だけでなく何度でも観たいなと思う作品です」、そしてあ~ちゃんさんは「子供や大人も関係なく、感動するんやね。“大泉洋じゃ~”って思うところ、“語りがマモ!”って思うところとあるけど、最後には知らん間に泣いとって、感動しました!」とコメント。
Perfumeさんの絶賛コメントに大泉さんが感動するかと思いきや「広島弁多いな!」とひねくれた突っ込みをいれ、またもや会場が爆笑に包まれた。
最後には”本国”のイルミネーション・エンターテインメントから、日本語吹替え版チームに豪華プレゼントが到着。大泉さん、杏さん、秋山さん、宮野さんには本国で主題歌を担当したタイラー・ザ・クリエイターが『グリンチ』とコラボして制作した特製スニーカー。横溝さんはグリンチの人形が施された特製イヤモフ、Perfumeの皆さんはひねくれる前のひねカワイイベイビーグリンチの絵がプリントされた特製カットソーがそれぞれ贈られ、大泉さん、秋山さん、宮野さんは興奮のあまり、その場で特製スニーカーに履き替えるなど、登壇者全員が大喜び。12月14日の公開に向けて、映画『グリンチ』日本語吹替え版チームの心がさらに一体となった大盛り上がりのイベントとなった。
作品タイトル:『グリンチ』
日本語吹替え:大泉洋 杏 秋山竜次(ロバート) 横溝菜帆 宮野真守
オリジナル版:声の出演:ベネディクト・カンバーバッチ
監督:ヤーロウ・チェイニー、スコット・モシャー
プロデューサー:クリス・メレダンドリ
全米公開:11月9日(月)
原題:『The Grinch』
配給:東宝東和
公式サイト:http://grinch.jp/
コピーライト:(c)2018 UNIVERSAL STUDIOS
12月14日(金) 全国ロードショー!!