『ボス・ベイビー』で世界中に笑いと感動を届けたドリームワークスが“人間とドラゴン”の新たな冒険を史上空前のスケールで描く、世界54か国で№1メガヒットを記録し、第92回アカデミー賞長編アニメ映画部門にもエントリーしている待望の最新作『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』が12月20日(金)より全国公開される。
2010年8月に日本公開され大ヒットを記録した『ヒックとドラゴン』で、バイキングの少年ヒックが伝説のドラゴン、ナイト・フューリー“トゥース”と出会ったことにより、争いをやめ共存する道をみつけた人間とドラゴンたち。その後、バイキングの長に成長したヒックと相棒トゥースたちが暮らすバーク島は、急激なドラゴン増加で定員オーバーに!ヒックとトゥース、そしてその仲間たちが新たな聖地を求めて旅立つ、誰も見たことのない壮大な<引越し>アドベンチャーがこの冬、幕を開ける。
そして、この度10月30日より開催中の第32回東京国際映画祭で本作がジャパンプレミア上映され、それを記念して製作・監督・脚本のディーン・デュボア監督登壇のQ&Aが実施された。
第32回東京国際映画祭 特別上映 映画『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』 Q&Aイベント
◆場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン2 (港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内)
◆登壇者(敬称略):ディーン・デュボア監督(映画『ヒックとドラゴン』シリーズ 製作・監督・脚本)
◆MC(敬称略):矢田部吉彦(東京国際映画祭作品選定ディレクター)
オフィシャルレポート
シリーズ最新作を引っ提げて来日したデュボア監督は「日本のアニメはいつも我々にインスピレーションを与えてくれる。そして日本人は子供向けのアニメであっても大切に思ってくれるところが好きです」と挨拶。本シリーズが愛される理由については「ドラゴンというクリーチャーは、世界中の色々な文化に存在しており、ゆえに親和性の高いものです。そんなドラゴンと人間が仲良くなり、背中に乗って空を飛ぶという願望を叶えてくれる物語だから人気になったのかもしれません。そしてそんなドラゴンがこの世に実際に存在するのではないか?と思わせてくれるリアルなストーリーも世界中の人々に愛される理由かもしれません」と考察した。
ヒックの相棒として活躍するドラゴン、ナイト・フューリーのデザインについて質問されると「ドラゴンを造形する場合は、地球上に実在している野生動物を参考にデザインしています。ナイト・フューリーの場合は、世界で最強のドラゴンであり、バイキングに恐れられているイメージを与えたかったので、ブラックパンサーのエレガントさやほ乳類的な部分を参考にし、そして犬や猫のような親しみやすさや、抱きしめたくなるような魅力が出るように大型のネコ科の動物たちの動きと資質を加えてデザインを考えていきました」とクリエイターとしてこだわりを紹介した。
本作のエンディングについて問われると、「シリーズ2作まではヒックと仲間たちは、ドラゴンとの共生という道を示しました。今作では人間が抱える問題にも触れられると思い、感情的により複雑なラストを提示しました。また主人公のヒックは、自分にはまったく価値がないというところから始まり、最後には聡明で他人のために何かをするという成長を見せます。」と最終章に相応しいラストが期待できる回答を覗かせた。また「自然は守らなければいけないのに、人間たちは自然を傷つけるということを繰り返しています。そのような描き方には宮崎駿監督の作品から大きなインスピレーションを受けています」と日本が誇るアニメ界の巨匠をリスペクトした。
さらに、映画『きつねと猟犬』『タイタニック』『E.T.』『ロスト・イン・トランスレーション』などの感動作のタイトルを挙げて「一時の素晴らしい友情などによりお互いが深く繋がり、それによってお互いが永遠に変えられ、そしてそれぞれの道を歩み始めるというスタイルのストーリーが私は好きです。そういった物語の伝統に本作で貢献したいとも考えました」と話した。
最後にデュボア監督は、日本公開に向けて「ワクワクするし、作品を気に入って楽しんでもらえたら嬉しいです。一人でも多くの日本の方に響くことを願っています。それが作品に携わったスタッフたちのなによりもの喜びだからです」と期待を込めた。
ストーリー
“ヒック”と“トゥース”たちが暮らすバーク島、定員オーバー!
新たな聖地を求めて旅立つ、壮大な<引っ越し>アドベンチャー!
かつてドラゴンは人間の敵だった。弱虫のバイキングの少年“ヒック”と傷ついたドラゴン“トゥース”の活躍で彼らは共存する道を選び、バーク島で平和に暮らしていた。
だが、ドラゴンが増え続けたバーク島は定員オーバー!亡き父の跡を継ぎ、バイキングのリーダーに成長したヒックは、島を旅立ち、みんなと新天地を探し求める決断をする。
しかし、大移動の旅の途中、最凶のドラゴンハンターに命を狙われ、“トゥース”の前には、白い謎のドラゴン“ライト・フューリー”が姿を現す。
2匹の恋の行く末は!? ヒックたちは、行く手を阻むドラゴン・ハンターから逃れ、ヒックたちは無事に新たな楽園へとたどり着くことが出来るのか?
作品タイトル:『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』
声の出演(字幕・吹替):ヒック:ジェイ・バルチェル(田谷隼)/アスティ:アメリカ・フェレーラ(寿美菜子)
ヴァルカ:ケイト・ブランシェット(深見梨加)/ストイック:ジェラルド・バトラー(田中正彦)andグリメル:F・マーレイ・エイブラハム(松重豊)
製作総指揮:ディーン・デュボア、クリス・サンダース
製作:ボニー・アーノルド(『トイ・ストーリー』)
監督&脚本:ディーン・デュボア(『リロ&スティッチ』、『ヒックとドラゴン』シリーズ)
原作:『ヒックとドラゴン』クレシッダ・コーウェル著(小峰書店刊)
配給:配給:東宝東和、ギャガ
公式サイト:hicdragon.jp
公式twitter: @Dreamworks_JP
公式instagram; @dreamworks_jp
公式Facebook:@DreamWorksAnimation.jp
コピーライト:(C) 2019 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
12月20日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
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