『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』のプレミアが、日本時間9月26日にイギリス・ロンドンのレスター・スクエアにて開催された。
会場には、ジョーカー役のホアキン・フェニックス、ジョーカーの前に突然現れる謎の女・リー役のレディー・ガガ、ジョーカーを追い詰めるハービー検事役のハリー・ローティー、監督を務めたトッド・フィリップスらキャスト&スタッフが登場。さらに、ハービー検事役の日本語吹替版キャストを務める山田裕貴も参加した。
レッドカーペットに参加した山田は、「すごいですね!自分も東京でレッドカーペットを歩かせていただいたことはあるんですけど、その雰囲気とはまた違うロンドンの街並みと、ジョーカーで埋め尽くされた雰囲気がたまらないですね」と初となる海外レッドカーペットイベントの感想を語った。
かねてより熱烈な“ジョーカー愛”を語っていた山田は、トッド・フィリップス監督やレディ・ガガ、そして自身が吹替を務めたハービー検事役のハリー・ローティーなど念願のキャスト陣との対面に「雰囲気に圧倒されることなく楽しむことができて、ホアキンさんは残念ながらお話を伺えなかったんですけど、ガガさんはインタビューを通して僕のことを覚えてくださっていて、最後ハグでお別れもできましたし、監督も“ユウキ!”と名前を覚えてくれててめちゃくちゃ嬉しかったです。色々なことが聞けましたし、こちらも伝えられてとにかく嬉しかったです」と感無量な心境を明かした。
そんな山田の前に大きな歓声を浴びながら登場したリー役のレディ・ガガはファンの熱狂ぶりに「最高な日です!こんな素敵な夜に、大勢のファンに会えて嬉しいです!映画公開にワクワクしています」とファンに大きく手を振りながら喜びを告白。
「いつかあなたのように世界を変えられる人間になれるよう、日本で僕も頑張りたいと思います!日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします」と山田の熱烈な思いを受け取ると「親愛なる日本のファンの皆さんこんにちは、いつも皆さんのことを恋しく思っています。私の創作活動を応援してくれてありがとう!ぜひ、映画館でジョーカーのワイルドな体験を楽しんでね」とメッセージを贈った。喜びを噛みしめる山田が「いつか僕の作品もガガさんに観てもらいたいです」と伝えるとガガは「まかせて!」と固い約束を交わし、抱擁を贈った。
殺人の罪で裁判にかけられたジョーカーを追い詰める敏腕検事ハービー役のハリー・ローティーは山田が同役の日本語吹替を務めていることを聞き「それはすごい!会えてうれしいよ、ありがとう!」と喜びを伝え、会場の盛り上がりにも「すごいよね、慌ただしいけど本当に興奮が止まらない!皆のワクワクする雰囲気が伝わってきて、ここに来られて本当に嬉しいです」と熱い思いを吐露。
「ハービー検事はジョーカーを情熱的に追っていく訳ではなく、冷静に淡々と裁いていく感じが印象的でした。ジョーカーともあまり目を合わさずにハービーを演じられていたようにも見えましたが、そこには演じる上での意図があったのでしょうか?」とハービー検事さながらに切り込む山田の質問には「ありがとう、そう言ってもらえて嬉しいです。撮影が始まったころに監督と話し合ったのは、ハービーを“生意気で自信満々の若者”に見せることだったんだ。彼は必ずしも正しい心を持っているわけではない。(ジョーカーの裁判が)テレビで中継されるのを知り、それによって自分のキャリアをアップできると考えている。真実はどうでもよくて、勝利を収めることが彼の全て。そんな会話から今作でのハービー検事像が生まれたんだ」と役を演じる上でのこだわりを明かし、山田も「ハリーさんの出しているその雰囲気を大切にしながら声を入れさせてもらいました」と強く共感。
最後に、山田をはじめ日本のファンに向けて「日本の皆さんとこうして話せて嬉しいです!見事で壮大な規模感の本作を楽しんでください!これは絶対に大きなスクリーンで観るべき作品です!」と熱い思いを語った。
トッド・フィリップス監督は山田を目にするなり肩を抱き寄せ快くインタビューに応えており、プレミアの開催については「僕はいつも大好きなロンドンでプレミアをやるんだ。イギリスの映画ファンは映画をこよなく愛しているから、ここに来るのは良いものだよ」とコメント。さらに、『ジョーカー』に並々ならぬ作品愛を抱く山田は監督に聞いてみたいことがあったそうで「公開が近づいてくるとどんな気持ちになりますか?」と直々に尋ねると、「良い質問だね!僕は過去に数々の作品を作ってきたけど、最終的な結果とは切り離す必要があって、そのプロセスを楽しむべきだと思って過ごしているよ」と監督は熱量たっぷりに回答した。
公開まで3週間を切り、ベールに包まれた物語がいよいよ日本でも明かされる。誰もが一夜にして祭り上げられるこの世の中で、理不尽な世の中の代弁者として時代の寵児となったジョーカー。その是非が問われる中継が全世界へ放送され、ジョーカーの前に突然現れた謎の女リーとともに、狂乱が世界へ感染していく。彼は悪のカリスマなのか、それともただの人間なのか?
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、10月11日(金)より全国劇場公開。
ストーリー
理不尽な世の中の代弁者として時代の寵児となったジョーカー。彼の前に突然現れた謎の女リーとともに、狂乱が世界へ伝播していく。孤独で心優しかった男の暴走の行方とは?誰もが一夜にして祭り上げられるこの世界――彼は悪のカリスマなのか、ただの弱き人間なのか?衝撃のラストに備えよ。
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
出演:ホアキン・フェニックス、レディー・ガガ、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナー、ザジー・ビーツ
監督・脚本・製作:トッド・フィリップス
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) & TM DC (C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
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公式サイト:JOKERMOVIE.JP
10月11日(金)全国劇場公開
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