『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』山田裕貴がジョーカーを追い詰める“ハービー検事”の日本版吹替キャストに決定

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映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の吹替キャスト発表&“注意速報”イベントが9月19日に開催され、山田裕貴が登壇。ジョーカーを追い詰める検事“ハービー・デント”役の日本版吹替キャストとして参加することが発表された。

理不尽な社会の代弁者としてジョーカーを祭り上げ、彼の無罪を主張する民衆たちが暴動がおこす中で世界が注目する“世紀の裁判”は生中継で報じられていく。世間の注目を一身に背負うハービー検事は、民衆を巻き込みさらなる暴走を重ねるジョーカーと法廷で対峙することに―。

かねてより熱い“ジョーカー愛”を語っていた山田は「前作を観たときに、完璧を求めるが故の〈山田裕貴〉としての自己肯定感の低さが、ジョーカーの作品の内容と一致して共感する部分が多くて激ハマりしてしまいました。そんなところを『好き好き』言っていたら今ここに立たせてもらっています」と語り、並々ならぬ“ジョーカー熱”を披露。

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さらに「最初に吹替えのオファーをいただいた時は『どれ!?誰!?』って声が出ました。もちろん『好き好き』言うことは大事なことだと思うんですけど、好きすぎるとリスペクトが勝ちすぎて『俺なんかがやっていいのか?』という思いをも出てくるんです。それでもやっぱり好きな作品に出られるって嬉しいに決まってますよね(笑)」と吹替キャストに決定した喜びを爆発させた。

さらに過去に共演歴があり、本作でジョーカー役の吹替を担当する平田広明からも激励のメッセージを貰っていたという山田は「平田さんから『大変責任重大だぞ』とDMをいただきました。プレッシャーをかけられながらアフレコに臨むことができました」と裏話を告白。

自身の演じるハービー検事については「ジョーカーを裁判で追い込んでいく役柄なんですけど、劇中ではジョーカーの方をほとんど向かず、声を荒げるわけでもない掴みどころのない役どころでした」とコメント。

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さらに本作で洋画の吹替に初挑戦となった山田はアフレコ現場を振り返り「あえてメッセージ性を持たせないようにしているのか、どういう狙いでトッド・フィリップス監督が登場させたキャラクターかを最後まで掴み取るのが難しかったので、僕も演者さんが演じるハービーの声色を踏襲して、小手先でやらずに素直に声を入れるという感覚でアフレコに臨みました」と語った。

さらに山田が日本時間の9月25 日(水)に実施されるロンドンプレミアに参加することも発表され「ホアキン・フェニックスさんに会えるんですかね..?ヤバいですよね。彼に会える人生だとは思っていなかったので何を話そうかな。でも『あのシーンは本当に現実で起きていることを映しているシーンなんですか?』とかいろんなことを質問したいですね。僕の演じたハービー検事と同じくジョーカーを追い詰めるくらいの思いで聞きたいです」と主演のホアキン・フェニックスや、謎の女性リーを演じるレディー・ガガら豪華キャストらとの対面に期待を膨らませていた。

さらにイベントには映画の感想等を中心に投稿しているTikTokクリエイターのしんのすけがジョーカー風の真っ赤なスーツスタイルの衣装を纏いゲストとして登壇。山田はしんのすけの登場に「僕が俳優として現場にいる時に助監督さんとしてずっとご一緒していたので、だから最初の出会いはTikTokerじゃなかったんですよ!」と意外な関係性を告白。

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制作側として山田の活躍を長年見てきたしんのすけも「裕貴は“稀代の役者”ですね。8年前くらいの助監督時代も現場の真ん中で真面目で真摯に役に向き合っている。そして現場で色々と相談してくれるんです。あの時からのし上がったのに奢った部分を見せない。いまこうしてイベントの場に二人で立ってることが違和感(笑)」と、俳優としての活躍ぶりを絶賛。それに対し山田は「他には?山田裕貴の芝居のいいところとか、公にもっと言ってくれないと皆さんに広まらないから!」としんのすけからの誉め言葉を追加で要求し笑いを誘う場面も。

そして山田は、ジョーカーを演じる世界的俳優ホアキン・フェニックスについて「本当にジョーカーという人間が存在しているんじゃないかと思わせる自然さは、セリフのやり取りだけじゃ出せない。鼻を掻いたり、たばこを吸うタイミングとか、細部に宿る時間の流れを映し出せるのが魅力的ですね。感情のレイヤーをものすごく素敵に表現される。僕もそういうお芝居をしたいし、そういう役者を目指しています」と俳優ならではの視点で芝居を分析し、その規格外な演技力を絶賛。

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しんのすけも「僕もホアキン・フェニックスが出演されている作品は凄く好きなんですけど。役の幅が広すぎて、一秒後に何をするのか分からない画の不安定感を出せる役者だな思います。表面と内面の揺らぎを芝居ではない所から出せる役者さんはそうそういないけど、ホアキン・フェニックスはそれができる役者です」と、再び世界を震撼させる怪演がスクリーンで観られることに期待を膨らませた。

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さらに狂気的ながらもリアリティのあるストーリーが多くの観客の共感を呼んだ前作について山田は「前作で語られたジョーカーの生い立ちは彼の妄想の物語かもしれないですけど、彼はジョーカーになりたくてなっているわけではないんです。自分の負の感情が溜まりに溜まって仕方なくジョーカーになってしまった。僕もこういう場に立たせてもらう前のエキストラだった時代は『俳優になりたいけど誰が僕を見てくれているんだ』と思っていましたし、もしもそういった感情が歪んで『僕のせいじゃない。世の中の映画のシステムのせいで見てもらえていない』と外に刃を向けていたらジョーカーと一緒なんですよ。誰もがジョーカーになってしまうと思わされたし、自分はそう生きてはいけないと思いつつ共感してしまうという感情が渦巻いていました」と語った。

しんのすけも「彼を正しく導いてくれる人がいれば、彼はジョーカーになることはなかったので凄く悲しい作品だなと当時思っていました。実際に色んな人が評価してベネチア映画祭では最高賞の“金獅子賞”を受賞して、R指定作品で興行収入が日本で50億円突破しているんです。これはとんでもないことで、誰も予想していなかったことなんですよ」と、現代社会での『ジョーカー』の持つ影響力の大きさに驚きの想いを明かしていた。

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は10月11日(金)公開。

ストーリー
理不尽な世の中の代弁者として時代の寵児となったジョーカー。彼の前に突然現れた謎の女リーとともに、狂乱が世界へ伝播していく。孤独で心優しかった男の暴走の行方とは?誰もが一夜にして祭り上げられるこの世界――彼は悪のカリスマなのか、ただの弱き人間なのか?衝撃のラストに備えよ。

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
出演:ホアキン・フェニックス、レディー・ガガ、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナー、ザジー・ビーツ
監督・脚本・製作:トッド・フィリップス
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) & TM DC (C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories

公式サイト:JOKERMOVIE.JP

10月11日(金)全国劇場公開

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