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『インサイド・ヘッド2』大竹しのぶ、多部未華子ら日本版声優陣登壇の吹替版完成披露舞台挨拶が開催 

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ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』(8月1日(木)公開)の吹替版完成披露舞台挨拶が行われ、日本版声優を務める大竹しのぶ、多部未華子、マヂカルラブリー・村上、横溝菜帆、小清水亜美が登壇した。

大勢のファンの前に登場したのは、青い色のパンツスタイルのセットアップに身を包んだカナシミ役の大竹しのぶ、オレンジ色のワンピースを身にまとったシンパイ役の多部未華子、ピンク色のジャケットを身に着けたハズカシ役のマヂカルラブリー・村上、白の煌びやかな衣装を選んだライリー役の横溝菜帆、そして眩しい黄色のロングスカートドレスが印象的なヨロコビ役の小清水亜美の5人の日本版声優たち。

劇場公開を約1ヶ月後に控え、本作で新たに登場する<大人の感情>シンパイを演じる多部は「前作『インサイド・ヘッド』を大好きな方がたくさんいらっしゃると思いますし、『インサイド・ヘッド2』を心待ちにしてる方もたくさんいらっしゃる中で、今回新しいキャラクターのシンパイを演じさせていただいて、今とても“シンパイ”です」と、本作の初めてのお披露目を前に少しだけ緊張した面持ちを見せた。

前作から続投でカナシミを演じる大竹は「またあのカナシミに出会えるのかと思うと嬉しくて嬉しくて。9年も経っているんですけど、カナシミのトーンとか存在が私の身体の中にあって、懐かしみながら録音をしました」と、カナシミとの久しぶりの再会に笑顔を見せた。

本作の主人公・ライリーは人生の転機となる高校入学を控え、勉強やスポーツを頑張る明るくて元気いっぱいの女の子。しかし、ある日“思春期警報”が鳴り響き、ライリーの頭の中で彼女の幸せを子供の頃から見守るヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの感情たちの前に、<大人の感情>シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れる…。

そんな本作の魅力について、大竹は「ライリーが大人になった分、複雑な新しい感情たちが出てきて、それがこの映画をより深く、素晴らしい作品にしているんだなと。大人が見ても十分楽しめる映画だなと、すごく思いました」、多部は「誰しも感じたことがある感情だったり、経験したことがある出来事だったり、親世代でも、思春期真っ只中の子でも誰でも共感できるグッとくるシーンがいっぱいあって、とても楽しめるんじゃないかと思いました」、横溝は「嫌な気持ちになった時にこの映画を思い出して気持ちが楽になったりとか、自分の人生のお守りになるような素敵な映画になっています」とそれぞれ語り、小清水は「私が演じたのは“ヨロコビ”なんですが、喜びだけでなく感情たちもみんなそれぞれ色んな気持ちというのを持ち合わせていて、それが作品を通してちょっとずつ成長していくというのがとても素敵だったなと思いました」と、本作の世界観ならではの見どころを明かした。

本作では“ライリーの物語”を通して、誰もが人生の中で一度は経験したことのある“感情の嵐”や、大人になると、ヨロコビは失われてしまうの…?という深いテーマが描かれており、世界中で“大人が共感する”という声が広がっているが、大竹は「前作で赤ちゃんが生まれて、うまれてくる最初の感情が“ヨロコビ”という点が感動的で素晴らしいなと思っていました。そして今回、“大きくなるとヨロコビの出番は少なくなるのかな”というセリフがあって、それにも心を動かされていて。だからこそ喜びをもっと増やさなきゃいけない、という展開にはすごく共感出来ました」と語り、村上は「アメリカの少女の話なので正直どのくらい共感できるのかなと思っていたんですが、恥ずかしかったり、緊張してわけがわからなくなったり、人への対応が雑になっちゃったり、そういうのって僕でも全然あるよなと思えるシーンがたくさんありました」と共感ポイントの多さに驚きをみせつつ、「だから僕はもしかしたら、アメリカの少女なのかもしれないです」と付け加え、会場の笑いを誘った。

高校入学という転機を控える主人公・ライリーを演じた横溝は、現役高校生である横溝と同世代のライリーについて、「思春期ならではの複雑な感情とか、こんな気持ちになりたくない、という嫌な感情が増えたりしてしまう時期で、ライリーと今の私は本当に重なる部分が多かったです。この作品を観て自分の感情を見つめ直すきっかけになったなとすごく思います」と語り、同世代ならではのポイントを語った。

