【レポート】映画『海獣の子供』石橋陽彩&渡辺歩監督登壇!ららぽーと富士見にてスペシャルトークショー開催-6月7日公開

海獣の子供

自然世界への畏敬を独自の漫画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介の「海獣の子供」を、映画『鉄コン筋クリート』で第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、そのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4℃がついに映像化。映画『海獣の子供』が6月7日(金)より全国公開となる

この度、6月2日(日)に本作のスペシャルトークショーが行われ、18年公開の映画『リメンバー・ミー』で主人公ミゲル役の日本語吹替版声優に大抜擢され、本作でジュゴンに育てられた少年“海”を演じた石橋陽彩と、監督を務めた渡辺歩監督が登壇した。

目次

ららぽーと富士見×『海獣の子供』トークショー 概要

日時:6月2日(日) 14:00~14:45 イベント
場所:ららぽーと富士見 1F 屋内広場(埼玉県富士見市山室1-1313)
登壇者(敬称略):石橋陽彩(海役)、渡辺歩(監督)(予定)

会場のららぽーと富士見では、現在『海獣の子供』タイアップキャンペーンを開催中。GW期間中には「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」内の「お絵かき水族館」をジャックし、現在も『海獣の子供』展やエントランスや館内がラッピングされるなど、映画『海獣の子供』一色に染まった空間で、映画の見どころやアフレコ時のエピソードなど、濃密なトークを展開。 さらにイベントではのべ約2,000名以上が参加した「『海の生き物』作品大募集!」海獣お絵かきワークショップにて集めれられた、“海獣”や“海の生き物”をテーマしたイラスト作品の中から、石橋陽彩と渡辺監督が栄えある「優秀作品」も紹介した。

<登壇者コメント>

■キャスティングについて
渡辺監督:14歳という年齢感を、しっかりと表現できる人がいいと思っていました。“海”の声は、自然体で、全体を包み込むような優しさが欲しいと考えていて、『リメンバー・ミー』の石橋さんの声を聞いた時に、この人しかいない!と思いました。違うキャラクターなのに“海”として聞こえてくるんです(笑)良い意味で、不安定さや儚さがあって、声に惚れ込みました。

 

■役作りについて
石橋:“海”のやわらかい感じが自分に合っているのかなと思いましたが、海”は喜怒哀楽が豊かで、表情がコロコロ変わるので難しかったです。明るいところは声のトーンをあげたり、かっこいいシーンはクールに決めてみたり、声のトーンにこだわって演じました。

■アフレコについて
石橋:ピリピリと、良い緊張感がありました。音もなくて、ほかの出演者の方の声も入っていなかったので、怖い部分もありました。監督がブースの中にいてくださって、自分の思う“海”と監督の思う“海”がだんだん重なり合って、一緒にキャラクターを作っていくことができました。

渡辺監督:映画全体の一発目のアフレコだったので、模索しながらの作業でした。最初にブースに出たり入ったりしていたのですが、邪魔になってもいけないし、横に並んで、ダイレクトに声を聞けたのも嬉しかったので、ずっと中にいましたね。ブースに入るスタイルも石橋さんの時に確立しました。石橋さんの声が基準になってくれたので、キャスト全体のアフレコがうまく進みました。

 

■日本のアニメーションと海外のアニメーションの違いは
石橋:海外のアニメーションに参加した時に感じたのは、吹き替えだったので英語のセリフの長さに日本語を合わせていくことが難しかったです。

渡辺監督:根本的なところは一緒で、世界共通の表現方法だと思います。日本のアニメーションは非常に可能性を秘めているので、若くして才能に恵まれた石橋さんと共にもっと海外へ進出していくべきですね(笑)

 

ストーリー
光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。
巨大なザトウクジラは“ソング”を奏でながら海底へと消えていく。
<本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。

自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。そんな琉花が、父が働いている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいた時、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年“海”とその兄“空”と出会う。

琉花の父は言った――「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」

明るく純真無垢な“海”と何もかも見透かしたような怖さを秘めた“空”。琉花は彼らに導かれるように、それまで見たことのなかった不思議な世界に触れていく。三人の出会いをきっかけに、地球上では様々な現象が起こり始める。夜空から光り輝く流星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動を始めた。そして、巨大なザトウクジラまでもが現れ、“ソング”とともに海の生き物たちに「祭りの<本番>が近い」ことを伝え始める。
“海と空”が超常現象と関係していると知り、彼等を利用しようとする者。そんな二人を守る海洋学者のジムやアングラード。それぞれの思惑が交錯する人間たちは、生命の謎を解き明かすことができるのか。
“海と空”はどこから来たのか、<本番>とは何か。

これは、琉花が触れた生命(いのち)の物語。

 

タイトル:『海獣の子供』
原作:五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX刊)
キャスト:芦田愛菜 石橋陽彩 浦上晟周 森崎ウィン
稲垣吾郎 蒼井 優 渡辺 徹/田中泯 富司純子
監督/渡辺 歩 音楽/久石 譲 キャラクターデザイン・総作画監督・演出/小西賢一 美術監督/木村真二 CGI 監督/秋本賢一郎 色彩設計/伊東美由樹 音響監督/笠松広司 プロデューサー/田中栄子
アニメーション制作:STUDIO4℃
製作:「海獣の子供」製作委員会
配給:東宝映像事業部

公式サイト:www.kaijunokodomo.com
公式twitter:@kaiju_no_kodomo
コピーライト:(c)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

6月7日(金)より全国ロードショー

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