IT=“それ”は姿形を変え進化し、子供だけでなく大人までも恐怖のどん底に陥れ、人間にとって最恐のトラウマを与える――ホラー作家の“頂点”スティーヴン・キングの傑作小説が原作の『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は、2017年に公開されるやいなや、“ホラー版「スタンド・バイ・ミー」”と称され、全世界興行収入7億ドル超えを達成しホラー映画歴代No.1の記録を樹立(※日本での興行収入は22億円超え、観客動員数約169万人の大ヒットを記録)。だがIT=“それ”の恐怖は、まだ終わっていなかった……。前作を上回るスケールと予想外の展開――原作者自ら大絶賛するホラーエンターテイメントの最高傑作がついに完結、史上No.1のホラーエンターテイメント『IT/イットTHE END “それ”が見えたら、終わり。』が、11月1日(金)全国公開となる。
2年前の9月17日に開催された前作のジャパンプレミア。そして令和元年、同じく9月17日に「映画秘宝ナイト in IMAX(R)レーザー」と題して日本最速上映となるジャパンプレミアが実施された。今年7月に池袋にオープンしたばかりのグランドシネマサンシャインで、IMAX(R)レーザー/GTテクノロジーによる視野を覆い尽くす国内最大のスクリーン、どこまでも鮮明な映像、リアルなサウンドで本作が上映されたほか、本編上映前には、町山智浩さんと高橋ヨシキさんによる恐怖の解説夜話も開催された。また、町山さんによるキャスト・監督へのインタビュー映像が巨大スクリーンで上映され、色々な見どころポイントが解説された。
映画秘宝ナイト in IMAX(R)レーザー 概要
日時:9月17日(火)
登壇者(※敬称略):町山智浩、高橋ヨシキ
会場:グランドシネマサンシャイン
劇中で人々に恐怖を与える“IT”=それ(ペニーワイズ)に扮した“ペニー町山”こと町山智浩さんと、高橋ヨシキさんが登場。ちょうど2年前の同じ日に、TV版のティム・カリー版のペニーワイズを盛り込みつつ作品の魅力を語っていた高橋さんは、「面白ホラーの復活」と本作についてコメント。恐怖を感じるものに姿形を変幻自在に変えて人々を惑わせる“それ”は“不思議のアリス”のようだと例え、「遊園地のライド感が出て楽しい。ピエロだし、“それ”は遊園地の人ですしね。」とニヤリ。9月6日より全世界で公開となった本作は、アメリカを含む世界64ヵ国で初登場No.1大ヒットを記録。世界で受け入れられる理由について問われると高橋さんは「ベネチア国際映画祭で『ジョーカー』が金獅子賞を獲っていたし、まさに時代は“ピエロ”ですよね(笑)。」と、全世界でピエロブームが巻き起こっていると持論を展開。町山さんは、「イットは何にでもなれる。親に虐待された人のトラウマは親の場合が多い、マシュマロマンが嫌いな人にとってはマシュマロマン。トラウマは誰にでもあるものなので、全世界で受け入れられるんだと思う。」と言い、謎に包まれている“それ”の正体が本作で描かれることも明かした。
そして、町山さんが現地で取材をしたキャスト&監督のインタビュー映像も公開された。キッズルーザーズのインタビュー映像を見ていた高橋さんは「子役が育つのは早い!!」と成長の早さに関心しつつ、「実は本作では、子役をCGで若くしている。」という撮影の秘密を教えてくれた。実は、前作がヒットしてからキャスティングが行われ、そのキャスティングに携わったのは子役だったとのこと。大人気Netflixドラマ「ストレンジャー・シングス」で人気となったフィン・ウルフハードが演じたリッチーの大人版を演じたビル・ヘイダーはフィンが指名、たったの2年で本作が作られたという。ビル・ヘイダー自身も役柄と同じコメディアンだが、町山さんは「彼をキャスティングしたことで、後半にコメディ要素が入っている。インタビューにあったようにアドリブもかなり入っているので面白い。」と見どころを語り、高橋さんも「普段ふざけている人がしんみりすると、映画全体が良くなる。」とコメント、町山さんも「原作を読んでいる人でもびっくりするサプライズがある。」と続けた。