<大人の感情>たちのリーダー的存在で、常に最悪の将来を想像して、あたふたと必要以上に準備してしまうシンパイを演じた多部は、最近“シンパイ”していることを聞かれると「梅雨明けの暑さ」ときっぱり。「今もジメジメして既に暑いですけど、梅雨が明けたらとか、8月とか、どうなっちゃうのかな?と心配しています」と、演じた役柄同様に少し先の将来を“シンパイ”していると明かした。

また、内気で泣き虫だけど実は誰よりもやさしくて仲間思いなカナシミを演じた大竹に最近のカナシミエピソードを聞くと、「カナシミって実はあんまり思い浮かばなくて…悲しいことをすぐ忘れちゃう方なのかもしれません」と切り出しながらも、「強いて言うなら、時間があっという間にすぎること。インタビューで“2年前に前作を録ったときも…”といったら“もう9年前ですよ”と返されてしまって」とエピソードを明かすと、会場は笑いの中にも共感が入り混じる、“あるある”に頷く雰囲気となった。

そして、どんな人の中にも広がる“感情たち”の世界を舞台に描く本作にちなんで、登壇者が自分の頭の中を占める“感情たち”の割合をカラフルなキャラクターたちのシールを貼ることで表現したフリップで【私のインサイド・ヘッド】をそれぞれ披露。

大竹は、自身の頭の中を表現したフリップを見せながら、「やっぱりヨロコビに溢れています。ソファで寝転がるのも大好きなのでダリィも。あと羨ましい(イイナー)もあるし、世界中の情勢などをみてカナシミもあります。色んな感情があって人間かな」と、愛嬌たっぷりに語る。

多部の頭の中は中心に大きなヨロコビがいて複数のシンパイやダリイがその周りを囲むそうで、「今日ここに立ててうれしいというヨロコビ、そしてみなさんに私が演じたシンパイがどう届くのか、というシンパイ」と説明し、さらに「家に帰ったら明日の用意とかするのが…ダリィもいます」と意外とも言える一面も明かした。

対して村上の頭の中を現したフリップはシンパイとハズカシがぎっしり。あまりのつまり具合に会場がこの日一番の笑いの渦に包まれると、その理由について「僕、ちょっと間違えたかもしれないんですけど、“今この瞬間“の感情だと思っていて。登壇直前だったので、シンパイとハズカシがいっぱいなんです」とその理由を明かした。

最後に本作の公開を楽しみにしている人々に向けて、多部は「これからどういう風に皆さんの心に届くのか“シンパイ”していますが、本当にどの世代にもちゃんと届くことが出来る物語になっていますので、ぜひ楽しんで、最後の最後まで見逃さず観ていただけたらなと思います」、大竹は「みんなで頑張って作りました。本当に素晴らしい映画ですし、皆さんの心がヨロコビでいっぱいになることを願っています。どうぞ楽しんでください」と、日本版声優を代表してあたたかいメッセージを贈った。

そして、本作の日本語吹替版の完成を祝い、会場が一体となって「今年の夏は!インサイド・ヘッド2!」の掛け声と同時に、カラフルなテープが会場を舞った。色鮮やかに彩られた会場は大いに盛り上がり、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

ストーリー
どんな感情も、きっと宝物になる―ディズニー&ピクサーが贈る、あなたの中に広がる<感情たち>の世界。少女ライリーを子どもの頃から見守ってきた頭の中の感情・ヨロコビたち。ある日、高校入学という人生の転機を控えたライリーの中に、シンパイ率いる<大人の感情>たちが現れる。「ライリーの将来のために、あなたたちはもう必要ない」―シンパイたちの暴走により、追放されるヨロコビたち。巻き起こる“感情の嵐”の中で、ライリーは自分らしさを失っていく…。彼女を救うカギは、広大な世界の奥底に眠る“ある記憶”に隠されていた―。

『インサイド・ヘッド2』
日本語版声優:大竹しのぶ(カナシミ)、多部未華子(シンパイ)、横溝菜帆(ライリー)、村上(マヂカルラブリー/ハズカシ)、小清水亜美(ヨロコビ)、小松由佳(ムカムカ)、落合弘治(ビビリ)、浦山迅(イカリ)、花澤香菜(イイナー)、坂本真綾(ダリィ)
監督:ケルシー・マン(『モンスターズ・ユニバーシティ』、『2分の1の魔法』)
制作:マーク・ニールセン(『トイ・ストーリー4』)
日本版エンドソング:「プレゼント」Performed by SEKAI NO OWARI
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/insidehead2

2024年8月1日(木)全国劇場公開

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