『怪獣ヤロウ!』のトークイベントが2月20日に都内映画館にて実施され、主演のぐんぴぃをはじめ、清水ミチコ、八木順一朗監督が登壇した。
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「春とヒコーキ」のぐんぴぃが映画初出演にして主演を飾る映画『怪獣ヤロウ!』。監督は、株式会社タイタン社員の八木順一朗が務める。
怪獣映画が大好きなだけの、なんの役にも立たない地方公務員・山田に突然課せられたのは、市を盛り上げるための特大ミッションだった。果たして彼がとった前代未聞の大作戦とは。
大勢の観客で埋まった会場内には2回以上鑑賞したというリピーターが多数来場。中には10回観たという熱心なファンの姿もあるなど、熱気あふれる雰囲気だったが、そんな中で清水が「どこが良かったの?」とツッコむと会場は大笑い。客席には清水が演じたキャラクター・市長の応援うちわを掲げる観客の姿もあり、清水も「はじめて見た! うれしいですね」と笑顔を見せた。
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本作は八木監督の故郷である岐阜県関市で撮影されたが、実は清水も同じ岐阜県の出身。「わたしは高山市の方の出身なので、お話をいただいたときは、少しでも岐阜のために役に立てるのかなと思って出演したんですけど。こんなにいい作品になるとは思わなかった」とぶちまけて会場を沸かせつつも、「映画を観たらぐんぴぃさんのファンになりました。この映画にピッタリだし。すばらしい」とすっかり映画を堪能していた様子。その言葉を聞いたぐんぴぃも「うれしいなぁ」としみじみかみ締めた。
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さらにヒットを記録し、今後の続映も決定している本作について清水が「低予算で頑張ったね。低予算の怪獣映画をヒットさせたし、ご当地映画としても関市に行ってみたいなという気持ちにもなる映画だと思った」と称賛の声を八木監督に送ると、「そうですね」とうなずいた八木監督。それには清水も「自分でそうですねって言った。普通は謙遜するのに」と笑いながらツッコむひと幕も。
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そんな中、思い立ったように客席に向かって「岐阜出身の人はいますか?」と問いかけた清水。すると隣り合わせたふたりのお客さまが挙手。その流れで「どこの出身なんですか?」など客席とのやり取りを楽しんでいた清水だが、実はこの隣に座っていた岐阜出身のふたりが一緒に来ていたわけではなく、まったくの他人であったことが発覚。この驚くべき偶然に、登壇者たちも「すごい!」と大盛り上がりとなった。
市長の役づくりについて質問された清水は「役づくりといえば、(市長室に飾られている)歴代の市長の写真が出てくるシーンですよね」と明かすと会場はクスクス笑い。その写真が映し出されていたのはほんの少しだけではあったが、「撮影は時間がかかりましたね」と語る清水。
実は市長室に飾られている写真に写っていた5人の歴代市長、そのすべてを演じていたのが清水だったのだとか。「もともとは清水さんの画像を加工して、ああいう一族をやりたいなと思ったんですけど、それよりも実際に清水さんにお願いして、実際にやっていただいた方がいいんじゃないかと思ってお願いした」とその理由について明かした八木監督。
その提案には清水も乗り気で、「面白かったですね」と笑顔を見せると、「もともと雑誌で有名人の顔の真似の連載もやっていたこともあったんですけど、やはり加工をすると急にユーモアがなくなってしまってしまう。むしろ似てなくても、人間が一生懸命頑張っている方が笑いが出るんですよ」と明かした。
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なお清水によると、歴代の市長にはそれぞれに裏設定があったそうで、「浮気が発覚して失脚」「ワイロで捕まって失脚」「パワハラで失脚」「下着泥棒で失脚」「失言で失脚」と、市長一族全員が「失脚」という末路をたどったということが明かされると、清水と「よく続いたもんだよね」と言い合いながら会場は大笑い。
八木監督も「清水さんがいろいろな表情を考えてくださって。それでどんどん魅力的なキャラクターになっていったかなと思いますね」と清水に感謝の思いを伝えると、ぐんぴぃも「CGを使わないというのは、映画のテーマにもかかわるところはありますよね」と感心した様子で付け加えた。
そしてその後はお客さまからの質問コーナーに。「ロケ中に美味しかったご飯は?」という質問が寄せられたぐんぴぃは「うなぎを食べるシーンがありましたけど、関の老舗の店の大将がつくってくれたもので。映像で使うものなので冷えてしまったんですけど、大将がこんな冷えたのじゃ駄目だと。アツアツのうな丼で、これで撮ってくれと言ってさばきはじめてくださった。それが美味しくて、迫力のシーンになった」と述懐。
『ゴジラ』シリーズをはじめとした特撮ファンだったという八木監督だけに、歌舞伎町のシンボルともいうべきゴジラヘッドのお膝元であるTOHOシネマズ新宿で本イベントができたことに「ここで舞台あいさつをやらせていただけるのは本当にうれしいですね」と感慨深い様子。ぐんぴぃも「この映画は特撮映画でもありますし、ご当地映画でもあるので、関市に実際の舞台があったりもします。もし岐阜の方に行くことがありましたら、いろいろとコラボなどもやっているようなので、ぜひ行ってみてください」と語ると、清水も「ご当地映画ということで、ぜひ岐阜にも遊びに行っていただきたいですし、八木さんの先見の明というか、あの低予算でこれだけのものがつくれるんだということは、いろんな若い人の背中を押したことにもなると思いますので、ぜひ皆さんも宣伝してください」と会場に呼びかけ、賑やかなイベントは幕を閉じた。
公式サイト:kaijuyaro.com
公式X:@kaiju_yaro
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