これから映画を観る人々に向けて、高橋さんは「スティーヴン・キング原作でよく描かれている事なんですが、あんなに嫌だった家庭環境を、同じように子供が繰り返してしまうんです。ジェシカ・チャスティンが演じるベバリーはバイオレンスな父親の元で育ったんですが、彼女は似たような人と結婚したり。エディは大きく太った過保護な母親に育てられ、大人になって結婚した奥さんも同じような人。実は母親と奥さんを演じていた人は同じ女優さんなんです。そういうところも怖いですよね。」と映画のポイントを語る。町山さんも続けて「スティーヴン・キングも子供のころに父親が行方不明になってしまい、自分も子供を見捨ててしまうのではないかと恐怖を感じていたそうです。彼自身も子供の時は、劇中のベンのように肥満児でいじめられていて、ジェームズ・マカヴォイが演じたビルも作家になったという設定。キング自身に重ねながら、各キャラクターの子供時代の恐怖が描かれていたりする。」とキング自身のトラウマが本作に反映されていることに言及。本作では27年の時を経て40歳くらいの大人たちが主人公となるのだが、1人として子供がいないという点についても指摘。町山さんは「子供たちがトラウマを抱えながら大人になるんです。感動的なのですが、親になるためには、子供の時のトラウマを乗り越えていかなければいけないというメッセージが込められている。」と、さらなる注目のポイントを語った。
また、“それ”を演じたビル・スカルスガルドの目は、CGではなく自分で動かしていること、映画好きが驚くようなカメオ出演、劇中のセリフも様々な名作映画から取っていることなど、たくさんの見どころがあることを明かし、貴重な裏話を語る2人に会場の観客たちは熱心に耳を傾けイベントは熱気に満ちた中幕を閉じた。
イントロダクション
子供が消える町に、“それ”は現れる――。小さな田舎町で再び起きた連続児童疾走事件。「COME HOME COME HOME(帰っておいで…)」という“それ”からの不穏なメッセージが届き、幼少時代に“それ”の恐怖から生き延びたルーザーズ・クラブの仲間たちは、27年前に誓った<約束>を果たすために町に戻ることを決意する。だが“それ”は、より変幻自在に姿を変え、彼らを追い詰めていくのだった……。なぜ、その町では子供が消えるのか?なぜ、事件は27年周期で起きるのか?“それ”の正体と目的とは?果たして、すべてを終わらせることができるのか!?
9月6日(金)~9月8日(日)までの3日間で、9,100万ドル(96.4億円)のオープニング記録をたたき出し、ぶっちぎりの全米興行ランキング初登場No.1を獲得!たった3日間で世界興行収入1億8,500万ドル(196億円)を獲得する大ヒットスタートを切り、全米興行ランキング2週連続No.1大ヒット!シリーズ累計興行収入は遂に10億ドルを突破!
前売りチケットの売り上げが、前作を上回るペースでホラー映画史上No.1を塗り替え、R指定映画として史上最大規模となる、全米4,570館で公開された『IT/イットTHE END “それ”が見えたら、終わり。』。9月6日(金)からのオープニング3日間で全米興行収入9,100万ドルを記録し、ぶっちぎりの興行ランキング初登場No.1を獲得! そしてその勢いは衰えず、9月13日(金)~15日(日)までの3日間で39,606,550万ドルを稼ぎ2週連続で全米興行ランキング1位を成績し、公開10日間で152,675,074ドルを突破!世界各国で軒並みランキング1位をキープし、世界興行収入はトータルで322,075,074ドルを記録! 先週末公開を迎えたフランスを加えると、なんとアメリカを含む世界64ヵ国で初登場ランキングNo.1を獲得し、シリーズ累計興行収入は遂に10億ドル(1070億円)を超え、ホラー映画史上No.1を保持する帝王に相応しい超大ヒットとなっている。
作品タイトル:『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』
出演:ビル・スカルスガルド、ジェームズ・マカヴォイ、ジェシカ・チャスティン、ビル・ヘイダー、イザイア・ムスタファ、ジェイ・ライアン、ジェームズ・ランソン、アンディ・ビーンほか
監督:アンディ・ムスキエティ
原作:スティーヴン・キング
脚本:ゲイリー・ドーベルマン
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://itthemovie.jp
公式Twitter:https://twitter.com/IT_OWARI
ハッシュタグ:#イット見えたら終わり #イットTheEnd
コピーライト:(c)2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
11月1日(金) IMAX(R)/4D/吹替版 同時公開!
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